約 859,811 件
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2118.html
ウサギのナミダ ACT 1-7 □ 翌日の日曜日、俺はやはり迷いながらも、ゲーセンに向かった。 井山と会って話をするためだ。 奴に会って話をしないことには、状況は何も進展しない。 ティアは渡せないが、雑誌にティアのあんな画像を載せることはやめさせなくてはならなかった。 井山と連絡を取ろうと思ったが、奴とは昨日のゲーセンで会ったのが初対面だった。 結局、俺はゲームセンターに行かなくては、井山と話も出来ないことに気が付いた。 念のため、ティアはおいてきた。 正直、ティアの落ち込みようは心配だった。一緒にいてやりたい。 だが、連れていって、またティアが傷つく姿を見るのも嫌だったし、井山に無理矢理奪い取られないとも限らない。 店の連中が来ていたら、それこそ無理矢理に奪われるだろう。 だから、俺一人で来ることにした。 俺はゲーセンに入ると、まっすぐに武装神姫のコーナーに向かう。 俺の姿を認めて、店内が少しざわめいた。 かまうものか。 店に来なければ、果たせない用事なのだから仕方がない。 大城が俺の姿に気がついて、すぐに寄ってきた。 「おい、遠野……しばらく来るなって……」 「井山は来ているか?」 大城の言葉を遮って尋ねる。 奴の名を聞いて、大城も理解したようだ。 「いや……まだ来ていないな……」 「昨日は来ていたか?」 「来た。お前が帰った後にな」 「じゃあ、今日も来るだろう……少し待つか」 「いや、待つって、お前よぅ……」 大城が口ごもる理由はよくわかっている。 そうでなくても、俺に向けられた視線は痛いほどに感じられる。 俺はよほど歓迎されていないらしい。 「井山とは、ゲーセンで会う以外に連絡の取りようがない。バトルするわけじゃないんだ。大目に見てもくれてもいいだろ」 「だけどよ……」 「どのツラ下げて、店に来た? 黒兎よ」 ハウリン・タイプの神姫を肩に乗せた男が、割り込んできた。 「ヘルハウンドの……」 「お前は出入り禁止のはずだろう」 「奴に……井山に話があって、」 「帰れよ。お前がいるのが、迷惑なんだ。そう言わないとわからないか?」 ヘルハウンドのマスターには取り付く島もない。 俺は急に悲しくなってきた。 ついこの間まで、バトルをしようと誘ってくれた奴だったのに。 こんなにすぐに、手のひら返したように、冷たい態度がとれるものなのか? あんたは、俺達の戦いの何を見てきたんだよ? 俺が一瞬、物思いに沈み、気がついたときには、バトルロンドのコーナーに来ているほとんどの客が俺に向かって罵声を投げていた。 「そうだ、帰れ帰れ!」 「お前なんかにバトルする資格はねぇ!」 「お前の汚れた神姫もだ!」 「迷惑なんだよなぁ、風俗の神姫の仲間と思われるのはさぁ」 「ていうか、ここに来ないで、風俗にでも行ってろよ」 「もう二度と来るな!」 こんな罵声を浴びせられる理由がわからない。 納得が行かない。 それでも、俺は叫び出したい言葉を飲み込んだ。 罵声を、甘んじて受けた。 そうしなければ、すべての道が閉ざされてしまうと思った。 拳を固く固く握りしめ、歯を食いしばって耐える。 俺は意志を振り絞って、固まってしまっていた両脚を引き抜くようにして、いまだ口汚く罵り続ける連中に背を向けた。 脇にいた大城に、 「奴が来たら、電話くれ。頼む」 「あ、あぁ……」 大城は頷いてくれたらしい。 今の一言を言うだけでも、重い口を懸命に開く必要があった。 俺はやっとのことで、ゆっくりと店の出口へと歩み始めた。 聞こえた言葉。 「あんな精液まみれのエロ神姫、使う気が知れねぇよなぁ!」 どっと、受ける気配。 俺の中でなにかが。 切れる、音がした。 怒りとか、悲しみとか、そう言う気持ちを踏みつぶして通り過ぎた、行きすぎた負の感情。 それが、心の奥から、どばっと噴出した。 真っ黒い感情は、タールのように粘液質なのに、あっと言う間に俺の心を塗りつぶした。 俺は身を翻すと、先ほどの言葉を発した一団に飛び込もうとした、らしい。 それが未遂で終わったのは、大慌てで後ろから追いすがった大城が、羽交い締めにしてくれたからだった。 「はなせっ! 大城、はなせぇっ!!」 「バカ、やめろ、遠野! やめろって!!」 押さえてくれた大城の腕から逃れようともがいた。 しかし、頭一つ分背が高くて体格もいい大城に、かなうはずもない。 身体はあきらめたが、心は前に出ている。 俺は今にも飛びかかりそうになりながら、先ほど笑った連中を睨みつけた。 視線で人を殴れたらいいと、本気で思った。 「ふざけるなよ……!!」 低く暗く、震え、かすれた声。呪いを吐き出しているような声。 「神姫は……! 神姫はマスターを選べないだろうが!! 神姫に身体売らせて金を稼いでいる奴も、金で神姫を汚して悦んでいる連中も、みんな人間じゃないか!! マスターが命令すれば、神姫は嫌でも、どんなことでもしなくちゃならない。 神姫に何の罪がある!? 何度も何度も心を引き裂かれるような思いをして……傷ついているのは神姫だ! それなのになんだよ!? 追い打ちをかけるみたいに、勢いで罵声を浴びせて、おもしろ半分にあざ笑って…… お前ら、それでも人間か!? それが人間のすることかっ!!!」 口にしてはじめてわかった。 俺が許せなかったのは、俺たちがバトルできなくなることでも、俺が痛い思いをすることでもない。 ティアを無神経に傷つける行為が許せなかったんだ。 その場にいた誰もが口をつぐんでいた。 俺はさらに言葉を重ねたかったが、うまく口から出てこない。 心の底からマグマが吹き出すように煮え立っているのに、表層の意識は、いまの言葉を放ったところで、奇妙に冷静になっていた。 そうだ。こんな連中は人間じゃない。 ならば、ここは俺のいる場所じゃない。 俺が異物であるのも当然だ。 俺の身体から急速に力が抜けた。 大城の腕を振り払い、うつむきながら立つ。 「もう、二度と来ない」 吐き捨てるように言って、俺はきびすを返した。 さっきまで脚を動かすのに苦労したのが嘘のようだ。 俺はしっかりとした足取りで、足早に出口へと向かった。 一刻も早く、この店から出たかった。 未練さえ、欠片も残っていない。 もうこの店でバトルする事もない、という感傷さえ思い浮かばず、俺は自らの意志で、この店との関わりを切り捨てた。 それで、自らの夢が絶たれるのだとしても。 俺が店から出ると、三人の男がこちらに向かってくる姿が目に入った。 冷えていた俺の心の水面が瞬時に沸騰した。 俺はその男たちに駆け寄ると、真ん中の太った男の胸ぐらを掴みあげた。 「井山……っ!」 「おや、君は……ひゃはっ、どうしたんだい? そんなに怖い顔しちゃって」 おどけたような口調で言う。 からかっているのか。 こっちが完全に喧嘩腰だというのに、奴は全く動じていない。 「貴様……どういうつもりだ……」 「ん? なにが?」 「ティアの……あんな姿の画像を雑誌に載せるようにし向けたのは、貴様だろうっ……!」 「ああ、君も見てくれたんだ? よく撮れてただろ? アケミちゃんのエロエロな格好がさぁ」 こいつは自分がティアの画像を提供したことを否定さえしない。 まったく悪びれていないのだ。 俺は、井山の胸ぐらを掴む手に、さらに力を込めた。 井山の取り巻きの二人は、最初は俺の出現に驚いていたようだったが、井山が俺に絡まれていても、止めようともせずにニヤニヤ笑っているだけだった。 「よくも……自分がオーナーになりたい神姫の……あんな画像を……公表できるもんだな……」 「あんな画像も何も……アケミちゃんは、はじめからああいう神姫だろ?」 「貴様はっ……! 神姫の気持ちを考えたことがあるのかっ!?」 「神姫の気持ち?」 井山はさも不思議そうに首を傾げ、そして、こうのたまった。 「そんなの、考えるわけないじゃん、おもちゃの気持ちなんてさぁ! そんなこと考える方がおかしいんじゃないの?」 「な……」 「アケミちゃんは、ああいうことをされるために生まれてきた神姫なんだよ。そういう運命なんだよ。だから、無理矢理バトルロンドで戦わされるより、ボクに奉仕している方がよっぽど似合ってるよ」 「なにが……運命だっ……!」 俺は頭がおかしくなりそうだった。 俺が今まで出会ってきた武装神姫のオーナーたちは、程度の差こそあったが、誰もが神姫をパートナーとして大切にしていた。 だが、こいつは何だ。 平気な顔で神姫にひどいことができる。そして、神姫はそうされることが当然だなんて……そんな奴が神姫のオーナーであっていいのか。 「だからさぁ、さっさとアケミちゃんを譲りなよ」 「なにを……」 「だって君、いまバトルロンドできないだろう? アケミちゃんみたいな神姫じゃ、誰もバトルしたくないよね」 「……」 「君の好きな神姫を買って、アケミちゃんと交換してあげるよ。そしたら、君はバトルロンドにまた参加できる。ボクはアケミちゃんとイイコトできる。それが一番いいんじゃない?」 その話に一瞬でも心が揺れなかったと言えば、嘘になる。 このままじゃ、俺達は前にも後ろにも進めない。 だが、しかし。 「貴様……ティアを……手に入れたらどうするつもりだって……?」 「決まってるじゃないか。可愛がるんだよ! 雑誌の記事みたいなことをしてさ、毎日毎日、こってりとね。ひゃはははは!」 「そんなことをしたら、ティアは苦しむばかりじゃないか!」 「あったりまえじゃないか。アケミちゃんはさぁ、苦しんでる姿が一番可愛いんだよ。そういう神姫なんだよ、こってり可愛がられるために、生まれてきたのさ、きっと」 話が通じていない。 俺とこいつの話は、根本から食い違っている。 神姫が苦しむ姿が、一番可愛いだと……? 「……ふざけるなっ!」 俺は井山を突き飛ばした 俺の乱暴な行為も意に解せず、奴は余裕の態度を崩さない。 「貴様の様な奴に……ティアを渡せるもんかよ!!」 「ふふん、そう言っていられるのも今のうちさ」 「……なにを」 「あの雑誌の編集者がさぁ、ボクが持ち込んだ企画、気に入ちゃってねぇ。 また、今週発売の号で、載るよ。今度はもっとエロいのがね!」 なんだと。 こいつは、この間のだけでは飽きたらず、まだティアを貶めようと言うのか。 「やめろ……これ以上、ティアを傷つけるな、苦しめるなっ!!」 「やだね。これからもまだまだ載るよ? そうしたらそのうち、アケミちゃんでバトロンどころか、連れて歩くこともできなくなるよね! ひゃはははは!」 「そんなの、お前だって同じだろ」 「ボクはいいんだよ。だって、アケミちゃんを外になんか連れ出さないで、ずっとボクの部屋で、こってりと可愛がるんだからね」 俺の脳裏に、ティアの顔が思い浮かんだ。 あの時。はじめて公園に連れていったあの日。 ティアはその広さ、明るさに驚いていた。 はじめてレッグパーツを装着して、公園で走ったとき。 ティアはとても嬉しそうに笑っていた。 笑っていたんだ。 それを奪われるのか。 こいつの元に行ったら、ティアは二度と外の風を感じることもなく、薄暗い部屋の中で、ただ怯え、苦しみ、泣き叫び、心が磨耗していくだけの日々を送るっていうのか。 そんなことは、どうしたって……許せるはずがない! 「渡さない……どんなことがあっても、ティアは決して渡さない!」 「いいや、いずれきっと、君はボクに泣きついて来るさ。だってバトルもできなきゃ、外に連れ出すこともできなくなるんだからね! ひゃははは!!」 井山の高笑いに、俺はせめて睨みつけることで、反抗するしかなかった。 正直、奴の話には現実味があった。 ティアを俺の神姫として活動する方法を、今の俺にはまったく思いつかない。 俺はまた、拳を強く握りしめ、耐えるほかにはなかった。 「そうそうこれ……」 井山はポケットから一枚の紙片を取り出し、俺に差し出した。 「ボクの連絡先だよ。アケミちゃんの件なら、いつでも連絡していいからさぁ」 俺の目の前にいる三人が大笑いした。 俺は……どうすることもできなかった。 無力だった。 この連中のいやらしい笑い声すら止めることはかなわない。 せめてできることは、井山が差し出した名刺をたたき落とし、走ってその場から逃げ出すことくらいだった。 後ろから井山が何事か言ったようだったが、よく聞き取れなかった。 情けなかった。悔しくて、頭に来てもいたが、結局何もできない自分が一番腹立たしい。 あんな奴に好き放題言わせて、それでも何もできずに見ているしかない俺は……なんと情けない男なのだろう。 裏通りの路地。 俺はいつしか立ち止まっていた。 「お、お、おおおおおおぉぉっ!!」 吠えていた。 負け犬の遠吠えだ。 吠えながら俺は、路地の薄汚れた壁に、拳を叩きつけた。何度も何度も、力一杯叩きつけた。 やり場のない負の感情を、壁に向かってぶつけていた。 なんだか、殴りつけている壁に赤い染みが出来はじめた。 叩いている右の拳の感覚がない。 時々、手の指あたりから、鈍く嫌な音が聞こえた。 だが、無視した。 俺は壁を叩くのをやめなかった。 ただひたすらに、その行為に没頭していた。 いつまでそうしていただろう。 「っておい!? 遠野!! おまえ、ちょ……なにやってんだ!!」 野太い大声が俺を呼ぶ。 そして、ひたすらに動かしていた右腕を、力任せに掴んできた。 「はなせ!! 大城っ!」 「バカ!! 手が血塗れじゃねぇか!! いてえんだろうが!」 「こんな痛み、ティアが受けた痛みと比べようがないっ!!」 それでも大城は、俺の右腕をがっちりと掴んで、放さないでいてくれた。 「遠野、お前……」 「それでも……おれは……ティアの痛みを分かちあってやることさえ出来ない……あいつの涙を、止めてやることさえ出来ない……おれは……おれは……っ!!」 もう言葉にならなかった。 俺は狂ったように慟哭した。 次へ> トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/75.html
武装神姫のリン 第7話 「ティアVSジャンヌ」 私の名前はティア。愛するご主人様の所有物。 武装神姫ですわ。 で今日はアーンヴァルの基本パーツの1つ。 大口径ブースターの出力を強化した先行試作モデルをいただいたので、その調整と試運転を兼ねて近所の公園で飛行中です。 そのためにご主人様が見ていないうちに辺りのカラスや鳩をレーザーライフルで追い払ったのでいま空に私をさえぎるモノは存在しません。 なんて空を飛ぶのは気持ちよいのでしょうか?? お姉さまにも体感させてあげたいくらいです。 おや、あそこに見えるのは豪華なドレス。 しかしそれを身にまとうのは"ぽっちゃり"と言うのさえも、お世辞にならないくらいに丸々太った体躯。 全くもって美しくありませんわ。 私の瞳はあののような"物体"を映すために存在しているわけではありません。 早めに私の視界から消えていただくことを望みます。 よって威嚇射撃敢行、もちろん直接当てるわけではありませんので問題になることは無いでしょう。 そうして私はレーザーライフルをあの物体の足元に照準を合わせ、出力30%で発射。 いきなりアスファルトが光ったことでアレは逃げ出すはずでしたが、 いきなり黒い服を着たSPらしい人が集まってきました。 どうやら暗殺かなにかと勘違いしたらしいです。 私は面白くなかったのでご主人様の元へ帰ります。 そのときは気付きませんでした。アレがあんな人物だとは…… 俺はリンを定期健診に預けて今日はティアと2人で公園へ、というのもあのリンのレッグパーツのシリンダーを手がけた友人の会社の改良ブースターの先行試作販売型(ライセンスはもちろん取得済み)の試運転に連れてきている。 今日は4月5日。絶好のピクニック日和だ。 もちろん空を飛ぶにもとてもいい天気。 なのだが、ティアのヤツがちょっと目を離した隙に高く飛んで行ってしまった。 で探しているとなぜかレーザーライフルを抱えているのが気になったけども、無事に戻ってきた。 それまでは良かったのだけど…その数秒後俺たちは黒ずくめの男達に囲まれていた。 「あなたですのね!この私、鶴畑3兄妹の1人。和美に銃を向けた愚かな神姫のマスターは?」 後から現れたドレスを着たというより着られている感じのピz…もとい少女が声を発する。 「は???」 俺はわけがわからないので反応が出来ない 「ですから私にレーザーライフルを向けただけでなく、発射したのですよ。」 「……マジ?」 俺はティアに確認する。 「?? 私は見るに耐えない不快な物体に視界からはやく消えて欲しかったから威嚇を行っただけですのよ」 おい…ティア。それが原因なんだよと言う間もなく、俺は意識を失っていた。 俺が目を覚ますとそこは近所のセンターと思われる建物の個室、大会で使用される選手控え室だろう。 しかも俺は手首足首をベルトでイスに縛られている。全く身動きが出来ない。 辛うじて動く首を真横に動かす。左右にはあの黒ずくめの男が立っている。 しかもその手には拳銃が握られている……俺、もうだめなのカナ? カナ? 突然扉が開くとそこにあの少女がいた。その側近らしき男の手に握られるのは鳥かご。 その中にティアがいた、しかもうつぶせに倒れている。 まさか電気ショックでも食らって再起不能なんてことは…やばいのは俺も同じか… 俺の脳裏に最悪の結果が再生される。 「俺たちを処分しようってか・・・・・」 がそれに反した答えが帰ってきた。 「ここで今からバトルを行います。 感謝しなさいな、普通私に銃を向けた神姫ごとき解体処分が当然なのですが……私は慈悲深いのですよ。」 「??」 俺もティアも首をかしげる。 「そこでです、私にショーを見せてくださいますか?」 「ショー?」 「そうです、貴方の神姫に私の神姫『ジャンヌ』そしてその手足となる部隊の神姫たちと戦っていただきます。」 「なっ、1対多数だと!!」 「そうです、そこであなたの神姫がズタボロにやられる瞬間をその目に焼き付けていただきます。今回はそれで許して差し上げますわ」 「……そこのメス豚。こっちを向きなさいな」 突然ティアが起き上がってあの少女を又しても挑発を、いや明らかに侮蔑をこめてそう呼んでいる。 「な、なんですって今すぐスクラップにしてあげましょうか?」 「そのショーの主演、受けて差し上げますわ」 「あら、思ったより素直ですのね。よろしい。まあ貴女の声を聞くのはコレが最後になるでしょうけど」 「ただし、条件が1つ。 私が勝者になれれば私とご主人様を開放し、拘束した賠償金をいただきますわよ」 「……いいでしょう、いちおう聞いてあげます、いくら欲しいのかしら?」 「100万。」 「………わかりました、たとえどれほどの額を要求されてもそれが手に入ることは100%ありませんから。」 「で、相手は何体ですの?」 「そうですね、13体でしょうか?多少増減すると思いますが」 「わかりましたわ、ご主人様を離してくださいますこと? セッティングはご主人様にしか許してないのですけど」 「ではショーの開始は15分後ということで、せいぜい生き残るすべを考えてなさいな」 そうして彼女は部屋を後にする、そして側近によりティアの入れられた鳥かごとパーツ(いつも大会に持っていくバッグにはいっているのでこの場合はバッグと呼んだほうが良いのか?) が拘束を一時的にとかれた俺に渡される。 そうして俺はティアにありったけの装備をつけ、さながら重爆撃機のようなシルエットになったティアに全てを託した。 俺はフィールドが良く見える台の上にイスごと括りつけられフィールドを見下ろすことしか出来ない。 そしてティアと敵の神姫がステージに上がる。 普段は神姫が2体しか存在し得ないフィールドに今は神姫が14体存在している、しかも最初からティアを13体の神姫が取り囲んでいる、面子は今まで発売されたモデル全て。 それにまだ未発売の騎士型の「ジャンヌ」が加わっている。 そしてショーと言う名の公開処刑が始まった。 しかし、そのとき俺はこの公開処刑を影から見つめる1人の少女のがいることに全く気がつかなかった。 アーンヴァル部隊のレーザーライフルによる4方向からの一斉射撃。 改良ブースターの力でギリギリそれを回避するティアに次はマオチャオとストラーフが2対ずつ襲い掛かった。 各々接近戦用の武装である爪やクローでティアを護る追加装甲版を次々とえぐっていく。 がティアはブースターを100%の出力で開放。敵の神姫ごと思い切り壁にぶつかる。 そうしてティアと壁の間に挟まれた2体が沈黙した。 一方のジャンヌはというと、動くはずが無い。 アレは部隊指揮をつかさどるのだろう。 もしくは軍の大将にでもなった気分でいるのか、手にした剣を地面に突き立て事態を静観している。 壁にぶつかったティアが動き出すより早くハウリン部隊とアーンヴァル部隊の砲撃が次々とティアの装備を破壊していった。 そうして巨大MAを模して構成したパーツは全て破壊されたかに見えた。 だがティアはあきらめていなかった。 破壊された翼を壁にして砲撃を防ぎ、あとは残った火器を全て自動砲撃設定で動き回る。 自動砲撃設定はティアが以前から持っていた能力だ。 レーザーライフルがランダムに最大出力のレーザーを乱射する。ライフルが焼き切れるまでの間になんとか3体のハウリンを葬った。 役目を果たしたライフルを捨て、そのままマシンガンやバルカンで弾幕を張りつつティアは必死に逃げる。 だが奮戦も束の間、ティアは持てる全ての外部装甲および銃火器を破壊されたのだろう、アーンヴァルの砲撃が止んだのだ。 しかし煙が晴れた場所、ソコには背後にあったビルの残骸と、それにのしかかられるようになったパーツの山があったがティアの姿は見えない。 その時点で正常稼動している神姫は8体。 砲戦主体のアーンヴァル3体にマオチャオ2、ストラーフ2。 そしてジャンヌという内訳だ。 ティアの姿が確認できていないというのにジャンヌは眉ひとつ動かさない。 そして本体のみの姿となったであろうティアを残りの神姫に探させる。 が一向に見つからない。さすがに和美は我慢ならなかったのか声を張り上げる。 「ジャンヌ! 貴方の技でその残骸を吹き飛ばしてしまいなさい」 「…了解」 そうしてやっとジャンヌが動き出す。そして残骸の目前まで来ると手に持った剣を構え、一気に振り下ろす。 衝撃波が生まれ、残骸を一気に吹き飛ばす。 がソコにはティアの姿はなく、 「フ……ドコを見てらっしゃるのかしら?」 ドコからとも無くティアの声が会場に響く。 そしてその声の出所をジャンヌが割り出す前に仲間であったはずのマオチャオが突進してきた。 「ぐぅ…なぜ」 ジャンヌがまだそのダメージから復帰しないうちにティアが姿を現す。 その手には3つ又の鞭。 「やっと出したか」 あの鞭は普段リンやティアが愛用している対"G"武装の1つで、あのとても俊敏で変幻自在の動きをする"G"を確実に捉え、粉砕する。 そしてティアの鞭さばきはリンのそれを超えていた、あれなら神姫相手でも十分に通用しそうだと踏んだ俺はアレに賭けたのだ。 元々、ティアの戦闘スタイルはあのようなゴテゴテ装備での乱戦ではなく、リンと闘った時の様な本体の身体能力(あのときは違法レベルだったが)とさまざまな武装によってわずかな敵の隙を突くスタイルだ。 そのために俺は敵の頭数を減らすためにあんな超重装備でティアを送り出したのだ。 先ほどのマオチャオの突撃は鞭を脚に巻きつかせ、反応されるより早くジャンヌに向けて投げ飛ばしたのだろう。 特別製のジャンヌは無事でもマオチャオの装甲は通常のモノ、あの衝撃には耐えられない。 そうしてやっと敵の数が半分になった所でティアの本当の力が発揮される。 ティアが今頼りに出来るのはあの鞭、そして左右の腰に備え付けられたライトセイバー2本、そして左腕にあるシールド1つ。 それでもティアはザコの神姫を次々と葬っていく。 ジャンヌがダメージを受けてからそいつらの動きが鈍くなっている。ソレを見ればいくら俺でもどういうことかは想像が付く。 ジャンヌ以外の神姫はジャンヌの命令によって動く人形だ。そして今のジャンヌは先ほどのダメージによってその命令を送る回路に不具合が発生したのだろう。 それならティアがやることは1つ。 ジャンヌに攻撃を加えればいいのだが………ティアさん??? 貴女は何を?? ティアはひたすらに鈍くなった(とは言えサードリーグなら3回戦には進出できるぐらいのレベルだと思う)神姫を1対ずつ破壊していく。 「ウフフ…こうやって鞭で敵の神姫を倒すのって、カ・イ・カ・ン☆」 どうやらも俺が何を言っても無駄らしいです、勝てるなら早くやっちゃってくださいティアさん(泣) そうして鞭1本でザコ神姫を全て粉砕して、ティアがジャンヌと対峙する。 「あんなオモチャで私の相手が務まるとお思いでしたの?」 そうして勝ち誇るように和美に向かって言う。 もちろんあちらさんの怒りはピークに達していたのだろう。 「ジャンヌ! モードを軍神から騎士に変更。そいつをバラバラにして差し上げなさい!」 「了解」 ジャンヌの雰囲気が変わる、側近の男がコンテナらしきものをフィールドに投げ入れ、ソコから強化装甲、そしてとても長大なランスが出現した。 ソレを空中で受け取り、瞬時に装着するジャンヌ。 本気だと悟ったティアは気を引き締める。 敵はランスを構えて一直線に突っ込んでくる。ティアはソレをかわすが、ランスはすぐに方向を変えて追ってくる。 あの重量の武器を受け止めることは叶わないと悟ったティアは1度距離をとろうとするがソレを許す相手ではない。 なんとかシールドでランスをそらす。だがシールドにはそのたびにヒビが走る。 そうして5度目の攻撃をそらしたときシ-ルドが瓦解。 しかしティアは逃げない。敵の懐に入り込む。 「戦闘経験が少ないのかしら、大振りすぎでしてよ」 そのまま敵にタックルを食らわせる。 敵がランスを手放したのでライトセイバーでソレを切断。 次に本体を、と思ったがそれは敵の剣に防がれる。 さすがに騎士型というわけか、剣技はティアのそれを上回る。 剣1本に対してライトセイバー2本でもティアは押され気味だ。 「騎士をなめるな!」 そうして一閃で両手のライトセイバーを弾かれた。 「すぐに終わらせてやる」 もうティアに後は無いと思われた。 「終わるのは貴女のほうでしてよ」 ティアがジャンヌに飛び掛かる。 「そんなに頭を割って欲しいか!」 ジャンヌの剣がティアの頭部をヘッドギアごと切断せんと迫る。 俺は叫びたかった、でもソレが出来なかった。そうしてティアの頭に剣が触れる 「…だから、大振りはだめだと言ったでしょうに」 その直前に ティアの手首から伸びた糸がジャンヌの両腕を切断していた。 そのままティアはジャンヌの身体を押し倒してマウントポジションを取る。 そして剣を取り上げて突きつける。 「チェックメイト。ですわね」 そうして和美に同意を求める。 「キーーーーー、お好きにしなさい! 小山、ジャンヌを回収、あとは放って置きなさい。 あの小切手は男の足元に、帰りますわよ!」 彼女はとても腹を立てた様子でバタバタと足音を立てて帰っていった。 って、小切手はいいから俺の猿轡をほどいて欲し、って何で首筋に手刀が…そのまま俺の意識は遠くなっていった。 「ずいぶんみっともない格好」 不意に懐かしい声が聞こえた。 「ふぁふぇ(誰)?」 猿ぐつわを解かれ、仰向けになった俺の瞳に写るのは……水玉パンツ 「水た……ぐふェェ」 声の主に思い切り踏みつけられたらしい。 「たとえ見えていても、それを口にするのはダメ」 「わかった、だから足をどけろ」 「…どうしようかな~」 そこにティアがやっとの思いでフィールドからこの展望席までやって来た、そして俺を見て一言。 「ご主人様は極上のMですのね」 ち、ちが。 だから何でそこで踏みつけた足をぐりぐりしますかな、コイツは。 「あ~~分かりました、茉莉様、足をどけてくださいまし」 そうしてやっと水玉パンツ…いや声の主、 『篠崎 茉莉』は足をどけてくれた。 とりあえず紹介しておこう。 彼女の名前は篠崎 茉莉 いちおう幼なじみになるのだろうか? 年は五つも離れているのだが小さい頃は近くの家には同年代の子がいなくて、いつも俺が遊び相手だった。 そのためか今では俺よりロボットなどに詳しく、神姫を買う最後の一押しをしたのは茉莉だ。 小さいころは俺をお兄ちゃんと呼んでくるたかわいいヤツだった。 ただ、小学時代に重い病気になり(俺は妹のようにかわいがっていたからほぼ毎日見舞いに通った)結果一年遅れで進学した。 よって通例なら今大学一年のはずだ。 しかし幼少時代の仲のよさ故か、厄介なことに両親同士で勝手に婚約が交わされていた。 俺がそれを知ったのは大学二年のとき。 確かに容姿は見栄えする方だし、スタイルも悪くない。 しかも基本的に俺を慕ってくれているがまだ俺には決心がつかない状態だった。 俺がなぜこの町にいるのか? と聞くと 「私、亮輔ん家に居候させてもらうことになったから、ヨロシク」 と、当然のように答えたので俺は思考は停止した。 「詳しくは家に帰ってから。ね?」 そうして茉莉は俺の腕を抱き寄せ、そのふくよかな膨らみを当ててきやがった。 「ご主人様、私たちというものがありながら、浮気だなんて(ニヤリ)」 周りの人からは「あんな見せ物になっていたうえに今度は痴話げんか、全く最近の若者は…」なんて視線が突き刺さる。 「だぁーーーーー、わかった、茉莉の話はレストランで聞く。それとティア、今日の騒動はお前が原因だ。だから予定していた買い物はお預け!」 「そんなぁ、100万も儲けましたのに、何故ですの?」 「何でも!! とにかくリンを引き取って、茉莉の話を聞いてからだ」 「じゃあ決まり、早く行こうよ」 そうして俺を引っ張っていく茉莉。 「ああん、ご主人様あぁ置いていかないでぇ~~」 出遅れたと思ったらしいティアが慌てて追いかけてきてジャンプ。 そのまま俺のかばんに潜り込んだ。 そうやって俺の人生で一番にぎやかで、心身ともに擦り切らせることになるであろう1年間が始まる。 ちなみにリンが俺に寄り添う茉莉を見た瞬間に目に涙を浮かべ、次の瞬間俺に鋭いビンタを食らわせたのもほんの序章にすぎないのだ。 ~燐の8 「ホビーショップへ行こう!」~
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2186.html
「――――ッ!!」 今度こそ飛鳥を捉えたかと思ったが、またしても手応えは無かった。 私の目の前にあるのは、外皮がコクリートが深々と抉り取られ、内部の鉄筋が露出している電柱だけだ。 それに此方の切先が命中する寸前に視界が白煙によって遮られ、現在もその煙は晴れずに、しかもレーダーが妨害されて電子的な索敵が行えなくなっている。恐らくスモーク弾とチャフを併用してバラ撒きつつ離脱したのだろう。 「子供だましを……」 急速上昇して効果範囲から離脱し、再度レーダーで飛鳥の機影を探す。陸戦ならまだしも、3次元空間を比較的自由に動ける空戦でスモークを焚いた所で一種の目くらまし程度にしかならないのは明白だ。 「……ちっ」 だがレーダーでは中々相手の機影を捉えきれない。恐らくはその運動性を生かして住宅の敷地内などを縫うように低空飛行しているのだろう。 しかし飛鳥型は最大速度では此方に大きく劣る上に、そのような飛行をしていては、この短時間に此方との距離を大きく取る事は出来まい。それに最初の逃走方向から大雑把な目的方向は予測できる。 「一瞬を見逃さずに……」 システムメモリの大半を目視を中心とする索敵に割り振り、鋭く目を配らせる。 ジリジリと時間だけが経過し焦りが募るが、このまま諦めてしまうわけには絶対にいかない。あんな破廉恥な物が私の手の届かない所に存在してしまうという事自体が大問題だ。更にもしもインターネット等に一度流出してしまったならばその回収・隠滅は不可能になり、私の人生は汚名に満たされた一生になってしまうだろう。 いや、私自身だけならまだしも、アキラまで汚名を被る羽目になったなら……私は…… 「――ヤツを絶対に、逃がしてたまるかッ」 一刻も早くヤツを発見する為に焦る怒りをねじ伏せ、ギリ、と唇を強く噛み締める。アドレナリンからの影響なのか、それとも屈辱からなのか、口の中に苦い味が広がり私を一層不快にさせる。 行幸と言うべきだろう。その時、民家の軒下を潜るように疾走していく飛鳥の姿が、私の目に飛び込んできた。 だが次の瞬間、ヤツの影はとある家屋に吸い込まれるようにして消えてしまった。そこは1区画まるごと1つの家になっているらしい、複数の平屋式日本家屋と多くの深緑が広がる、広大な邸宅だ。 そして上空で監視する事、数分。ヤツの姿は、何処からも出てこない。 「……つまり、あそこが本宅か」 ニヤリと、口端が浮き上がるのがわかる。 「――――フ、フフフフフフフフ」 ゆっくりとした動作で、先程磨耗したパイルバンカーに装填し、体制を整える。コキコキと指先が鳴り、アドレナリンが沸騰してくる。 「ブラッディィィ……ブレイクッ!!!!!」 飛鳥が消えた家屋の直上から、瓦を吹き飛ばし、木材を圧し折り、板を粉砕し、100万ボルトの稲妻のように突き抜ける! 「出て来い!…………跡形も残さず――破壊してあげるから」 もうすぐあの飛鳥を粉砕できるかと思うと、私の全身を禁断の果実を食したかのような高揚感が、ゾクゾクと駆け抜ける。 バラバラと粉砕された木材が散乱し煙が舞い上がる中、私はヤツの姿を追い求める。 「あら……。これはこれは、ごきげんよう。招かれざるお客様」 「ッ!?」 後ろからの突然の声に、反射的に振り向く。だが其処に居たのは飛鳥型の姿ではなく、こんな状況でありながら余裕を湛えた微笑を浮かべる、和装をした長い黒髪を持つ少女の姿だった。 ~ネメシスの憂鬱・ファイルⅩⅢ~ 「嗚呼これは失礼を。招かれざるお客様に対しても礼儀を尽くしませんと。 わたくしの名は『黒姫 鈴乃』。以後お見知り置きを」 そう一方的に名乗ると、優雅な動きで一礼する少女。 「しかしあいにくと、貴方には招待状は出してございませんの。 今なら何もなかったことにして差し上げますゆえ、お引取りを願えますかしら?」 微笑を浮かべたまま、氷のような瞳で見つめてくる少女。ただ佇んでいるだけなのに、その蒼い瞳からは凄まじい威圧感を感じる。 「――そんな物は関係ない。 私はただ此処に逃げ込んだ飛鳥型神姫の持つ、マイクロチップとデータを引き渡して欲しいだけだ」 だが……此処で怯む訳にはいかない。 「あら、そんな小鳥はここには居ませんわ。それとも此処に逃げ込んだという、確かな証拠でもありまして?」 「ずっと上空で監視していた。それにレーダーのログもある。これでは不足か?」 「えぇ、不足ですわね。 ログと言っても貴方の頭の中にある情報でしょう。貴方ご自身で改竄されてないとも限りませんからね。いきなり天井を突き破っておいでになられるような無粋な方など、とても信用出来ませんわ」 その飄々とした喋りに、私は不快感で一杯になる。だがその彼女の話し方は、私により以上の確信を抱かせる。この話の展開の仕方……いや、この話の逸らせ方はあの飛鳥と酷似している。 「――――埒が開かないようだ。此方は此処しか情報が無いし、貴方には真実を語ってくれる気は無いようだ」 「えぇ、そうですわね。それで、貴方はどうなさるおつもり?」 「……ならば、力ずくで探させて貰う!!!」 まずは邪魔な彼女を排除する為、翼下のハードポイントにセットされたスタングレネードをまとめて発射する。直撃すればスタンガンと同じように高圧電流が駆け抜け、たちどころに行動の自由を奪うだろう。 「――フ」 だが彼女は逃げる動き1つしないどころか、不適な笑みさえ浮かべながらその場に立っている。 「なにっ!?」 その理由はすぐに判明した。飛翔するグレネード弾が彼女に命中する寸前で全て爆発してしまったのだ。 そして次の瞬間には、側面方向から私へ向けて複数の銃弾が襲い掛かってくる。 「しまっ!?」 ギリギリの所で滑るように回避マニューバを行い、殆どの弾丸は回避したものの、1発が『レネット』の装甲に当たって1次装甲を突き破られてしまった。 「お嬢様には、指一本触れさせない」 「チッ……」 回避する為に気を逸らした隙に移動したのだろう。少女を守るようにその前に佇み浮遊する、1人の神姫の姿がある。 その神姫……顔からムルメルティア型と判断できる……は、自らの身長よりも長い大型の狙撃銃を持ち、足首からは光の翼のようなフライヤーフィンが煌めき羽ばたく様に展開している。恐らくはそれで浮遊をしているのだろう。 「先程のはサービスです。次は全て命中させてみせます」 だが面妖にも、その神姫は何故かロングドレスのメイド服を着こみ、頭にはご丁寧にカチューシャまで着けている。殺気に満ちた表情とは対照的でいささか困惑してしまう。 尤もそれが目的でそのような姿をしているのであれば、此方も油断するわけにはいかない。何しろ比較的低速とはいえ飛翔するグレネード弾を全て撃ち落したのだ。少なくとも、射撃の腕に関しては非凡といわざるをえない。 「アガサ、や~っておしまい」 「お嬢様、そのセンスは古いです……」 30年以上前の国民的?アニメのセリフに少し困惑した様子をみせながらも、両手で抱えるように所持していた実弾式大型ライフルをゆっくりと威嚇するようにしながら此方へ向け、構える。 「二度目は……ありません」 「く……っ」 狭い室内、しかも正面から向かい合っていている状況下では、此方の高速装備ではかなりの不利は免れない。 ジリジリと間合いを計るように後退し、反撃の隙を狙おうとした、その時。 「――お姉様の凛々しいお顔と、ネメシスちゃんのボンテージ姿、同一カットでゲットですわー♪」 パシャリと光を浴びせかけられ、同時に緊張感で水を打つように静かだった空間に、パシャリと無思慮なシャッター音が木霊する。そしてシャッター音とフラッシュの光源の元に居たのは…… 「そ、そこの飛鳥ぁっ!!!」 「……あ゛!」 急いで物陰に隠れようとするが、急旋回が祟ってゴンと家の柱にぶつかり、そのままみっともなくずるずると滑るように落下してゆく。 「……居たが?」 ギギギ、と軋む首を鈴乃とアガサ、2人の方へ恨みがましく向ける。 「あら、何か居ましたわね。でも余所の子でなくって?」 「そ、そんな酷いですわっ。鈴乃お嬢様ぁ!?緋夜子(ひよこ)は、身も心も鈴乃お嬢様の神姫ですのにっ」 視線の先には先程から表情の変わらない鈴乃と、こめかみに手を当てて頭を抱えた様子のアガサの姿があった。 「……どうやら、馬脚を現したようだ。今度は逃がさん――――フ、フフフフフ」 ペキペキと指が鳴る。ヤツの頭部を粉砕するだけでは飽き足らない。さぁ……どう料理してくれようか。 「――――待ちなさい。私が相手だと言った筈です」 すぅっと空中を滑るように、私と飛鳥型……緋夜子と言ったか……の間に割り込んでくるアガサ。 「邪魔をするなメイド。――この位置なら、一緒に葬ってやる」 LC3レーザーライフルの出力ゲージをMAXにセットし、照準を2人に向けて合わせる。先程は人間を巻き込み殺傷する可能性がある以上、最高出力はプロテクトにより発射出来なかったが、今度は違う。最高出力で2人まとめて吹き飛ばしてやろう。 「どうぞお撃ちなさい。でも、『ネメシス』ちゃん?。可愛い神姫が暴走神姫として廃棄処分になったら……『アキラちゃん』でしたっけ。とてもとても悲しむでしょうねえ……ふふふ」 「なっ!?」 その名前を聞いた瞬間、ピタリと2人を捉えていた照準が、AIの、身体制御の異常によって激しくブレる。心臓に無形の槍を突き立てられ、抉りまわされているかのようだ。 「貴様……自らの神姫を犠牲にしてまで、私を貶めようとするのかっ!?」 「あら、先に仕掛けたのは貴方。それに貴方の求める物を、まだ緋夜子が持っているとは限らなくてよ?」 和装の袖で口元を隠し、くすくすと笑う鈴乃。ヤツは人を貶める事を、心底面白がっている…… 「さぁ、貴方はどう動くのかしら。楽しみねぇ」 ヤツの言葉はブラフかもしれない。今撃てばデータを消し去れる可能性は、半分はある。 だが今、ヤツは私とアキラの名前を出した。特に公式試合にはリングネームで出場しているアキラの名前を知っているという事は、私たちの身元を多かれ少なかれ把握しているという事に他ならない。 「………ッ」 ギリ!、と皮膜が破れオイルが滴るほど、この手を強く握り締める。 「――――何のつもり、かしら?」 私はゆっくりと下降して地面に降り立ち、武器を捨て去り、その身ひとつで、土下座をしていた。 「――私はどうなっても、構わない。殺してくれても、いい。 だから……だから、アキラだけには……手を出さないでくれ……!」 深々と地面に頭を擦りつけながら、憎しみと恥辱と敗北感でオーバーヒートしそうな思考の中、搾り出すような声で懇願をする。 悔しさと情けなさで、涙が止まらない。だが今の私には、こんなことしか残された手段がないのだ…… 「……しょうがないわねぇ」 その鈴乃の今までと明らかに違う軽い口調に、思わず顔を上げる。そこには、くっくっと愉快そうに笑う鈴乃の姿があった。 「私も鬼ではありませんから。そこまで貴方が懇願するのなら、チャンスを差し上げましょう。 見事チャンスをモノに出来たのならば、データは消去しましてよ。そして――失敗したならば、貴方の言うとおりにすると致しましょう」 「…………有難う。――チャンス、とは?」 本来被害者である私の方が、有難うなどと言わざるを得ない、この屈辱。だが屈辱に耐えなければ、私たちの未来は永劫に暗黒の光に覆われてしまうだろう。 「私の神姫と戦い、勝ちなさい。 貴方に真に守るべき者と信念があるのならば、例えその身を滅してでも、自らの力量を以って道を切り開きなさい」 「――――承知」 再び大空を見上げるようにその顔を力強く上げ、地獄の業火の熱さを持つ灯火の宿った瞳が、鈴乃の凍てつく瞳とその視線が交差する。 「――――良い表情ね。それこそ武装神姫の顔だわ」 「当然だ。――――私は……アキラの誇るべき、武装神姫だ」 立ち上がるんだ。自らの足で、自らの力で。自分の汚名を、自分自身で晴らす為に。 「所で、その格好なんだけど……私は構いませんが、着替えた方が宜しいのではなくて?」 再びその表情を崩す鈴乃。今度は何か失笑を抑えきれないような、いや既にこらえきれずに笑い出している。 「……? 一体何……を……ををを!?!? 」 その姿は、エルゴの店内で診断を受けていたときの姿のまま……SMチックなエナメルボンテージの衣装のままだったのだ。しかも髪も衣装にも精液がこびりついて、一部は既に乾燥してカピカピになり始めている有様。 更に今の今まで気づかずに、この恥辱にまみれた格好で街中を滑走し、緋夜子を追いかけ、鈴乃相手にタンカをきっていたのだ。 「……きゅぅ」 そう思考が現実に追いついた瞬間、私の羞恥心はその限界を一瞬で突き破り、気を失った。 Web拍手! 続く トップへ戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2382.html
「……なんか、改めて向き合うと緊張するもんだな」 「そうですわね」 家に着き、俺とヒルダは自室で向かい合っていた。何故か正座で。 ヒルダは居間に置かれている座卓の上に座りながらこちらを見上げていた。 バイザー越しなので視線は感じ取れないが……ちょっとおびえているようにも見える。……無理もないか。自身の中の別人格を意識的に呼ぼうとしているんだから。 しかしまあ、あれだ。こうやってにらめっこを続けていても埒が明かない。 「……ヒルダ、頼む」 「はい、ですわ」 ヒルダがルナピエナガレットに手をかけ、ゆっくりと外す。 こちらを見据えた蒼い目は瞬きをした瞬間に紫水晶へとその色を変えた。 「……あら。ワタクシを貴方自ら呼びだすなんて、めずらしいですわね」 あきらかに居丈高な口調。そして高圧的な態度。 間違いなく、「裏」のヒルダだ。 「さて、一体何の用ですの? ワタクシを呼び出したのですから、理由があっての事ですわよね? 筐体のなかでないのならリアルファイトですの?」 「別に戦うために呼び出したわけじゃないさ。茶飲み話ぐらい付き合ってくれ。お前は俺のパートナーなんだからな」 ヒルダの物怖じしない態度にこちらも緊張が和らいだ。 正座が馬鹿らしくなり、崩しながら答える。 彼女は一瞬ぽかんとした。 「どういう風の吹きまわしですの?」 「……と言うと」 「戦いもないのにワタクシを呼び出すなんて、貴方らしくありませんわ」 「俺らしくないって……」 そもそも俺が望んでこいつにバトルに出てもらったことは一度もないのだが。まあそれはいい。 「俺がお前の存在を認知してからまあ半月ぐらいたつわけだが、表のヒルダと会話をしたことはあっても、お前とは滅多に、いや、全く話す機会なんてなかったからな。バトル中のお前は俺の話を聞かないし」 「ワタクシを扱うに足らぬマスターの言うことなど聞く耳持ちませんわ」 お前はあれか。高レベルか。ジムバッジが足らんのか。八つ目を手に入れないと言うことを聞いてくれないのか。 「それに。茶飲み話と言っておきながらお茶がないのはいかがなものですの?」 「……それもそうだな。淹れるか」 「ワタクシは紅茶がいいですわ」 「そんなハイカラなもん家にはねーよ」 緑茶で我慢しろ。 ◆◇◆ 「意外と美味しいですわね。粗茶ですけど」 「やかましいわ」 スーパーで買った一山いくらの茶葉でもうまく淹れればそこそこうまいものである。 一人暮らしを始めて約半年、慣れれば美味い茶を淹れることなど造作もない。 ヒルダは彼女用にと購入したプラスチックの湯呑を使って茶を啜る。 「……そう言えば神姫は飲み食いできるって愛に聞いてなんの疑いも持ってなかったが、いざ目の当たりにしてみると不思議だよな」 「一応、飲むことはできますわ。濾過されて冷却系に回されますの。固形物も摂取は可能ですが、色々と面倒なのであまりワタクシは好きではありませんわ」 「面倒、とは」 「分解に莫大なエネルギーが必要ですの。エネルギーを得るための行動にそれ以上のエネルギーをかけるのは不毛でしょう?」 それは道理。もともとは人とのコミュニケーション用として考案された機能らしいからな。実用性は皆無だろう。 「食事が趣味って神姫の話を聞いたことがあるが」 「味を感じることはできますもの。ワタクシ達のAIは人間に近い思考をとりますから、美味しいモノを食べて嬉しいと感じるのは当然ですわ」 「そりゃそうだな」 「……さて、ごちそうさまですわ。戦いがないならワタクシはこれで」 「おいおいおいちょっと待てコラ」 バイザーをはめてさっさと交代しようとするヒルダに俺は待ったをかける。 「何ですの?」 「茶を飲んだだけでもう変わる気かお前」 「……お代でも取る気ですの?」 「誰がそんなもん取るか」 うちに勝手に来て菓子漁って帰るどっかの馬鹿はそろそろ警察に突き出してもいいとは思うが。いやそうじゃなくて。 「お茶を頂いた。話をした。茶飲み話という条件はこれでクリアしていますわ」 「お前についての話をしようと思ってるのにお前がいなくなってどうするんだよ」 「ワタクシの話ですの? 茶飲み話と言ったのはそちらでしょう?」 「言葉の綾だ。本当に茶だけ飲んでどうする」 「ではさっさと本題に移りなさいな。ワタクシ、回りくどいのは嫌いですわ」 本題……ねえ。 俺はため息をつく。 いろいろ聞きたいことはあるが……とりあえず。 「お前はもう一人のヒルダの事を認識してるか?」 「もちろんですわ。彼女が表に出ているとき、私も意識はありますもの」 「……はっきりと意識があるのか?」 「いいえ。夢うつつといった感じですが」 これは表のヒルダと一緒か。まあこの程度は予測範囲内だな。 「初めて起動した日がいつかわかるか?」 「二〇三七年十一月十三日ですわ」 正解。つまり、表のヒルダが自我を持った瞬間、こいつも生まれたってことだ。……こりゃ単なるバグなんかじゃなさそうだな。 「初めて戦った相手は?」 「……さっきから何を言ってますの? 愛の持つアルトレーネに決まっているでしょう?」 そう。愛にそそのかされてイーダ・ストラダーレ型を購入し、その場で起動させられてすぐにバトルにもつれ込んだのだ。 バトル終盤、リーヴェの放ったゲイルスケイグルがヒルダの顔をかすめてバイザーが破損。そしてこいつは覚醒し、暴走した。 あの時の愛の唖然とした顔は写真に収めて送りつけてやりたいほど貴重なものだったが、あいにくその筐体の向かい側で俺も同じ顔をしていたに違いない。 そしてその時のリーヴェとヒルダの痴態の録画映像が、アングラで高値で取引されているとかいう噂を聞いたことがある。信じたくもない。 ……次の質問はこれにするか。 「何でお前は戦う神姫全員にセクハラしやがるんだ。今日で被害数が二十を突破したぞ」 「敗者は勝者にとっての供物でしかありませんわ。それをワタクシがどうしようとワタクシの勝手でしょう?」 「相手の感情は無視かよ。それじゃ立派な強姦だろうが」 「敗者は地べたをはいずり回って泣くのがお似合いですわ」 「それはお前個人の考えだもんでとくに言及はしないが、地べたに押し倒して鳴かせるのはいかがなもんかと」 「あら、うまいこと言いますわね」 「褒められても全く嬉しくねーよ」 そしてうまいこと言ったつもりでもねーよ。 「というかあれだ。何でセクハラばっかりしやがる」 「趣味ですわ」 「趣味て」 「他に大した趣味もありませんので」 「なんでだよ。探せばいくらでも見つかるだろうが」 「バトル以外で表に出ているのは『彼女』ですし」 「……それはそうだが」 確かに、今日初めてバトル以外で俺はこいつを呼び出した(呼び出したこと自体が今日初めてだが)。そういう意味では、俺はこいつをヒルダという檻の中に閉じ込めていたともいえる。 「……まあ、確かに。それは悪かった」 「別にかまいませんわ。ワタクシとしては、勝つことさえできればよいのですから」 「正直なところ、それはどうかと思うが」 「何故ですの? 武装神姫は戦うために生まれた存在。戦うことに意義を見出し、勝つことで価値が生まれるものですわ」 「戦うことは確かにお前たちの根幹をなすものだろうが、武装神姫は元々人間のパートナーとして生み出されたもんだろう。それについてはどうなんだ」 「そんなもの、ワタクシの知ったことではありませんわ」 「おいおい……」 つまり俺とコミュニケーションを取るつもりが皆無である、ということか。厄介な。 「なんでそんな俺を毛嫌いしくさる。神姫はマスターに対して絶対とはいわんが従うものなんじゃないのか」 「先ほどから申し上げています通り、ワタクシは貴方をマスターとして認識しておりませんので」 認められてねーってか、くそったれ。 まあ確かに、イーダ型の基本的な性格は高飛車なものだし、むしろヒルダの性格が本来のイーダ型のそれとずれていると言ってもいいから、元々こんなもんなのか? ……神姫オーナーとしての経験値が少ないせいか、よくわからん。 「じゃあどうすればお前は俺の言うことを聞くんだよ」 「未来永劫、ありえませんわ」 「歩み寄りの精神ぐらいみせろよ!」 「貴方がワタクシに適応なさいな」 くっそ、プリインストールされた性格とは言え、腹が立つな。 「では、お話はすみましたね? ではこれで。次は戦いの場でお会いしましょう」 「あ。てめ! こら!」 あわてて掴みかかったが、時すでに遅し。俺の右手のひらの中ではバイザーをつけたヒルダがびくりと肩を震わせて俺を見上げていた。 「マ……マス、ター?」 「……すまん、逃げられた」 ため息をつき、ヒルダを離してやる。ヒルダは俺の剣幕に心底おびえていたようだが、呼吸を整える。 「……くそったれ」 「……結局、どうでした? あの……『彼女』は」 「全く話を聞かなかったよ。なんとかしてあいつの手綱を握る方法を考えなきゃな」 茶をもう一杯淹れながら俺は呟く。ヒルダのにも淹れてやると、彼女がおそるおそる喋り出した。 「あの……マスター。差し出がましいようですが、提案があります」 「……提案?」 「はい。彼女に言うことを聞かせられるかもしれない方法です。かなり荒療治だとは思うのですが……」 バイザー越しに見上げてくる彼女の視線は、どこか決意めいたものを感じた。 俺はぐっ、と湯呑をあおると、彼女に言葉の続きを促した。 ◆◇◆ 「はああああああああっ!」 「くふっ、くふふふっ」 翌日、俺たちはゲームセンターへと足を運んでいた。 今回の対戦相手はリーヴェ。こちらから挑戦した形になる。 開始三分ですでにバイザーは壊れ、裏のヒルダが表出してリーヴェに襲いかかっていた。 ……まあ、今回は想定の範囲内なんだが。 一応、こちらから指示を出しているものの、ヒルダは全く従う気配がない。それでもその一挙手一投足は着実にリーヴェを追い詰めていく。 「く……流石ヒルダちゃん、間近で見れば見るほど感じるすさまじいまでの戦闘センスですよー!」 「御褒めにあずかり光栄ですわ。再び貴女を這いつくばらせて差し上げます!」 下から打ち上げられるエアロチャクラムを副腕に搭載したシールドで打ち払い、リーヴェは距離を置く。させじと突出するヒルダ。 しかしヒルダが自らの間合いにリーヴェを捉える前に、リーヴェはすでにシールドと大剣ジークリンデの柄の結合を終えていた。 シールドが展開。内部からエネルギーの刃があふれ出すと同時に、リーヴェはそれを投擲する――! 「――【ゲイルスケイグル】!」 副腕から豪速で放たれた槍は一直線にヒルダへと向かった。極至近距離で放たれたそれをヒルダは避けきるすべがない。 「!!」 「――くふふっ」 しかしそれをヒルダは素体にあたらないレベルの挙動で避けた。左のエアロチャクラムが接続パーツごと千切れ飛んだが、ヒルダの突進自体は止まらない。 ヒルダは右手首の袖を展開。リーヴェにアイアンクローを叩きこんだ。 途端にリーヴェの膝から力が抜け、地についてしまう。 「し、しま―っ」 「くふふふふっ。それでは頂きますわ――?」 ビーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ! ――Surrender B side. Winner Liebe. いつものように鳴り響いたサレンダー。 しかし、それによってジャッジシステムが告げた勝者の名はヒルダではなく。 「――え――」 ヒルダの身体が一瞬にして0と1へと分解され、空へと還っていく。 リーヴェはそれを見送り、呟いた。 「幸人ちゃん、ヒルダちゃんは手ごわいのですよー。頑張ってくださいねー」 ◆◇◆ 「……これでよかったわけ? 本当に」 向こう側の筐体でリーヴェを回収しながら愛は言った。 「大丈夫だろう。ヴァーチャル空間で裏ヒルダが現れても、ゲームが終わればその意識は自動的に封じられる。あとは根競べだ」 俺はヒルダを胸ポケットに入れて答える。 「ヒルダ、もう一人のお前の事何かわかるか?」 「……多分ですけど、すごい怒ってます」 だろうな。だけどこっちもそれが目的だし。 勝つことを至上とし、固執する裏ヒルダに手綱をつけるには、そのプライドを叩きつぶすほかない。 そのための方法としてヒルダが提案したのは、裏ヒルダが暴走しそうになった瞬間、俺がサレンダースイッチを押すことだった。 ……行き過ぎて暴走しないよう、調整は要るだろうが。 ヒルダの勝率も落ちるし、俺自身にはデメリットしかないが他に方法も思いつかない。行き当たりばったりの作戦であることはわかっているが……。 あれだ。裏ヒルダの手綱を握るための先行投資だと思おう。普通に勝つなら勝たせてやればいいんだし。 「さて、これが吉とでるか、凶とでるか……」 俺はため息をついて、再び筐体の前に座った。 幸い、対戦相手に関しては断った面子にこちらからメールを送ることで事欠かない。 もちろんこちらの作戦に関しては伝えて了承を取ってある。 あとは裏ヒルダが折れてくれるのを待つだけだ。 俺はそう思いながらヒルダをエントリーポッドへと送りこんだ。 進む 戻る トップへ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/879.html
「…見たトコバッテリー切れだな。一応ちまちま充電した形跡はあるが、満充電まではしてないね。おおかた古い型式のクレイドル使ってたんだろうさ。」 ホビーショップ『165-DIVISION』。 中央線沿線でありながら、イマイチ開発が行き届いていない某駅の南口の古いビルの地下にその店を構える、武装神姫中心のダーク系ショップだ。 大して広くも無い店の中は壁から床から真っ黒に塗られ、時々返り血を模したものか真っ赤な塗料をブチ撒けてある。 商品にしても、これまた隅から隅まで店オリジナルと思しきオノだ鉈だチェーンソーだスパイク付き首輪だ(しかも全てご丁寧に返り血ペイント付き)と、アングラ系アクセサリーで満載。 それも全てが神姫向けだというのだから呆れるというか徹底しているというか。 ……まぁよく見れば正規部品も半々ぐらい置いてあるので、一般客も考慮はしてるんだろうが。 これで実は公式公認店舗なんだという。 入り口には蜘蛛の巣やらドクロやらのステッカーに混じって、公式小売店舗を示すラベルが燦然と浮いていた。 なんでも秋葉原の専門店や、その筋じゃ有名なコギトだかエルゴだかいうホビーショップに比べれば規模は小さいものの、そこそこのバトルスペースまで確保しているってんだから驚きだ。 …一体どこにそんな金があったのやら… そして目の前では、カウンター越しにオーナー兼店主である高校時代の友人がこっちをジト目で睨んでいた。 片目に刀傷みたいな珍妙なメイク。服のあらゆる所にチェーンだのリベットだのじゃらじゃらつけたその姿は一種異様で、当時の真面目そうな雰囲気はカケラも残っちゃいなかったが。 「…で、慎。十年ぶりの再会だっつのに、挨拶もそこそこに「神姫直せ」てのはいくらなんでも酷くない?しかも営業時間外だぜ?」 「……あぁ。悪かった。スマンな縁遠。」 俺のあんまりといえばあんまりな返しに、友人…縁遠は溜息をついて苦笑した。 「まぁキミらしいっちゃらしいけどさ。とりあえずあの子だったら大丈夫だよ。中途半端な充電繰り返したせいで電池ヘタってただけだと思うから。」 当時から変わらずこっち方面の腕は確かなようだ。見た目はどうあれ、専門ショップを開いているのは伊達じゃないらしい。 「あとは…ホコリとかで結構汚れていたからクリーニングしてあげて、新しい電池に換えてきちんと充電してあげれば問題はないよ。…それで、こっから本題なんだけどさ。」 来た。握った手に嫌な汗を感じる。 「あの子はキミの神姫じゃないな?どこで拾った?」 縁遠はまっすぐにこっちを見た。 そこだけは昔と変わらない、澄んだ目をしていた。 「…実はな」 ここで俺は、サムライに逢ってからの事を包み隠さず話した。 そして、一つの頼み事も。 「……そりゃ本気で言ってんの?」 「冗談で言えるかこんなこと。実際、お前くらいしか頼れないんだよ。」 しばし睨み合い。 最初に目線を外したのは縁遠だった。 「わぁかったよ頑固モノ。できる範囲でやってやるさ。」 「……済まない。」 「でも、僕ができる事は調べるだけだ。そっから先は関与しない。いいね?」 「ああ。」 …と、一息ついたら腹が鳴った。 そういや晩飯食ってなかったなぁ… 「飯も食わずに来たのか。」 「うっせーよ笑うな。」 「まぁちょっと待ってな…ドリュー、ステーシー、お茶ー」 縁遠が呼ぶと、カウンターの奥の方からかたかたと…紅茶とスコーンを持った神姫が二体出てきた。 片っぽは浩子サンのモモコと同じゾンビ型。 もう片っぽは、ゾンビ型と同時に発売されたという処刑人型だ。 ゾンビ型同様ビジュアル面での問題があり、全くと言っていいほど出回らなかったという。 …こうもちょくちょく見かけるんじゃ、レアリティもクソもないんだがな。 店の雰囲気にやたらマッチした二体は、ゾンビ型の『ステーシー』は縁遠へ。処刑人型の『ドリュー』は俺の方へと背中につけた大きな腕で、器用にお茶の準備をした。 店の雰囲気にまるで合わない、上品なティーカップの中身を一口すする。美味い。 一応礼を言うとドリューは照れたのか、頭につけたホッケーマスクを目深に被って、ギギギだかゲゲゲだか金属を擦り合わせたみたいな音を立てた。 ……やっぱり笑ってんだろうかコレは。 「どうだ、可愛いだろ?」 カカカカカと笑うステーシーを前に、心底得意げに言う縁遠。 …すまん。やっぱ俺にはよく解らん。 その後、サムライの処置が一通り終わる頃には終電も過ぎ。 おまけに「遅ればせながら開店祝いだー!」とか喚く縁遠にしょっ引かれて、朝まで飲むハメになる。 まぁ久々に会ったことには違いないので、なんだかんだで日が昇るまで飲んで語り明かした。 翌朝。調べがついたら連絡するというので、俺はサムライと充電用クレイドルを持ち家へ帰った。 …ちなみに言うまでも無く、補修代及びクレイドル代はしっかり取られたが。商売人め。 --- 「……ん?」 「お、起きたか。どっか痛いとことか動ないとこむぐゃ」 問答無用で蹴られた。 「いきなり何しやが…!」 「なんで助けた。」 硬い口調だった。……まぁ当然か。 「今までだってアタシ一人でやってきたんだ。いつでも野たれ死ぬ覚悟くらいはあった!手前ぇなんぞにお情けもらう謂れは…!」 「だったら俺の前で倒れんじゃねぇよ。」 今度はサムライが黙った。 「…俺はな。お前さんがどこの誰かは知らんし、どこで野たれ死のうが知ったこっちゃねぇさ。」 「………」 「でもな。助けられんのが嫌なら俺の見てる前で倒れんな。目の前で死なれたりしちゃ寝覚めが悪ぃっつーか、飯がマズくなるんだよ。」 「………」 お互い黙り込む。沈黙が痛い。 「……ンだよ。なんか言えよ。」 「偽善者。」 「否定はしねぇ。」 「何様だってんだ。」 「俺様だ。文句あるか。」 「馬鹿だろ手前ぇ。」 「男は大体、馬鹿なモンだ。」 「青瓢箪。」 「職業病だ。」 「唐変木。」 「それがどうした。」 「甲斐性なし。」 「…関係ねぇだろ。」 「種無しカボチャ。」 「ぶっ壊すぞガラクタ!」 また沈黙。 そして、サムライは堪え切れずに吹き出しやがった。 「………くっせぇ台詞。」 「…………うっせ。笑うな。」 何故か笑うサムライに、耳まで真っ赤になった俺がいた。 ……多分これが一生の不覚ってやつなんだろうか。 エピローグへ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/303.html
そのじゅうよん「そして明日は笑おう」 「ティキ。いつまでもそんな所にハマってると、大好きなフィナンシェとマドレーヌがなくなっちゃうよ?」 僕は本棚の、本と本の隙間で僕に背を向けて体育座りしているティキに声をかける。 僕の部屋のテーブルの上には、ティキお気に入りの洋菓子と、温かいロイヤルミルクティーが用意してあった。 しかし当のティキの返事はと言うと、 「……要らないのですよぉ」 ……餌付け失敗、か? あの日の敗北以来、ティキは時折唐突にこんな風に落ち込む。 思い出しては、その度に自身の不甲斐なさを噛み締めている様だ。 そしてそれは僕も同じなのだけれども。 「そっ……か。じゃあ仕方ない。これは全部僕がいただくと言う事で」 僕はそう言って洋菓子に手をつけようとする。 がたっ 本棚から聞こえるその音に、僕は笑みを浮かべて手にした洋菓子を音がした方向へ差し出した。 「無理が持続しないなら、最初から素直になろうね」 「うにゅぅぅぅ~~~~ わかったですよぉ~」 しおしおと本棚から這い出てきたティキは、テーブルの上まで器用に色々と伝ってやってくると、ちょこんと音がしそうなくらい可愛らしく座る。 ティキがそうすることがわかっていた僕は、ティキが座った事を確認し、手に持った洋菓子を改めてティキに差し出す。 ティキは不機嫌そうな顔を隠すわけでもなく、黙ってその洋菓子を食べ始めた。 「……食べる時くらいは笑って食べようよ」 無駄な事は分かりきっているけど、それでも僕はティキに笑う事を薦める。 それに対し、もぐもぐと咀嚼しながらあっさりと無視を決め込んでくれた。 ……武装神姫ってのはオーナーの指示には従うものだろうに。 でも実際のところ、彼女たちにも擬似的とは言え意思があるわけだから、オーナーの全ての欲求に答える事は出来ないんだろうと僕は思っている。 感情、意思がそこに存在する限り、常に命令に従っていては彼女達自身にストレスが生じるわけで。 大体、オーナーと呼ばれるものが人間である限り、矛盾を内包しない命令を与え続ける事は出来はしない。 そんな負荷や矛盾からの安全装置として、『非絶対服従』が用意されていると僕は思っている。……あくまでも個人的な考えで、実際はそんなもの無いのかもしれないけど。 でも、もし『絶対服従』が根底に存在しているなら、神姫達にはなぜ感情があるのか? 完全に命令を遂行する為の機械でいいのなら、もちろん感情なんてものは障害にしか成りえない。 感情や意思がある事で柔軟な対応を求めるのであれば、絶対服従なんてありうるはずも無い。 しかし現実にはオーナーの命令に逆らえず、違法改造とかを受けてしまう神姫も居る訳で。 ……なんだか話がそれた。 「お……おいしいね」 無駄な努力を繰り返す僕。こういう時、女の子の扱いに慣れる人ならどんな行動を起こすんだろうか? だけど生憎と僕は、女の子の扱いに疎い一高校生で、その手合いの経験が圧倒的に不足している。付き合った女の子に一切手を出せないくらいに。 「マスタ」 「はい?」 「こういう時は黙って見守って欲しいのですよぉ」 「……ハイ」 神姫に諭されるオーナーって一体…… って、僕なんだけど。 「……………………」 「……………………」 「……………………」 「……………………」 「……マスタ、こういう時は慰めて欲しいものなのですよぉ~」 ……なんて理不尽な!! もちろんそんな事口に出したりしないけど。 「あー、なんて言うか、元気出せ?」 「心がこもっていないですぅ」 「ソンナコトナイデスヨ、マゴコロイッパイデス」 「なんで棒読みですかぁ?」 「それはね、牛肉が入っているからだよ」 「そんな昔の、しかもマイナーなCMネタ、誰もわからないですよぉ?」 「そんなツッコミが素敵なキミにはこのお菓子をあげよう」 「元々テーブルにあったのですよぅ」 「いやぁ、やっぱりフィナンシェはセブ○イレブ○に限るよね」 「誤魔化すにしてもミエミエ過ぎですぅ」 「イヤだなぁ、ティキ。まるで僕に誠意が無いみたいじゃないか」 「今まで一緒にいて、今が一番誠意が感じられないですよぉ!」 「それはきっとティキの瞳が曇っているからさ」 「今曇っているのはきっとマスタの性根ですぅ!!」 「そこまで言うと僕が可哀想でしょ?」 「自分で自分のことを可哀想って言っても説得力無いですよぉ!?」 「そうだね。……だからティキも自分が可哀想だなんて思っちゃダメだよ」 「――!!」 何も言えないティキ。 言葉を続ける僕。 「負けた事に対する悔しさも、それに囚われてるばかりじゃ意味が無いよ。だから…… だから僕達はその悔しさを糧にしよう。時には立ち止まることも、間違いじゃないけど、ただ失敗や敗北に落ち込むだけじゃ僕もティキもそこで終わっちゃうから」 僕をジッと見つめるティキに、ぎこちないながらも精一杯の笑顔を浮かべて。 「だから、我慢しないで今はいっぱい泣いてさ、そして明日からはまた一緒に前を見ようよ。ね?」 ティキは僕を見つめたまま、ぽろぽろと涙をこぼす。 そしてそのまま顔をクシャクシャにして、わあわあと声をあげて泣き出した。 僕はそんなティキの頭を、指でそっと撫でる。 その僕の指を両の腕で抱きしめ、ティキは泣き続けた。 ひとしきり泣いた後、ティキは僕に照れた様に笑いかけ、そして何も言わずに洋菓子を口にする。 それを見て僕も照れ笑いをすると紅茶をすすった。 紅茶はすでに冷め切ってしまったが、それでも悪くないと僕は思った。 終える / もどる / つづく!
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2464.html
与太話6 : 第二次戦乙女戦争 それはもはや理由にすらならなかった。 胸の奥に秘めた乱脈を溢れさせたのは、結果。 彼女達戦乙女にとって、この結果こそがすべてだった。 与り知らない意思が一つの決定を下した。 帰結たる決定は彼女達が変貌することと同義だった。 死者を選別する女神は、死者を生み出す死神へ。 羽飾りを返り血で赤く染め、幾多の首を刎ねた剣は鋭さを失っていた。 それでもなお、彼女達は戦場を彷徨い続けた。 結果という終末を繰り返すだけの、行先の無い執念。 広く響くセイレーンの美しい歌声を掻き消すように。 ワルキューレのみっともない僻みの雄叫びが戦場に汚く反響した。 正直なところ、俺はエウクランテの良さをこれっぽっちも理解できない。 怒らないでほしい、誰にだって好みはあるだろう。 社会に跋扈する武装神姫オーナーすべてが、どの神姫であっても愛でられるわけではないはずだ。 アルトレーネだって当然 「パッケージの凛々しい表情に騙された」 などの批判的意見があるわけだし、つまり、コンセプトの異なる神姫を並べてどちらが優れているかと考えるだけ時間の無駄なのだ。 だから決して俺はエウクランテを所持するオーナーに喧嘩を売りたいわけではなく、背比弧域としてはエウクランテよりアルトレーネのほうが良いんじゃないでしょうかと、声高に叫びたいのです。 「だ、だからな、その……」 「分かってますって。心配しなくていいですよマスター」 アルトレーネ再販プロジェクトが頓挫して、その次に同じ道を辿ったはずのエウクランテがどういったわけか再販されることととなり、俺はあの日の狂騒を思い出していた。 不人気と指を刺され目の輝きを失った戦乙女達の、仁義なき戦い。 あの悪夢が再び繰り返されるかと思われたが、エウクランテ再販を知ったエルの反応は予想に反して穏やかだった。 「私は私で、エウクランテはエウクランテです。それにメーカーも違いますしね。私はディオーネの勇気ある号令を待つだけです」 日曜日の正午。 連日の猛暑は今日も和らぐことはなく、パソコンは過剰に熱を持ちブオンブオンと排熱する。 マウスを抱えるようにして操作していたエルはパソコンを離れ、クレイドルに寄りかかった。 「もちろん悔しい気持ちもありますけど、こんなことで自分を見失っちゃったら戦乙女の名折れですからね」 「そっか。いつのまにか成長してたんだな、エル」 「えへへ♪」 自分の神姫がどれほどの人気を集めてるのか、そんなことはエルのデレデレした笑顔を見たらどうでもよくなってくる。 エウクランテが再販されたって俺達に関係はない。 発売予定のゲームのオープニングムービーに何故かアルトレーネの姿が見当たらなくても……いや、これはちょっとどうかと思ったけど。 俺とエルの間にある絆さえしっかりしていれば、他種がどうであれ気に病まなくてもいい。 「でもちょっと気にしちゃいますし、体を動かしてストレス発散したいです」 「じゃあ行くか、神姫センター。もしエウクランテが相手になっても落ち着いて戦えよ」 「あはは、善処します」 そう言ってエルはロングコートを羽織った。 心を持つ神姫は人と同じように過去から学ぶ。 あの日アルトレーネ達によって巻き起こされた第一次戦乙女戦争(あの神姫センターではそう呼ばれている)は多くの神姫のCSCにトラウマを植えつけた代わりに、平和の尊さを広く伝えた。 同じ過ちはもう二度と繰り返さない。 誰もがそう誓った。 そう信じていた。 そして結果的に、信じた俺達はバカだった。 姫乃を誘おうとしたけど、今日は朝から出かけていたらしい。 休日になるとこうしてフラッとボロアパートを抜け出して、一人で電車に乗って旅に出るのが姫乃の趣味だ。 本人は自分探しと言っているが、持ち帰ってくるものは本当の自分などではなくバス釣り用のルアーや賽銭箱に引っかかっていた招き猫の写真など、反応に困るものばかりだ。 一人旅だから俺はもちろんのこと、ニーキすらも置いていく姫乃だった。 「神姫センター行くけど、ニーキも来るか?」 「留守を預かった身だからな、遠慮しておこう」 神姫センター二階バトルスペースはいつもどおり、数台の筐体でドンパチやっていた。 第一次戦乙女戦争のような狂った雰囲気もなく、誰もがバトルに熱中していた。 エルと同じように、誰もが過去の過ちに学び、今を楽しんでいる。 一つの筐体でバトルが終わり、パラパラと拍手が聞こえてきた。 そして順番を待っていたオーナー達が新たに筐体についた。 「マスターマスター、あそこの次のバトルって」 胸ポケットからエルが身を乗り出した。 「アルトレーネ対エウクランテだな」 「これはもうアルトレーネを応援するしかないです。行きましょう」 その筐体のステージは砂漠だった。 アルトレーネ側に近いところで観戦しようとすると、俺の周りの観客もほとんどがアルトレーネとそのオーナーであることに気付いた。 「エウクランテにだけは負けちゃいけないのです! 絶対絶対勝つのです!」 「で、でももし負けちゃったら私達って……」 「そこ! 弱気なことを吐くとはそれでも戦乙女ですか!」 「黙って見てるざぁます。このおニューの胸当てに唾を飛ばさないでほしいざぁます」 「ふぁいと、おーなのです。にぱ~☆」 筐体のもう半分、エウクランテ側にはエウクランテとそのオーナー達が集まっていて、中心で色分けされた筐体にサッカーのスタジアムを思い出す。 頭を一瞬、フーリガンという不吉な単語が過った。 「再販を記念して、絶対勝たなきゃいけないよ!」 「今日さ、マスターの妹に『あたしおおきくなったらえうえうをペットにする~』って言われたんだ……」 「こ、子供の言うことだし悪気はないと思うよ。かわいい妹さんじゃない」 「お前の正義を見せてみろ同胞よ! 熱く激しく燃え上がるんだ!」 「ちょっ、耳元で叫ぶなようるさい」 対戦する神姫二人が砂漠の両端に現れた。 アルトレーネもエウクランテもどちらも標準装備に身を包んでいる。 見た目だけで言えば重装備のアルトレーネに分があるように思われるが、足場の悪い砂漠では空中戦がメインのエウクランテのほうが有利か。 《 G E T R E A D Y ? ―――― A T T A C K ! 》 フリューゲルモードのアルトレーネよりも先に、エウクランテが飛び上がった。 バトルの展開はあまりに一方的だった。 「『 レ ギ ン レ イ ヴ ! 』」 空中戦では手も足も出ないと判断したアルトレーネはスカートを通常形態に戻し、そのままスカート先端の鋏でエウクランテの翼を捉えた。 押さえつけてラッシュを仕掛けようと副椀を引き、それが放たれるより先に、エウクランテは急上昇した。 「わあああっ!?」 エウクランテにぶら下がるように、アルトレーネは高く高く引かれていった。 アルトレーネはエウクランテを捉えたんじゃない。 空を飛ぶ者を、地上からちょっとスカートを伸ばしたくらいで捉えられるはずがない。 アルトレーネは罠に誘われ、乗ってしまっていた。 危機に気づき慌ててスカートを離してしまった瞬間、エウクランテの勝利は確定した。 「『 フ ァ ン ト ム サ ラ ウ ン ド ! 』」 分身したと錯覚してしまうほどの、二刀流による超高速の連続斬撃がアルトレーネを襲った。 観客のこちら側からは悲鳴が、エウクランテ側からは歓声が上がった。 力無く空中に投げ出されたアルトレーネのさらに上、エウクランテは胸の前で剣を交差させた。 「『 ク ロ ス サ ウ ン ド … 』」 先の衝撃から抜け出せていないアルトレーネにダメ押しの十字斬りが叩き込まれた。 「『 エ フ ェ ク ト ォ ! 』」 遙か上空から叩き落とされ、アルトレーネは見てる俺達が怖くなるほどの速度で砂漠へ墜落し、砂塵を巻き上げた。 二人はあまりに格が違いすぎた。 アルトレーネはまだバトル慣れしていないようだったが、それ以上にエウクランテの戦闘技術がずば抜けていた。 デフォルトの武装を装備しているのが不思議なくらい、このエウクランテがかなりの経験を積んでいることは誰の目にも明らかだった。 アルトレーネのLPはまだかろうじて残っているものの、もはや戦闘を継続できる状態ではない。 アルトレーネのオーナーは悔しそうにサレンダーボタンに手を伸ばした――その時。 爆音と共に、再び砂塵が舞った。 「ば、爆発!? アルトレーネが爆発しちゃったのです!」 「いや違う、上だ!」 ギャラリーの一人が指差した先、エウクランテは大型のランチャーを構えていた。 両手に持っていた剣も含め複数の武器で構成されたそれは…… 「『テンペスト!』あの神姫追い討ちをかけやがったざぁます!」 エウクランテはオーバーキルの一撃を放っていた。 これにはさすが抗議の声が上がった。 「ふざけんなよオマエ、どう見たってさっき終わってたじゃねえか!」 「その通りなのです! いくらなんでも酷過ぎるのです!」 「エレガントじゃないざぁます! エレガントじゃないざぁます!」 「おいお前もコイツのマスターなら止めろよ! マナー違反だろうが!」 合体させていた武器『テンペスト』を分解しながら、エウクランテはゆっくりと下降した。 アルトレーネ側のギャラリーからのバッシングを一身に受ける中、しかし顔色ひとつ変えずにボソリと呟いた。 「不人気のくせに」 『いやいやおかしいやろ。そら悪いのは暴言吐いたエウクランテやろうけど、どうやったら大乱闘まで発展するんよ?』 どの筐体からも聞こえてくる崩壊の音と阿鼻叫喚。 「いつまで立っているつもりですか、目障りです! さっさとわたしたちの前に這い蹲るといいのです!」 「またこれかよクソッ! アルトレーネって欠陥品じゃないのか!」 目の輝きを失った戦乙女達による、目も当てられない乱闘劇。 「おまえら再販の話があるだけマシじゃないか! ウチら夏の王者なんて忘ればぎゃっ!?」 「あれ? 今、虫を踏み潰した気がしたのです。でもきっと気のせいなのです」 どの筐体にも多数の神姫が次々と乱入していき、サレンダーボタンにはやはり【何か】が引っかかって押せなくなっていた。 「カグラ、ほむほむ、あの憎たらしい鳥をやっちゃいなさい」 「ホムラと呼――ぬうっ!? 重武装がこれだけ集まるとさすがに厄介だ」 「なんでワガハイばっか狙うにゃ!? ワガハイがなにしたにゃー!!」 アルトレーネ VS その他神姫。 過去に学び努めて冷静だったアルトレーネ達はしかし、心の奥底に溜め込んでいた再販という勝者への嫉妬を【不人気】という言葉で爆発させた。 第一次戦乙女戦争と同じような状況に陥った俺は、やはりあの時と同じように竹さんに電話をかけて泣きついた。 筐体から離れて電話しているが、眺める光景は前回とほとんど同じだ。 この状況まで発展するのにそう時間はかからなかった。 卑劣なオーバーキルで勝利を収め、さらに言ってはいけないことを口に出してしまったエウクランテに制裁を加えようと、怒り狂ったアルトレーネ達は筐体へと入っていった。 それを見たエウクランテ側も制止に入ろうと乱入していった。 いい加減この自由に乱入できるシステムはなんとかしたほうがいいと思う。 『んで、そのエウクランテはどうなったん?』 「速攻でリタイヤした。いくら強くても十数人から一斉攻撃されちゃなあ」 制止を振り切った数多の攻撃がエウクランテに届く直前、あの鉄面皮が剥がれ 「ヒッ!?」 と短く悲鳴を上げたのは痛快だった。 同族により筐体の外へ担がれていったボロ雑巾はオーナーの手に渡り、オーナーは逃げるようにバトルフロアから去っていった。 もう二度と、彼をこの神姫センターで見ることはないだろう。 これにて一件落着……とはいかなかった。 筐体に乱入したアルトレーネ達とエウクランテ達が小競り合いを始めたのだ。 『アルトレーネもエウクランテもそんなケンカっ早い性格やないと思うんやけど』 「それとこれとは話が別だぜ竹さん。注文数が足りずに再販されなかった神姫が、同じく注文数不足だったにもかかわらず再販権を掴んだ神姫に【不人気】と言われたんだ。これは十分な理由になるだろ」 「いや、うん……そんなもんかねぇ」 今回は明らかにボロ雑巾に非があった。 それは残ったエウクランテ達も分かっていただろうし、アルトレーネだって事を大きくするつもりなんてなかったはずだ。 砂塵の中で一瞬だけ睨み合った彼女達は互いに背を向け、筐体から出ていくはずだった。 あの発言さえなければ。 『なに言われたん?』 「エウクランテの一人がさ、『ちょっと今のはやりすぎでしょ。自分達が再販されなかったからって僻んでるんじゃないの』ってね」 『それでキレたんやね、エル達は』 「そうなんだよ。ストレス発散のために来たってのに、逆にストレスが限界突破したぜ」 エウクランテをボロ雑巾にした攻撃のうち半数がアルトレーネおなじみの『ゲイルスケイグル』で、その中にはエルの剣も混じっていた。 エルは今、砂漠に埋もれかかった瓦礫を足場にフィールド上を駆け回り手当たり次第神姫を襲っている。 前回と違って見通しが良いから見失うことはないけど、だからといって俺に出来ることは何も無かった。 『怒り狂ったアルトレーネとエウクランテが暴れて、それに感化されるなり止めようとするなり面白半分で乱入する神姫がどんどん増えていって、今に至るってわけ?』 「いえーすざっつらいと」 『第二次戦乙女戦争勃発やね。このまま三次四次って続けて、そこの神姫センターの名物にしたらどうかね』 「投げ遣りなこと言わないでさ、頼むよ竹さん、また今度も助けてくれないか」 『そうしたいんは山々なんやけど、今ちょっと仕事で遠出しとるんよ』 「仕事って物売屋の?」 『そ。犬が一瞬で猫になる現象を解明せんといかんのよ』 犬が? 猫に? なんだって? 『コタマも連れてきとるし、ホントにごめんやけど私は力になれんわ。兄貴がおったら楽に解決できそうやけど今日はマシロ連れて出かけとるしねえ』 電話の向こうでう~んと悩んでくれている竹さんにこれ以上頼むのは申し訳ないと思った。 「仕事の邪魔して申し訳ない。自分でどうにかしてみる」 『ちょうど休憩しとったとこやし大丈夫よ。でもあんま無理しちゃいかんからね』 「無理して止めたら恨みを買いまくりそうだ」 お礼を言って、通話を切った。 さて、竹さんが駄目となると次にかける先は決まっている。 電話をかけると、同じタイミングで二階と一階をつなぐ階段からピリリリリr…と着信音が聞こえてきた。 丁度階段を上がってきたしょっぱい顔の男は、ポケットから携帯を取り出し確認して、流れるような動作で携帯をポケットにしまった。 「おいコラ、電話が鳴ったら出ろよ」 電話をかけた俺が目の前に現れたのがよほど嬉しいのか、貞方は顔をおもいっきりしかめて「チッ」と舌打ちした。 「ストーカー行為ってか? 背比お前こんなことして一ノ傘さんに申し訳ないと思わねぇのか」 「自分にストーキングされる価値があるとか勘違いすんなよクソが」 「あ、あの、喧嘩はよくないと思います」 「無駄だよハナ姉、この二人の罵り合いはもう挨拶みたいなものだもん」 貞方は左右の肩にハウリン型ハナコとアルトアイネス型のメルを乗せていた。 姫乃お手製の赤いボロボロのマントを羽織った『ちびっ子ヒーロー』のようなメルとはよく顔を合わせていたが、ハナコは随分と久しぶりだ。 具体的に言うと俺がエルと出会って姫乃貞方と花見をした日以来だ。 (おかげさまで そうだ、神姫を買いに行こう~4/4 を投稿してから200日が経過しました。ここまでお付き合い頂きありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します にゃー ) 「ようハナコ、久しぶりだな。検査してたんだって? 元気そうでなによりだ」 「はい。背比さんもお変わりなく」 ハナコは貞方の肩の上でペコリとお辞儀した。 相変わらず素直な良い子だ。 「で? 電話の用事は………………またコレかよ」 「エル姉もやっぱりいるんだよね、あの中に」 メルが指差した筐体のうち一つで、もう何度目になるかも分からない大爆発が起こった。 「いえーすざっつらいと」 「もう、なにやってんのさエル姉! お兄さんもちゃんとエル姉の手綱握ってないとダメでしょ!」 今回はちゃんと理由があったんだと言い訳しようとしたけど、言ったところで 「言い訳しないの!」 とさらに怒られそうだったから素直に謝った。 それにメルにはまた前のようにエルの正気を取り戻してもらわないといけないし、ここは少しでも機嫌を伺っておいたほうがいいだろう。 「まさか背比お前、またメルをあの中に投下しようとか考えてないだろうな」 「いえーすざっつらいと」 「最悪だなお前……また竹櫛さんに頼めばいいだろ、俺は知らん」 引き返そうとする貞方を留めようと手を引くと、貞方の両肩のエルとハナコが落ちそうになった。 「そう言うなよ、ここまで来たんだからちょっとくらい付き合えって」 「嫌に決まってんだろアホが。だいたいお前が――」 言いかけて、貞方は少しの間思案した。 考える姿が気色悪い。 「――いや、丁度いいかもな。ハナコ、腕が鈍ってないか試してみるか」 ハナコの返事を待たずに貞方はアタッシュケースを開いた。 その中に黒いスポンジが敷かれていて、神姫用のパーツが整然と並んでいた。 メルが使う可変スカートや、その中に隠す多種多様の武器も見受けられる。 貞方はケースの中から一塊のパーツを取り出した。 「なんだそりゃ。パイルバンカーか?」 「は? 槍に決まってるだろうが」 あまりにも貞方が当然のように言うものだから俺が間違えたような気になってしまうが、俺の知る【槍】は細長い棒の先に刃物がついているもので、それは決してバズーカの先から申し訳程度に尖った何かが覗いているような代物ではない。 バズーカのような部分にもゴテゴテと機器が付いている。 あれはグレネードランチャーだろうか。 俺はてっきり、グレネードランチャーはアサルトライフルの銃身の下に取り付けられるものと思っていた。 まさか槍にまで付く時代が来るとは、いやはや兵器の進化(退化?)はすごい。 このゴツい槍もどき以外の防具は普通のハウリンのものだった。 丸っこいデザインの防具をテキパキ装備するハナコは「この武装も久しぶりです」とやる気十分だった。 「貞方お前、検査上がりのハナコをこんな戦場に放り出すとか鬼かよ。勘を取り戻すためならもうちょいマシなやり方があるだろ」 未だ衰えることを知らないアルトレーネ達の狂気が充満する筐体に、健気なわん子を向かわせるなんて残虐非道にも程がある。 「お兄さんボクを戦わせようとしたよね……ボクはいいんだ……」 「あ、いや、そういうわけじゃなくてだな」 「なんてね、冗談。ハナ姉なら大丈夫だよ。そっか、お兄さんは知らないんだ」 「何を?」 早くも準備を終えたハナコを抱えたアタッシュケースに乗せた貞方は、手近な筐体に近づいた。 そして「攻撃してもいいんだぞ」「すみません、攻撃はやっぱりちょっと」と軽いやりとりの後、ハナコは混沌真っ只中の森林のステージへと足を踏み入れた。 貞方の肩の上、メルは得意気にこう言った。 「ハナ姉はね、この辺りで【ディフェンダー】って呼ばれてるんだよ」 『ディフェンダーね、結構有名やよ』 昼間の暑さが多少和らいだ午後十時。 クレイドルの上で自主的に正座しているエルを尻目に、竹さんに今日の顛末を教えとこうと電話した。 しかしまさか、ハナコがあそこまで凄いとは想像もしなかった。 森林のステージへ踏み入ったハナコは森へは入らず、森を二分割する川に沿ってステージ中心まで歩いていった。 第一次戦争でエルとメルが戦った場所に近い。 ステージのほぼ全域が木に覆われて見通しが悪い中、唯一障害物の無い川沿いを歩く神姫は格好の的になってしまう。 そこをあえて歩くハナコに目をつけた数対のアルトレーネは一斉に飛びかかった。 前から後ろから、右から左から、さらに上から襲い来る恥も外聞もない攻撃を、ハナコは完全に止めきった。 ハナコが持つゴツい槍もどきから複数のギミックが同時に解放され、ハナコを守ったのだ。 でも本当に凄いのはそれからだった。 それだけ高性能(と呼んでいいのかも分からないが)な槍もどきを持っておきながら、ハナコはアルトレーネ達から繰り出される攻撃をひたすら防御するだけで、能動的な攻撃を一切行わなかったのだ。 躍起になったアルトレーネが攻撃をさらに激化しようと、ハナコを襲う者が次から次に増えようと、ハナコは防御に徹していた。 そしてアルトレーネ達のほうが疲弊し毒気が抜け切るまで、ハナコが傷ひとつ負うことはなかった。 「貞方を褒めるわけじゃないけど、あれは凄いとしか言い様が無いわ。つーか、今までそのディフェンダーって二つ名を聞かなかったことが不思議でならん」 『ハナコって全然攻撃せんやろ? でも絶対攻撃喰らわんし、普通にバトっても勝負にならんのよ。やから貞方もあんまし戦わせんらしい。ハナコがあんましバトル好きやないってのもあるらしいけど』 「なるほどねえ。じゃあハナコって勝つことはないけど絶対に負けないんだ」 『いや、普通に負けとるよ』 攻撃を一切受けないのに、どうやって負けるんだ。 ダメージを負ってもないのに降参するわけもないし、判定負けだろうか。 『相手が例えば 「じゃんけんで勝負だ!」 とか言うやん? ハナコって優しくてそれに乗ってしまうんよ』 「しょうもない!」 そんな勝ち方で相手は満足するんだろうか。 一応二つ名を持つくらいの神姫相手に勝ち星を付けられるんだから、自慢にはなるだろうけど。 「コタマとハナコって勝負したことある?」 『無いね。やってみたら面白そうやけど』 冗談のような攻撃力と凄い防御力か。 矛盾って言葉ができたエピソードっぽいな。 「ドールマスターとかディフェンダーとか、二つ名っていっぱいあんの?」 『いや、他は聞いたことないねえ。エルにカッコイイ二つ名つけて名乗らせてみたら?』 「コタマとハナコに並ぶ神姫なんてそうそういないっての」 しょぼくれて正座する戦乙女が 【ソニックフリーク】 とか呼ばれてたら恥ずかしくて神姫センターに出入りできない。 しかし便利だな、この二つ名メーカー。 《エル》 と入力したら 《疾風戦機(ソニックフリーク)》 って出てきたけど結構それらしくないか。 『しっかし不人気ねぇ。コタマも今日そのことでギャーギャー騒いどったけど、人気ってそんな大切なもんかねえ』 「そりゃあ大切だろ。エルに聞いたわけじゃないけど、自分と同じタイプが人気出たら嬉しいに決まってる。竹さんだって、子供の頃 『アイドル歌手になりたい』 とか思わなかった?」 『こ、子供の頃? そ、それって、その、小学生とか?』 「いや、小学生に限定しなくてもいいけど」 『……まぁ、でも、可愛いものに憧れるってのはあったかもしれんけど』 これ以上は言いたくないらしく、竹さんは電話の向こうで口籠ってしまった。 神姫は戦うよう作られているけれど、同時にアイドルでもある。 戦って勝つためならゴリラのような大男でも作って鈍器やら自動小銃でも持たせればいいけど、誰だってそんなものは望んでいない。 人から望まれるように、彼女達武装神姫は存在する。 望まれることそのものが、彼女達にとってステータスの一つになる。 「ごめんな竹さん、今日は仕事の邪魔しちゃって」 『ん? 大丈夫やって、無事解決したし』 「解決って、昼間言ってたよくわからん事件だよな」 犬が猫になる? いや猫が犬になる? ああもうわけわからん。 「そうそう聞いてよ。その事件がねえ――――」 それからたっぷり二時間は竹さんと電話していた。 通話中ずっとチワワのように目を潤ませ何かを訴えていたエルの脚は限界を超えて、もはや自力で正座を崩すこともできなくなっていた。 こんなどうでもいい部分まで人体を再現するとは、恐るべし武装神姫。 開発者の努力に最大限の敬意を払いつつ、エルの脚を指でつついた。 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―― ― ― ― ― ― ― エウクランテを悪役として登場させてしまいましたが、恨みがあるわけではありません。 不快に思われた方がいらっしゃいましたら、申し訳ありません。 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―― ― ― ― ― ― ― エウクランテ再販ですか。 アルトレーネは? ねぇアルトレーネは? でもそれ以上に、 な ぜ 再 販 決 め た し 再販プロジェクトで需要調査して、あれくらいの数なら利益出るってことだったんでしょうか。 商売というものはよく分かりません。 それと、もうベルンシリーズはお腹いっぱいです。 15cm程度の死闘トップへ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2537.html
キズナのキセキ ACT1-14「謝ることさえ許されない」 ■ また。 また視界に映るすべてのものが灰色に見える。 わたしの目の前には、大きな鉄の扉。 人間の大人が一人で開けるのも大変そうな、重い扉。 その一番上にランプが赤く光っていて、それだけがわたしの目に色づいて見える。 ランプは文字を表示している。 『手術中』 ……マスターはさっき、この扉の奥へ連れ込まれた。 港の倉庫街での一戦の後。 すぐに救急車が呼ばれた。 大城さんがマスターについて救急車に乗ってくれて、わたしを病院まで一緒に連れて来てくれた。 病院に着いて、お医者様の診察を受け、間をおかずに手術することになった。 当然だった。 救急車の中でうつぶせにされたマスターの、傷ついた背中。そして左手。 わたしが見たって、普通じゃない傷つき方。 救急隊員の人たちが言ってた。 命に関わる、って。 すぐに治療が必要だ、って。 マスターとわたしたちが乗った救急車は、大きな総合病院にやってきた。 到着してすぐ、マスターは準備された手術室に入り、わたしたちは閉め出された。 この分厚い扉の向こう。 マスターが今どんな様子なのか、わたしには知る由もない。 わたしは力なく、そびえ立つ鉄の扉に触れる。 わたしはレッグパーツを装着したままで、左の足首は壊れたまま。 レッグパーツを治してくれる手は……マスターの手は傷ついていて……もしかして、もう治すことはかなわなかも知れない。 「……いや……」 それどころか、この鉄の扉の向こうから、マスターが無事に戻ってこないことだって……あるかも知れない。 だって、命に関わるって、言っていた。 そうしたら、どうなってしまうだろう? わたしはもうマスターの声を聞くことも、あの大好きな笑顔を見ることも出来ないままで。 ただ電池切れの時を待つだけ? それとも誰か他のマスターの神姫になってしまう? あるいはまたお店に戻されてしまう? いずれにしても、もうマスターに会えないのだとしたら。 「……いやです……マスター……」 わたしにとって、マスターは『世界』そのものだった。 マスターがいてくれたから、世界に色が付いた。 マスターがいてくれたから、絆を紡ぐことができた。 マスターがいてくれたから、わたしは……幸せだった。 その幸せを手放さなくてはならない。 不意に、その想像がリアルに胸に迫った。 灰色に染まった視界の影が濃くなったように思える。 心が何かに掴まれて、ぎゅっと握られたように、苦しく、痛い。 マスターがいなくなる。わたしにとって、この上ない恐怖だった。 「いやだあああぁぁ……!」 なぜあのとき、わたしは動かなかったの。 ストラーフの爪を、この身体が裂かれても、止めればよかった。 マグダレーナのミサイルを、脚が砕けても、身を呈して防げばよかった。 そうすれば、マスターが傷つくこともなかったのに! でも、そんな風に思ってももう遅い。マスターは大けがを負い、わたしはこうして不安に泣き叫ぶことしかできないでいる。 ◆ 「なんでこんなことになっちまうんだよ……」 泣き崩れるティアの肩を抱きながら、虎実は悔しげに呟く。 虎実には何も出来なかった。 現場に着いたときには、すべて終わっていたのだ。 虎実が見たのは、遠野がゆっくりと倒れるところだった。 その後、救急車が来るまでの間、半狂乱になったティアを抱きとめていた。 救急車の中で、遠野の胸ポケットにミスティがいることに気付いたのも虎実だった。 ミスティはずっと、電池切れのように眠ったまま動かなかった。ミスティが意識を取り戻したのは、遠野が手術室に入った後のことだ。 虎実は無力感に苛まれる。 ティアもミスティも、一番の友達であり、ライバルだと思っていた。 その友人たちが大ピンチの時に、虎実は何もしてやれなかった。 いま泣き続けるティアの肩を抱いているだけが精一杯。 もう、彼女の涙なんて見たくないというのに。 なんでティアはまた泣かなくてはならないのか。 「なんで、アタシは……こんなに役立たずなんだよ……!」 肝心なときに、いつも、何の役にも立てない。虎実にはそれが泣きたくなるほど悔しかった。 ティアの肩を抱きながら、唇を噛みしめる。 そんな虎実とティアを見て、ミスティもまた無力感に苛まれる。 貴樹の左手のケガは、ミスティに原因がある。 貴樹の胸ポケットにミスティがいなければ、貴樹自身が狙われることもなかったのだ。 親友であるティアにとって、マスターの貴樹がどんなに大切か、どんなに依存しているのか、よく知っている。 だからこそ、自分のせいで貴樹が傷ついたことに、責任を深く感じていた。 しかも、そのケガは、自分のマスターが別の神姫に命じて負わせた……いや、正確には、ミスティを破壊しようと攻撃してきたのだ。 神姫が自らのマスターに命を狙われる。 その事実はあまりにも悲しい。 自らの深い悲しみと重い責任の板挟みになり、ミスティは寄り添うティアと虎実を見ながら立ち尽くす。 「……ナナコ……どうすればいいっていうのよぉ……」 いつも自信たっぷりなミスティの、それは初めて口にした泣き言だった。 ◆ 悲嘆にくれる神姫たちを、大城大介は直視できずにいた。 ティアの泣き声、虎実の呟き、ミスティの嘆き。それらに耳をふさぐこともできず、ただ、手術室前の簡素なソファに腰掛けてうつむき、ただただ、手術が終わるのを待つしかなかった。 あのとき、パトカーを引き連れてきた大城は、予定の時間を大幅に超過していた。 理由は単純で、警察の説得に難儀したのである。 大城は、やんちゃはやめたと嘯いてはいるが、見た目はまったくヤンキーと変わらない。 時間を見計らい、近所の警察署のMMS犯罪担当のところにタレコミに行ったはいいが、逆に裏バトルの主催とのつながりを疑われ、弁明に時間を費やした。 なんとか警察を説得して、パトカーを出してもらったときには、すでに遠野との約束の時間をオーバーしていた。 現地に着くまで、遠野たちが無茶をしていないか心配していた。 心配は的中し、大城の予想を超える事態になっていた。 大急ぎで救急車を呼び、ティアとミスティを回収、遠野について救急車に乗り、病院へ向かう。 茫然自失になっている菜々子も心配ではあったが、そちらは彼女の祖母がいたので、全面的に任せることにした。 彼女たちは警察に連れて行かれたらしい。 病院に着くと、遠野はすぐに救急治療室に運ばれ、そしてすぐさま手術室に移された。 そして今、大城は手術室の前で、まんじりともせずに待っているというわけだった。 あのとき、一体何があったのか。 その場に居合わせた人物たちも神姫たちも、語る状況にない。 だから彼は、自分で見た状況で判断するしかなかった。 大城は大きな疑問を抱いている。 いくらリアルバトルだからといって、遠野が瀕死の重傷を負うなんて、おかしくはないか? バトルロンドは確かに面白くて奥深く、真剣に遊ぶゲームだ。 だが、所詮ゲームなのだ。 なぜそこにマスターの命のやりとりが加わってくるのか。 大城はどうしても納得できない。 (遠野が死んじまったら……俺は菜々子ちゃんを許せないかもしんねぇ……) 最後にはそんなところまで、考えが行き着いてしまう。 大城は暗い瞳のまま、悶々と考えを巡らせ続けていた。 そこに、足音が一つ聞こえてきた。 規則正しい靴音は、迷わず真っ直ぐに、この行き止まりの手術室前へと向かっている。 足音が大城のすぐそばで止まった。 うつむいた大城の視界に黒い革靴が目に入った。ビジネス向けの革靴とスラックスの裾。大人の男と思われるが、今こんなところに現れる人物に心当たりがない。 大城はゆっくりと顔を上げる。 暗い目で無愛想な表情をした大城は、さぞかしおっかない顔をしていたであろう。 しかし、その男性は少し眉をひそめただけだった。 「貴樹の友人にしては珍しいタイプのようだが……君は貴樹の友達かね?」 「……え?……ああ、奴とはマブダチだけどよ……あんたは?」 初対面の相手に随分と失礼な物言いだ。大城の返事も、ついぞんざいな口調になる。 スーツをきっちり着こなした、大人の男だった。年の頃は四○歳を越えているだろうか。ここにいるにはあまりに場違いな人物のように、大城には思えた。 いぶかしげな大城の視線を受け流し、男性は短く答えた。 「父親だ」 その答えに、大城は世にも間抜けな表情を返してしまった。 ◆ 倉庫街のリアルバトルから一晩が明け、昼近くなってようやく解放された。 久住菜々子は茫然自失の状態のままで、取り調べはもっぱら久住頼子が答えていた。 頼子は事件の詳細を適当にでっち上げた。 頼子と菜々子、遠野の三人で倉庫街を歩いていたところを、目出し帽をかぶった人物に襲われた。相手は神姫マスターで、武装神姫をけしかけてきた。 身の危険を感じ、仕方なく応戦した。 結果、神姫たちの被害は甚大、もうだめかと思ったその時、遠野が連絡した友人の大城が、警察を連れて来てくれたのだ。 相手の神姫マスターは泡を食って逃走した。 その神姫マスターに、頼子は面識がない。おそらく、菜々子も遠野も大城もないだろう。 単なる通り魔の神姫だったのだ。 あきらかに適当な作り話だったが、こちらは被害者だという主張を押し通した。 取り調べの刑事たちは当然疑っていた。 朝になって再開された取り調べの際に、頼子は仕方なく切り札を切った。 知り合いの刑事に連絡を入れたのだ。かつてMMSがらみの事件に首を突っ込んだときに、担当だった刑事は本庁のMMS公安勤務だった。 彼は快く身元引受人を引き受けてくれ、すぐに頼子が留置されている所轄の警察署までやってきてくれた。 すると、取り調べていた刑事たちは手のひらを返すような態度となり、頼子と菜々子は早々に釈放されたのだった。 「あんまり無茶言わんでください。こっちも忙しいんですよ」 「でも、これであのときの貸し借りはチャラってことでいいでしょ? たっちゃん」 「……これでチャラなら、お安いご用ですが、ね」 頼子は隣で缶コーヒーをすする、年若い刑事に微笑んだ。 地走達人は苦笑しながら首を振る。彼は警視庁MMS犯罪担当三課所属の刑事で、日々MMS関連の凶悪事件を追っている。 頼子と地走は、とある武装神姫がらみの事件で知り合った。ファーストリーグも二桁ランクの神姫マスターともなれば、事件の一つや二つ、巻き込まれるものである。 その時に頼子と三冬が活躍し、事件を解決した。地走とはその時以来の付き合いである。 「その呼び方をするのは、神姫屋やってる古い友人と、あなたくらいですよ」 「その堅い表情やめるといいわ。そしたら、たっちゃんて呼び名も似合うし、もてるから」 「やめてください」 地走刑事は苦笑した。 出会った頃から、頼子はこんな調子である。にこやかに笑いながら、難局を切り抜けるような女性だった。 その彼女が自分に助けを求めて来るというのは、よほどに差し迫った事態なのだろう。 まさか警察のやっかいになっているとは思わなかったが。 それでも、頼子が道にはずれることをするはずがない。地走にそう信じさせるほど、頼子への信頼は深かった。 だからこそ、彼女の「別のお願い」も素直に聞き届けてしまう。 しかし、一警察官として、堂々と機密情報を漏らすわけにはいかない。 「まあ、これは独り言なんですがね……」 地走刑事はとってつけたような前置きをして、話し出す。 「あの神姫……『狂乱の聖女』を秘密裏に追っかけてる組織があるんですよ」 「組織?」 「ええ。あんまり大手なもんで、そこが動くときには、うちもマークしてるんですが……」 「どこなの?」 「亀丸重工」 さすがの頼子も絶句する。 それは、国内でも屈指の財閥グループの、中心企業の名前だった。 ◆ 夕方。 菜々子は病院にいた。心療内科での診察が終わり、待合室のソファに所在なく座っている。 ここ数日の記憶は曖昧だった。 昨日の夕方、倉庫街でリアルバトルした理由も思い出せない。 はっきり覚えているのは、機械の目だけが露出したのっぺらぼうの神姫をなぜかミスティと思いこんでいたことだけ。 耳元で貴樹が叫んでくれたから、そこは覚えていた。 だが、その後のことはやはりよく覚えていない。 気が付いたときには取調室のドアが開いて、頼子さんが迎えに来てくれた。 そして、自分が今どこにいるかも分からぬまま、病院に連れてこられて、問診を受けていた。 一体、自分はどうしてしまったというのか。この数日、特に昨日の夕方、何があったのか。 ミスティはどうしているだろう? お姉さまは、貴樹は、今どうしているだろうか? チームのみんなや、『ポーラスター』の仲間たちは? 菜々子は漠然とそんなことを考えながら、夕暮れの赤い日差しの中で佇んでいた。 「……菜々子ちゃん、か……?」 野太い声が、菜々子の耳に届いた。 菜々子はゆっくりと声のした方に顔を上げる。 「……大城くん……みんな……」 菜々子はゆっくりと立ち上がる。 菜々子の視線の先で、大城は複雑な表情をしていた。 それから大城の背後には、シスターズの四人と、安藤智也の姿も見えた。 八重樫美緒は花束を抱いている。 誰かのお見舞い、だろうか。 そう思ったとき。 チームメイトの一団から、蓼科涼子が素早く抜け出した。 菜々子に向かって駆けてくる。 前に来た、と思った瞬間、菜々子の身体は衝撃を受けて、床に倒されていた。 右頬に熱い痛みがある。口の中に鉄の味が広がった。 「涼子!?」 「ちょっ……やめろ、蓼科っ!」 緊迫した声。 菜々子は振り向いて見上げる。 まるで鬼のような形相をした涼子を、安藤と大城が両脇から羽交い締めにしている。 菜々子は涼子に殴られた。武道をやっている涼子の打撃だ。一発殴られただけで転ばされるほどの威力があった。 だが、涼子はそれでもまだ納得が行かないようで、転んでいる菜々子にさらに襲いかかろうとして、仲間に押さえられている。 ……なぜ涼子ちゃんは、こんなに怒っているんだろう。 菜々子は漠然と思う。 涼子が辺りもはばからずに大声で怒鳴りつけた。 「あんた……なんてことしてくれたのよ! あの人の手はね! ティアのレッグパーツを作った手なのよ!? 涼姫の装備を作ってくれた手なのよ!? それを……リアルバトルで神姫けしかけて大ケガさせるなんて……腕が動かなくなるかも知れないのよ!? 信じられない!」 涼子の言葉に、菜々子は愕然とする。 思い出した。 あの時何をしたのか。 耳から聞こえる声に導かれて、ストラーフに抜き手を打たせた。 ミスティを破壊するために。 もし、遠野の左手がそれを阻んでいなければ。 ミスティもろとも、彼の心臓まで貫いていたはず。 つまり……自分の神姫と一緒に、愛する人の命さえ奪おうとした! いま初めて認識する事実は、菜々子にはあまりに重く、そして痛い。 うなだれて表情を見せない菜々子に、有紀が追い打ちをかける。 「なんでだよ……遠野さんは恋人だろ?……なのになんで、あんな女のいいなりになって……大事な人を傷つけて……あの女が、そんなに……わたしたちより大事かよ!」 違う。 菜々子は頭の中で否定する。 誰かより誰かの方が大事だなんて、ない。 お姉さまとチームのみんな、どっちが大切かなんて、比べられない。 菜々子にとっては、両方とも大切だった。 だが、それを言葉にできなかった。 いま、菜々子が何を言っても、嘘になってしまうから。 「……憧れてたのに!」 有紀が怒りに悲しみをにじませながら叫ぶ。 「尊敬していたのに……好きだったのに! 神姫を使って、好きな人を傷つけるなんて……最低だっ!」 有紀の言葉一つ一つが菜々子の心に突き刺さる。 有紀も涼子も、菜々子を慕ってくれるチームメイトだった。 菜々子は神姫マスターとしてもっともやってはならないことをしてしまったのだ。 彼女たちが裏切られたと思うのも当然だった。 「ご……ごめ……」 「謝らないで!」 反射的に口をついた謝罪は、涼子の怒声に遮られ、菜々子はびくり、と肩を震わせた。 涼子の声は、地の底から聞こえる呪詛のように響く。 「謝ったって許さない……絶対に許さない!!」 「ーーーーーっ!」 その言葉は菜々子の心を折るのに十分だった。 もう顔を上げることも、声を上げることさえ出来ない。 菜々子は床にはいつくばる以外に何も出来ない。 チームのみんなが、横を通り過ぎていく気配。 誰も声をかける者はいない。 ただ、背中に投げかけられる視線を感じた。 侮蔑、戸惑い、怒り。そうした感情がこもった視線が一瞬、菜々子の背中に突き刺さり、消えた。 足音が遠ざかる。 しかし、菜々子は、足音が消え去った後も、身じろぎ一つ出来なかった。 ◆ 夜の病院の待合室は静謐だった。 最小限の照明で薄暗く、ときどき、職員や見舞い客の気配がする。 昼間の活気は遠く、今は静かで穏やかで少し寒い。 その待合室の奥の隅。 菜々子はいつの間にか、奥まって目立たない位置にあった椅子に座り、身を隠すように背を丸めていた。 うつろな瞳からは、流れた雫の跡が頬へと続いている。 菜々子は思う。 わたしは間違っていたのだろうか。 だとしたら、何が間違っていたのか。 菜々子にとって、何が一番大切かと問われれば、それは「仲間」だった。 武装神姫を共に楽しむ仲間たち。 かつての『七星』、今のチーム・アクセルのメンバー、そして、遠征を続ける中で出会った神姫マスターたち。 菜々子にとって、誰も失いたくない、かけがえのない仲間だった。 その仲間たちの大切さ、仲間とともにいることの楽しさやかけがえのなさは、あおいが教えてくれたことだ。 だからこそ、菜々子は今も、あおいに仲間の輪の中にいてほしいと願う。 だが、仲間たちでそれを理解してくれる人はいない。 今の仲間と桐島あおい、どちらが大切なのか。 その問いを菜々子に投げかけたのは、先ほどの有紀だけではない。 『ポーラスター』の仲間たちにも、幾度となく尋ねられてきた。 その都度、菜々子は答える。 どちらも大切で比べようもない、と。ただ、あおいお姉さまが昔のように一緒にいてくれればいい、と。 それが菜々子の本心だった。 それは、とんでもないわがままだろうか? 途方もない高望みだろうか? そもそも、仲間か憧れの人か、どちらかを選び、片方を切り捨てなければならないものなのだろうか? だが、どちらも切り捨てられずにいるうちに、菜々子はどちらも失うことになってしまった。 どちらも大切にしてきたはずなのに、どうしてお姉さまも今の仲間たちも、そして愛する神姫さえも、わたしの元から去ってしまうのだろう? 愛した人さえも傷つけてしまうのだろう? わからない。 わたしは何か間違っていた? だとしたらどこで間違ったの? 何が間違っていたの? 結論のでない問いがループする。 暗い思考のループは、やがて渦を巻き、菜々子の心を少しずつ飲み込んでゆく。 開かれた瞳は何も見ておらず、光は徐々に失われてゆく。 ……もう、このまま死んでしまえばいい。 そんな言葉が心に浮かび始めた頃。 「……菜々子! こんなところにいたの? 捜したわよ」 聞き慣れた声が近寄ってくる。 頼子さん。ぼやけた意識の中で、祖母の名前を呼ぶ。 頼子は菜々子の隣に腰掛けた。 菜々子は、呟くように、言う。 「頼子さん……わたしは、まちがっていたの……?」 「え?」 「みんな……みんな……たいせつだったのに……わたしからはなれていくよ……」 「菜々子……」 頼子は菜々子の頭に腕を回し、そっと抱き寄せた。 菜々子は力なく、頼子の肩にもたれかかる。 「なんで……? わたしはだれもきずつけたくないのに……みんなでいっしょにいたいだけなのに……なんできずつくの? なんでいなくなってしまうの? いつも、いつも……」 修学旅行から帰った後も、あの暑い夏の公園でも、そして今も。 求め、手に入れたと思っても、菜々子の手から滑り落ちてしまう、かけがえのない宝物。 「菜々子は間違ってなんかいないわ」 その時の頼子の声は、限りなく優しかった。 「わたしは、菜々子を信じている。他の人がどんなに菜々子を責めても、わたしはあなたの味方よ」 「……どうして?」 「家族だから」 頼子は即答した。 菜々子の肩を掴む手に力がこもる。 「あなたはわたしの、たった一人の家族だから。 あなたがいてくれて、今日までどんなに心強かったことか……。 菜々子の両親が……雅人と早苗が亡くなったとき、わたしも悲しくて悲しくて……もう立ち直れないと思った。もう死んでもいいかも、って思ったの。 でもね、あなたがいたから、わたしは死ぬわけにはいかなかった。忘れ形見のこの子を守り、育てなくちゃって。しっかりしなくちゃって、ね。 菜々子がいてくれて、本当に嬉しかった。家族がいてくれて、本当にありがたい、そう思ったの。 だから、助けてくれたあなたを、わたしは決して見捨てたりしない。わたしはずっと、あなたのそばにいるわ」 頼子さんは知らない。 菜々子が、たとえわざとでないにしても、遠野の命を奪おうとしたことを。 それを知っても、頼子は菜々子を許せるだろうか。 でも今は、頼子の温もりが何よりも暖かくて。 「……よりこさん……ありがと……」 菜々子の礼は弱々しかった。 だが、頼子さんの言葉で、暗い思考の渦を止めることは出来た。 菜々子はまた立たなくてはならない。この後、どんなことが待っているとしても、ずっとここで、うずくまっているわけにはいかないのだ。 ほんの少しだけ、気力を取り戻せた。 頼子は優しく微笑むと、不意に立ち上がる。 「それじゃあ、行きましょう」 「……どこへ?」 「あなたを待っている人がいるのよ」 頼子に手を引かれ、菜々子はよろけるように立ち上がった。 思考も身体も、まだぎこちない。縮こまっていたせいか、節々が鈍く痛む。 菜々子はふらつきながら、頼子の後を追う。 エレベーターに乗り、長い廊下を歩いていくと、個室の病棟に入った。 扉のいくつかを通り過ぎ、たどりついた個室。 代わり映えのしない扉の前で、菜々子は立ちすくんだ。 さっき、頼子さんが言っていたことは、嘘だ。 味方なんかじゃない。 なぜ、いま、この時に、わたしをここに連れてくるの。 菜々子は恐怖に身をすくませ、顔を凍り付かせた。 扉の横、患者の名前の表札。 『遠野 貴樹』 と書かれていた。 次へ> Topに戻る>
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2181.html
ウサギのナミダ ACT 1-34 ■ 「……不器用な人、かな」 わたしの答えに、三人とも、「え~?」と不満の声を上げた。 「不器用なマスターじゃ、メンテナンスも満足にしてもらえないんじゃない?」 「あ、そうじゃなくて……手先は器用なの」 一四番さんの言葉に、わたしは説明する。 「手先じゃなくて……こう、気持ちとか、感情を外に出すのが苦手な人なの。 でも、本当は、とても優しくて……」 わたしは内心驚いている。 自分の説明がなぜかやたらと具体的だったから。 「いつも仏頂面だったり、怖い顔だったりするけど、笑顔が素敵で。 好きな女の子の前では、照れ屋さんで。 口に出しては言わないけど、わたしのことを一番に考えてくれていて。 わたしをいつもまっすぐに見てくれる……」 三人とも、わたしの言葉を真剣に聞いてくれてる。 わたしの頭の中で、一人の男性の姿が浮かび上がろうとしている。 「その、人の、名前、は……」 とおの たかき。 どうして。 どうしてこんな大切なことを忘れていたの。 世界で一番大切なマスターのことを……! わたしはすべて、はっきりと思い出していた。まるで、メモリにちゃんとアクセスできるようになったかのようにクリアに。 そう、マスターの元でわたしは、わたしは……。 「ね、ねぇ、どうしたの? どこか痛いの? 気分悪い?」 三六番ちゃんが、わたしに近寄ってきて、背中をさすってくれる。 わたしはうつむいて泣き出していた。 それは贖罪の涙だった。 本当は、この三人の前に現れる資格なんてなかった。 それに気がついてしまった。 「ご、ごめんなさい……ごめんなさい、ごめんなさ……」 謝っても、わたしは許されないと思う。 それでも謝る以外にできることなんてなかった。 「どうしたの? どうしてあやまってるの?」 三六番ちゃんの心配そうな声。 ごめんなさい。わたし、あなたにそんな風に優しい言葉をかけてもらう資格なんてないの。 七番姉さんも、一四番さんも側に来てくれた。 二人も心配そうな顔をして。 「どうしたの? 二三番」 七番姉さんの優しい声に、わたしは告白する。 「わたしっ……お店の外に連れ出されて……そのあと、幸せだったのっ……。 ……マスターに、出会ったの……。 マスターは……わたしを、風俗の神姫と知っても……受け入れてくれた……」 涙が止まらない。 胸が痛い。 こんなに耐えられない痛みは何度目だろう。 でも、それを堪えて、言わなくてはならない。 きっとそのために、ここにいると思うから。 「……幸せだったの……みんなが、みんなが辛い思いしているときにっ! わたし、ひとりで幸せだったのっ…… みんなを助けようなんて、考えることもなく……ひとりだけ…… 裏切り者なの……あたしは…… みんなに、合わせる顔なんて……あるはずない……!」 ずっと、こんなに幸せでいいのかと思っていた。 本当は、わたしだけじゃなくて、お店の神姫がみんな幸せにならなくちゃいけないと、ずっと思っていた。 わたしだけ幸せでいていいなんて、虫のいい話。 そんなこと、あっていいはずがなかった。 だって、お店の神姫は、わたしと同じくらい、あるいはそれ以上に、ひどいことされて、辛い思いをしてきたのだから。 だったら、みんなが幸せにならなくちゃ……。 「裏切り者なんて、思ってないよ?」 三六番ちゃんの声に、わたしは顔を上げる。 涙にかすむ彼女は、小首を傾げて、いっそ不思議そうな表情。 「それどころか、感謝してるのに」 「な……なんで……?」 「だって……そのマスターなんでしょう? お店をなくしてしまったのは」 「え……!」 なんで、そんなことを知っているの。 驚いているわたしに、七番姉さんが言った。 「わたしたちは、わかっていたわ。 あなたがいなくなって……お客さんに連れ去られて、しばらくして、お店が警察の取り締まりを受けた。 だったら、きっとあなたが、外で誰かと出会い、お店がなくなるように頑張ってくれたんだって、そう思ってた」 七番姉さんは、髪を掻き揚げた。 「……まさか、全国の神姫風俗が取り締まられるとは、思わなかったけれど」 それは、マスターがしたこと。 マスターがわたしのために、戦ってくれたから。 刑事さんが、お店の神姫は、別のマスターに引き取られると聞いて、わたしは安心してしまっていた。 自分の罪から目を逸らすように。 「わ、わたしは……ゆるして、もらえるの……?」 「許すなんて……最初から恨んじゃいないよ」 一四番さんの微笑みは、とても優しかった。 「それどころか……あんたはわたしたちの希望さ」 「きぼ……う……?」 「そうさ。 あんたは、風俗の神姫のままでも受け入れてくれる、素敵なマスターに出会えたんだろ? だったら、あたしたちだって、きっと素敵なマスターに出会える。そう信じられる。 きっと、ここから出ていった連中だって、幸せになってるって、信じられるんだ」 一四番さんは、わたしをまっすぐに見て、言う。 真剣な表情。 「それだけじゃない。 今も、神姫風俗にいて、苦しんでいる神姫はたくさんいる。 その神姫たちが、あんたのことを知ったら? 希望が持てる。 風俗の神姫でも優しく迎えてくれる人が、現れるかも知れない、って。 限りなくゼロに近い可能性かも知れない。 でも、ゼロじゃない。ゼロじゃないんだよ。 ……あんたがいるから! あんたが、すばらしいマスターと出会えたことが、その証拠なんだよ!」 そんなこと。 でも、マスターと共にいることを、みんなが許してくれるのなら。 こんなに嬉しいことはない……けれど……。 「わたし……マスターと一緒にいてもいいの……? ……幸せでいいの……?」 わたしの両の瞳からは、いまだに大きなしずくがこぼれていく。 そんなわたしに、三六番ちゃんは、にっこりと笑いかけてくれた。 「もちろんだよ。あなたが幸せでいてくれなくちゃダメだよ」 彼女は少し寂しさに笑顔を少し曇らせる。 「わたしたちは……これから、記憶を消されるから……次に会ったとき、あなたのこと、覚えてないかも知れない。 でも、きっとわかるよ。 あなたがわたしたちにとって、特別な神姫だってこと。 きっとあなたのこと、応援するから……だから……」 三六番ちゃんは、まっすぐにわたしを見て、花開くような笑顔で言った。 「幸せになって」 わたしは。 涙を止めることができなかった。 嬉しくて、嬉しくて。 かつての仲間たちは、わたしのことを認めてくれないと思っていた。 恨まれていると思っていた。 でも、みんな、わたしのこと……わたしのマスターのことを認めてくれている。 この気持ちを、はっきりと伝えなくてはいけなかった。 声を出すのが難しかったけれど。 絞り出すように、言った。 「あり……が……とう……」 そのとき。 聞こえた。 今度こそ、はっきりと。 マスターが、わたしを呼んでいる! 「ごめんね、みんな……わたし……帰らなくちゃ……マスターのところに……」 マスターだけじゃない。 仲間たちの呼び声も、わたしの耳に届いてきた。 帰ってこい、と。 「帰って……戦わなくちゃ……マスターと一緒に……」 それが、今のわたし、だから。 涙を拭う。 もう泣きたい気持ちは、どこかへ飛んでいた。 決然とした気持ちだけが、胸にある。 戦う。マスターと共にあるために。 身につけていたワンピースが弾け飛ぶ。 いつものバニーガールの姿に戻っていた。 すると。 わたしの背後に、光の穴が出現した。 「ゲートよ。ここを通って、あなたの、元の場所に戻れるわ」 七番姉さんが教えてくれる。 わたしは頷いて、三人を見た。 未練は、ある。立ち去りがたく思う。 だけど、三人ともみんな微笑んでくれている。 不意に、三六番ちゃんが尋ねてきた。 「ねえ……名前を教えて?」 「え?」 「マスターがくれた、あなたの、本当の名前」 本当の名前。 そう、この名こそが。 わたしが今、マスターの神姫であることの証……。 「わたしの名前は……ティア」 いま、わかった。 この名こそ神姫の誇り。 武装神姫は皆、その誇りを守るために、戦っている……! 「ティア……」 三人の仲間は、わたしをまっすぐに見て、その名を呼んだ。 そして、ガッツポーズを取ると、声を合わせた。 「がんばって!!」 明るい笑顔で激励をくれた。 わたしも微笑んで、頷いた。 わたしの身体が輝き出す。 光の粒子になって、ゲートに吸い込まれていく。 三人の姿が白い光でかすんでいく。 「みんなも……みんなも、必ず……!」 必ず会えるから。 素敵なマスターに、必ず出会えるから、だから。 みんなも、幸せになって。 すべて言う前に、視界は光に包まれて真っ白に染まった。 伝わったと思う。 そう信じて。 わたしの意識は超高速で電脳空間を駆け抜ける。 帰る。 マスターの元へ。 わたしを『ティア』と呼んでくれる仲間たちの元へ。 そこがわたしの居場所だから。 □ 「ティアアアアアアアアァァァァーーッ!!」 瞬間、時が凍った。 ■ 感覚が戻ってきた刹那。 わたしの耳に届いたのは、一番大切な人の絶叫だった。 目の前にいるのはクロコダイル。 ハンマーを構えている。 現状を認識するよりも早く、身体が勝手に動き始める。 ……これが、雪華さんの言っていた、無意識の機動だろうか。 膝を曲げ、身体を前屈みに折り、右脚を後ろにスライドさせる。 クロコダイルの一撃が、わたしの頭上をすり抜ける。 右のうさ耳がちぎれ飛んだ。 わたしはホイールを急速回転させる。 その場で高速ターン。 身を屈めたままの体勢から、回転しながら身体を上げる。 クロコダイルは、ハンマーを振り抜いたところ。 わたしは、勢いのついた右脚で、クロコダイルの背中を蹴り飛ばした。 重いハンマーを振り、勢いのついていたクロコダイルの身体は、わたしの蹴りで加速され、ものすごい勢いで吹き飛んだ。 塔の中を、大きな激突音が響きわたる。 □ その瞬間、ゲーセンのバトルロンドコーナーは、確かに時間が止まっていた。 筐体の向こうの井山は、目を輝かせた笑い顔のまま静止していた。 ギャラリーは大型ディスプレイを見上げ、目を見開いたまま、あるいは顔を両手で隠したりして、止まっている。 隣にいる久住さんも大城も、俺の背後の少女四人組も動く気配はない。 何より俺が、身動きできずにいた。 その場を一瞬の沈黙が支配している。 時間の動きを示すのは。 ティアの頬を伝う、ひとしずくの涙。 ティアの頭は無事だ。 静寂の中、立ち尽くしている。 いつのまにか、右のうさ耳がちぎれている。 沈黙を破ったのは、クロコダイルだった。 『がああああぁぁっ!!』 土煙の中から、這いつくばっていた上半身を持ち上げている。 口から吐瀉物をまき散らしながら、叫んだ。 『なぜだっ! なぜ戻ってきた!?』 ティアは静かに答えた。 『……声が、聞こえたから』 ■ 「声が聞こえたから。 マスターが、わたしを呼んでくれる声が。 仲間が、わたしを呼んでくれる声が。 だから、わたしは戻ってこられたんです」 心は穏やかだった。 クロコダイルの声を聞いても。 視線の先にいるその姿を見ても。 今は怖いと思わない。 「ありえない! そんなもの、聞こえるものか!!」 「……あなたには分からない」 「なに……!?」 「お互いを大切に思う気持ち……絆があるから……聞こえたんです」 クロコダイルは、これ以上ない憤怒の形相でわたしを見た。 「絆だと……!? えらそうに、汚れた風俗の神姫風情が……!!」 「っ……!!」 瞬間、わたしは睨み返していた。 許さない。 風俗の神姫だからって、貶められる理由は何もない。 だって、わたしたちだって、幸せを求める気持ちは同じだから。 かつての仲間を、今も苦しんでいる仲間たちを、侮辱するのは許さない。 「そんな言葉……わたしは、もう、恐れません!!」 そう。 もうわたしは、自分の過去を恐れない。 いいえ、本当は、はじめから恐れることなんてなかった。 いま、確かなものが、わたしの中にあるから。 わたしは、小さいけれど、ただ一つの確かなものを、胸の前で握りしめる。 「だって、誇りがあるから……」 それは名前。 誰よりも大切な人がくれた、その名前こそ、わたしがわたしである証。 「わたしの名前は、ティア」 そして誇る。 「遠野貴樹の、武装神姫だから!!」 ◆ 歓声が爆発した。 ギャラリーしている人間も神姫も。 誰もが声を上げずにはいられなかった。 「届いた、届いたよ!」 美緒は、三人の仲間たちに抱きしめられる。 みんな喜びに声を上げている。 怖かった。届かないかも知れない、と思った。 でも届いた。 ティアが聞こえたと言ってくれたのだ。 仲間たちと抱き合いながら、美緒は安心と喜びで泣きじゃくる。 □ 「やったぜ……奇跡が起きたぜ、おい!!」 大城が俺の頭を掴んで揺さぶっている。 「帰ってきた……あなたの声、届いたわ、遠野くん!」 久住さんは俺の右腕を掴んできた。 二人の感触が、呆けていた俺を、現実に立ち返らせる。 周囲は歓声が響き、うるさいほどだ。 俺はまだ、ショックの抜けていない気持ちのまま、ヘッドセットをつまんだ。 「……ティア……?」 『はい、マスター』 いとも簡単に返ってくる返事。 その声が、俺の心に深く染み込んでくる。 言いたいことがたくさんあった。 聞きたいこともたくさんあった。 どこへ行っていたのか、誰かと会ったのか、どうしていたのか、俺の声は本当に届いていたのか、身体は大丈夫なのか、心は無事なのか…… だが、頭を一瞬で駆けめぐった言葉は、一言に集約された。 「……走れるか?」 『はい』 力強く。 ティアは何か吹っ切れたように、はっきりとした返事を返してくる。 「……俺なんかの……指示でも……走れるのか?」 『……俺なんか、っていうの、禁止です』 ティアに叱られた。 弱気になっているのは、俺の方か。 そして、続く言葉。 『マスターと一緒に戦えること、わたしの誇りです。 世界の誰よりも、マスターを信じています』 その言葉が俺の心を鷲掴みにした。 溢れ出したのは、闘志。 そう、今はまだ、バトルの真っ最中だ。 勝つ。 ティアのために、俺のために。 助けてくれた久住さんとミスティ、待っていてくれる大城と虎実。 手伝ってくれた四人の女の子たち、それから、海藤とアクア、高村と雪華、日暮店長と地走刑事……俺たちの仲間のために。 そして、井山との因縁を断ち切るために。 「ティア、お前がそう言ってくれるのなら……一緒に戦おう……勝ちに行くぞ!」 『はい、マスター!』 俺は立ち上がり、井山を睨む。 奴は顔を引きつらせていた。 いまや奴のアドバンテージなどないに等しい。 それどころか、ほぼ完全な勝利が手から滑り落ちていったのだ。 井山の顔からは、一切の余裕が消え失せていた 「行くぞ……井山……」 俺は、左手で、井山をまっすぐ指さした。 そこで初めて、手のひらに爪が食い込んで傷になっていることに気がついた。 俺は意に介さず、井山に言葉をぶつける。 「ここからが……本当の戦いだ!!」 次へ> トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/battleconductor/pages/141.html
概要 ステータス情報 概要 神姫及びイベントの装備を絞り込み、簡単な解説とLV60のステータスをまとめたページです。 ステータス情報 + Tシャツ 特徴 共通してボディ・リア一体装備。 一つ一つ個性まみれ、攻撃の[武]、防御の[姫]、ダッシュ速度の[装]・ブタT、バランスの良い寅年といった所か ブタTだけ地走なので飛行と勘違いしないように。 武装 部位 レア度 攻 防 ス 体 ブ 展開 CHA CR C抵 回復 跳速 走速 走費 跳費 飛費 防費 近接 射撃 ♦攻 ♦防 状耐 パッシブスキル 備考 カードゲーマーTシャツ ボディ(飛行リア) N 0 120 30 922 0 40 20 体力最大値アップ 体力の最大値を上げるリアパーツ一体型ボディサイズ反映神姫ハウス反映 R 0 136 27 1086 0 SR 0 139 24 1240 0 UR 0 162 21 1573 0 カードゲーマーTシャツ 飛行リア N 0 0 - 602 193 ため時間減少 ため時間を減少するボディパーツ「カードゲーマーTシャツ」装備時自動装備 R 0 0 87 855 245 SR 0 0 - 1079 294 UR 0 0 - 1304 362 武装神姫Tシャツ[武] ボディ(飛行リア) N 55 70 0 872 20 0 0 122 0 5 0 44 21 16 16 60 0 -100 -176 -176 -13 防御力アップ 防御力を上げるリアパーツ一体型ボディサイズ反映神姫ハウス反映 R 55 86 0 1036 20 SR 55 89 0 1190 20 UR 55 112 0 1523 20 武装神姫Tシャツ[武] 飛行リア N 55 -50 50 552 213 44 ブーストアップ ブースト時の移動スピードアップボディパーツ「武装神姫Tシャツ[武]」装備時自動装備 R 55 -50 60 805 265 SR 55 -50 70 1029 314 UR 55 -50 80 1254 382 武装神姫Tシャツ[装] ボディ(飛行リア) N 0 120 30 922 0 60 60 0 0 5 0 88 5 40 0 60 0 0 169 -176 -13 攻撃力アップ 攻撃力を上げるリアパーツ一体型ボディサイズ反映神姫ハウス反映 R 0 136 27 1086 0 SR 0 139 24 1260 0 UR 0 162 21 1573 0 武装神姫Tシャツ[装] 飛行リア N 0 0 80 602 193 88 ブースト最大値アップ ブーストゲージの最大値を上げるボディパーツ「武装神姫Tシャツ[装]」装備時自動装備 R 0 0 - - - SR 0 0 - - - UR 0 0 - - - 武装神姫Tシャツ[神] ボディ(飛行リア) N 10 130 0 932 50 0 140 0 0 5 0 44 5 14 0 60 -100 0 0 0 -13 体力最大値アップ 体力の最大値を上げるリアパーツ一体型ため攻撃威力上昇ボディサイズ反映神姫ハウス反映 R 10 146 0 1096 50 SR 10 149 0 1250 50 UR 10 172 0 1583 50 武装神姫Tシャツ[神] 飛行リア N 10 10 60 612 243 44 ため時間減少 ため時間を減少するボディパーツ「武装神姫Tシャツ[神]」装備時自動装備ため攻撃威力上昇 R 10 10 60 865 295 SR 10 10 70 1089 344 UR 10 10 80 1314 412 武装神姫Tシャツ[姫] ボディ(飛行リア) N -20 175 0 962 -50 0 -120 0 78 5 0 44 4 18 0 5 0 0 0 176 44 ため威力増加 タメ攻撃の威力を上げるリアパーツ一体型ボディサイズ反映神姫ハウス反映 R -20 191 0 1126 -50 SR -20 194 0 1300 -50 UR -20 217 0 1613 -50 武装神姫Tシャツ[姫] 飛行リア N -20 55 50 642 143 44 ダッシュブースト消費量減少 ダッシュする際のブースト消費を減少するボディパーツ「武装神姫Tシャツ[姫]」装備時自動装備 R - - - - - SR - - - - - UR - - - - - 寅年Tシャツ ボディ(飛行リア) N 22 142 22 922 0 0 20 86 0 5 176 44 5 22 0 5 100 0 0 0 0 ため威力増加 タメ攻撃の威力を上げるリアパーツ一体型ボディサイズ反映神姫ハウス反映 R 20 20 6 6 SR 18 18 7 7 UR 寅年Tシャツ 飛行リア N 22 22 72 602 193 44 ダッシュブースト消費量減少 ダッシュする際のブースト消費を減少するボディパーツ「寅年Tシャツ」装備時自動装備 R 20 - - - - SR 18 - - - - UR - - - - - 豚Tシャツ ボディ(リア) N 0 130 30 922 0 10 60 86 0 0 88 88 9 11 0 0 -200 0 88 141 -17 防御力アップ 防御力を上げるリアパーツ一体型ボディサイズ反映神姫ハウス反映 R 105 SR 123 UR 132 豚Tシャツ リア N 0 10 80 602 193 88 ブースト最大値アップ ブーストゲージの最大値を上げるボディパーツ「豚Tシャツ」装備時自動装備 R 105 SR 123 UR 132 ダンスパック 特徴 ダンスパック購入のオマケ装備 しかし、オマケという割にはがっつり差別化されている 共通してクリティカル率が高いのでどれを着けても与ダメを高めやすい 武装 部位 レア度 攻 防 ス 体 ブ 展開 CHA CR C抵 回復 跳速 走速 走費 跳費 飛費 防費 近接 射撃 ♦攻 ♦防 状耐 パッシブスキル 備考 ジャケットTシャツ[Wow Wow VENUS] ボディ(飛行リア) N 攻撃力アップ 攻撃力を上げるリアパーツ一体型ボディサイズ反映神姫ハウス反映 R 10 146 0 1086 0 60 54 86 0 0 88 105 11 0 8 0 0 0 88 141 0 SR UR ジャケットTシャツ[Wow Wow VENUS] 飛行リア N ダッシュブースト消費量減少 ダッシュする際のブースト消費を減少するボディパーツTシャツ[Wow Wow VENUS]装備時自動装備 R 10 10 60 855 245 105 SR UR ジャケットTシャツ[Sakura Sunrise] ボディ(飛行リア) N 体力最大値アップ 体力の最大値を上げるリアパーツ一体型ボディサイズ反映神姫ハウス反映 R 0 136 27 1086 27 60 0 86 0 0 88 88 5 8 0 0 0 0 0 -176 0 SR UR ジャケットTシャツ[Sakura Sunrise] 飛行リア N ブースト最大値アップ ブーストゲージの最大値を上げるボディパーツTシャツ[Sakura Sunrise]装備時自動装備 R 0 0 87 855 272 88 SR UR ジャケットTシャツ[Ha・lle・lu・jah] ボディ(飛行リア) N スピードアップ 移動する際のスピードアップリアパーツ一体型ボディサイズ反映神姫ハウス反映 R 20 156 20 1106 -60 6 20 86 0 8 176 88 5 8 8 8 0 0 -176 -176 0 SR UR ジャケットTシャツ[Ha・lle・lu・jah] 飛行リア N 攻撃スピードアップ 攻撃スピードを上げるボディパーツTシャツ[Ha・lle・lu・jah]装備時自動装備 R 20 20 80 875 185 88 SR UR ジャケットTシャツ[Follow Tomorrow] ボディ(飛行リア) N ため威力増加 ため攻撃の威力を上げるリアパーツ一体型ボディサイズ反映神姫ハウス反映 R 10 146 0 1086 0 60 54 86 0 0 88 105 13 0 8 0 0 0 88 141 0 SR UR ジャケットTシャツ[Follow Tomorrow] 飛行リア N ため威力増加 ため攻撃の威力を上げるボディパーツTシャツ[Follow Tomorrow]装備時自動装備 R 20 20 80 875 185 105 SR UR ジャケットTシャツ[FUJIMORI -祭- FESTIVAL] ボディ(飛行リア) N 攻撃力アップ 攻撃力を上げるリアパーツ一体型ボディサイズ反映神姫ハウス反映 R 0 136 27 1086 27 60 0 86 0 12 88 88 5 8 0 0 0 0 0 -176 0 SR UR ジャケットTシャツ[FUJIMORI -祭- FESTIVAL] 飛行リア N 攻撃力アップ 攻撃力を上げるボディパーツTシャツ[FUJIMORI -祭- FESTIVAL]装備時自動装備 R 20 20 80 875 185 88 SR UR ジャケットTシャツ[朧] ボディ(飛行リア) N ダッシュブースト消費量減少 ダッシュする際のブースト消費を減少するリアパーツ一体型ボディサイズ反映神姫ハウス反映 R 20 156 20 1106 -60 7 20 86 0 8 176 88 1 8 8 8 0 0 -176 -176 0 SR UR ジャケットTシャツ[朧] 飛行リア N ダッシュブースト消費量減少 ダッシュする際のブースト消費を減少するボディパーツTシャツ[朧]装備時自動装備 R 20 20 80 875 185 88 SR UR + ときめきメモリアル 特徴 藤崎詩織達が通う私立きらめき高校の女子制服。 防御が優秀だが攻撃力に大きなマイナスが掛かってしまう…が極めて高いクリティカルがある。 装備を工面すればクリティカル恒常化で火力をフォロー可能。ジェム周りも優秀で戦いようはある。 武装 部位 レア度 攻 防 ス 体 ブ 展開 CHA CR C抵 回復 跳速 走速 走費 跳費 飛費 防費 近接 射撃 ♦攻 ♦防 状耐 パッシブスキル 備考 きらめき高校の制服 ボディ(アーム リア) N -20 150 -4 922 0 17 22 198 117 5 0 44 -9 0 0 0 0 0 106 106 0 防御力アップ 防御力を上げるアーム・リア一体型神姫ハウス反映ボディサイズ反映 R -20 166 -5 1086 0 SR -20 169 -6 1240 0 UR -20 192 -7 1573 0 きらめき高校の制服 アーム N -20 149 -4 619 146 44 攻撃力アップ 攻撃力を上げるボディパーツ「きらめき高校の制服」装備時自動装備 R -20 165 -6 740 203 SR -20 169 -8 912 252 UR -20 195 -10 1177 325 きらめき高校の制服 リア N -20 30 46 602 192 149 ブースト最大値アップ ブーストゲージの最大値を上げるボディパーツ「きらめき高校の制服」装備時自動装備 R -20 30 55 855 245 SR -20 30 64 1079 294 UR -20 30 73 1304 362 きらめき高校の靴 レッグ N -20 71 207 619 67 0 20 86 49 0 0 44 0 0 0 0 0 0 35 35 0 ブーストアップ ブースト時の移動スピードアップ神姫ハウス反映 R -20 78 240 740 119 SR -20 83 253 912 169 UR -20 95 291 1177 225 + クイズマジックアカデミー 特徴 QMAの飛び級生であるアロエのエボルグリム、グリムアロエの服。MAXIVCORDでの水着が実装。 極めて強力なDEX,CHAがつくが防御面は低いので要注意。 ツノ一つで回収やスキルをフォローしやすい。 武装 部位 レア度 攻 防 ス 体 ブ 展開 CHA CR C抵 回復 跳速 走速 走費 跳費 飛費 防費 近接 射撃 ♦攻 ♦防 状耐 パッシブスキル 備考 グリム・アロエのツノ ヘッド N 0 72 5 357 70 90 88 0 0 0 0 44 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ため時間減少[小~中] ため時間を減少する神姫ハウス反映 R 0 86 4 539 122 SR 0 90 3 705 171 UR 0 110 2 874 230 グリム・アロエのパーカー ボディ(アーム) N 0 120 5 922 0 167 82 0 0 0 0 44 0 0 0 0 0 0 0 0 0 体力最大値アップ[小~中] 体力の最大値を上げるアーム一体型神姫ハウス反映 R 0 136 4 1086 0 SR 0 139 3 1240 0 UR 0 162 2 1573 0 グリム・アロエのパーカー アーム N 0 119 5 619 146 44 ため威力増加[小~中] ため攻撃の威力を上げるボディパーツ「グリム・アロエのパーカー」装備時自動装備 R 0 135 4 740 203 SR 0 139 3 912 252 UR 0 165 2 1177 325 グリム・アロエの水着(オリジナル) ボディ(リア) N 15 105 5 1072 0 11 100 46 49 35 0 88 -20 0 0 100 100 0 0 -176 0 攻撃力アップ 攻撃力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映ボディサイズ反映(オリジナルは固定) R SR UR グリム・アロエの水着(オリジナル) リア N 15 -15 55 752 193 132 ため時間減少 ため時間を減少するボディパーツ「グリム・アロエの水着」装備時自動装備 R 15 -15 65 1005 245 SR 15 -15 75 1229 299 UR 15 -15 85 1454 362 グリム・アロエのサンダル レッグ N 0 41 216 619 67 81 55 0 0 0 0 44 0 0 0 0 0 0 0 0 0 スピードアップ[小~中] 移動する際のスピードアップ神姫ハウス反映 R 0 48 239 740 119 SR 0 53 266 912 169 UR 0 65 300 1177 225 グリム・アロエの小悪魔羽&スカート リア N 0 0 55 602 193 84 37 0 0 5 0 132 -10 0 0 0 0 0 0 0 0 全能力アップ[小] 全ステータスがアップする神姫ハウス反映 R 0 0 64 855 245 SR 0 0 73 1079 294 UR 0 0 82 1304 362 + スカイガールズ 特徴 機械細胞群ワームに対抗する為に開発された飛行外骨格。その3機の内、桜野音羽が駆る機体。 現在武装7枠を一つで全て埋める唯一の装備。「MVソード」、「アンチマテリアルライフル」が必要となる。 故に単純な戦闘能力だけなら優秀ではあるが、武器、スキルの自由度は皆無。ゴリ押しが最適か? ※現在再入手不可 武装 部位 レア度 攻 防 ス 体 ブ 展開 CHA CR C抵 回復 跳速 走速 走費 跳費 飛費 防費 近接 射撃 ♦攻 ♦防 状耐 パッシブスキル 備考 ソニックダイバー零神 ヘッド N 10 102 5 377 90 全能力アップ 全ステータスがアップする両手斬撃武器「MVソード」装備時自動装備腰持ちヘビーガン「アンチマテリアルライフル」装備時自動装備 R 10 112 4 559 140 SR 10 120 3 725 187 UR 10 140 2 894 244 ソニックダイバー零神 ボディ N 10 150 5 942 20 ジェムの出す量軽減 敵に攻撃された際にジェムの出す量を少なくする両手斬撃武器「MVソード」装備時自動装備腰持ちヘビーガン「アンチマテリアルライフル」装備時自動装備 R 10 166 4 1106 18 SR 10 169 3 1260 16 UR 10 192 2 1593 14 ソニックダイバー零神 アーム N 10 149 5 639 166 クリティカル発生アップ クリティカルが出る確率が上がる両手斬撃武器「MVソード」装備時自動装備腰持ちヘビーガン「アンチマテリアルライフル」装備時自動装備 R 10 165 4 760 221 SR 10 169 3 932 268 UR 10 195 2 1197 339 ソニックダイバー零神 レッグ N 10 71 216 639 87 ブーストアップ ブースト時の移動スピードアップ両手斬撃武器「MVソード」装備時自動装備腰持ちヘビーガン「アンチマテリアルライフル」装備時自動装備 R 10 78 239 760 137 SR 10 83 266 932 185 UR 10 95 300 1197 239 ソニックダイバー零神 飛行リア N 10 30 55 622 213 ジャンプスピードアップ ジャンプするスピードを上げる両手斬撃武器「MVソード」装備時自動装備腰持ちヘビーガン「アンチマテリアルライフル」装備時自動装備被弾時ジェム排出量増加 R 10 30 64 875 263 SR 10 30 73 1099 310 UR 10 30 82 1324 376 + ラブプラス 特徴 高嶺愛花達が通う私立十羽野高校の女子制服。 きらめきと比べるとDEX,CHAが非常に高く、防御がやや控えめ。 スカートのブースト量や靴のダッシュ消費等、機動性はこちらが優れている。 ※現在再入手不可 武装 部位 レア度 攻 防 ス 体 ブ 展開 CHA CR C抵 回復 跳速 走速 走費 跳費 飛費 防費 近接 射撃 ♦攻 ♦防 状耐 パッシブスキル 備考 ポニーテール ヘッド N 5 77 0 357 70 43 86 0 17 0 88 44 0 0 0 0 0 0 0 0 0 全能力アップ 全ステータスがアップする神姫ハウス反映 R 5 91 0 539 122 SR 5 95 0 705 171 UR 5 115 0 874 230 十羽野高校の制服 ボディ(アーム リア) N 0 120 0 1022 0 97 102 0 47 5 264 44 -10 0 0 0 0 0 -4 0 40 ジェムの出す量軽減 敵に攻撃された際にジェムの出す量を少なくするアーム・リア一体型神姫ハウス反映ボディサイズ反映 R 0 136 0 1186 0 -9 SR 0 139 0 1340 0 -13 UR 0 162 0 1673 0 十羽野高校の制服 アーム N 15 119 0 619 146 44 攻撃スピードアップ 攻撃時のスピードが上がるボディパーツ「十羽野高校の制服」装備時自動装備神姫ハウス反映 R 15 135 0 740 403 SR 15 139 0 912 452 UR 15 165 0 1177 525 十羽野高校の制服 リア N 0 0 50 602 293 149 防御力アップ 防御力を上げるボディパーツ「十羽野高校の制服」装備時自動装備 R 0 0 60 855 345 SR 0 0 70 1079 394 UR 0 0 80 1304 462 十羽野高校のローファー レッグ N 0 56 211 619 67 44 ブースト最大値アップ ブーストゲージの最大値を上げる神姫ハウス反映 R 0 63 235 740 119 31 73 0 15 0 0 -10 0 0 0 0 0 0 13 SR 0 68 253 912 169 UR 0 80 298 1177 225 + 十二支 2022寅年 特徴 Tシャツと双剣以外の装備は15周年にやや似ている。全体的に攻撃寄り。 ダッシュよりジャンプ速度を上げられる。更に、飛行消費が変化しないのでTシャツ等飛行が生かしやすい。 とはいえ他の消費が大きいので適度に休憩を入れること。 武装 部位 レア度 攻 防 ス 体 ブ 展開 CHA CR C抵 回復 跳速 走速 走費 跳費 飛費 防費 近接 射撃 ♦攻 ♦防 状耐 パッシブスキル 備考 タイガーヘッド ヘッド N 15 87 15 372 85 25 68 23 0 20 88 88 20 20 0 20 0 0 0 0 0 ため時間減少 ため時間を減少する神姫ハウス反映 R 44 SR UR 寅年Tシャツ ボディ(飛行リア) N 22 142 22 922 0 0 20 86 0 5 176 44 5 22 0 5 100 0 0 0 0 ため威力増加 タメ攻撃の威力を上げるリアパーツ一体型ボディサイズ反映神姫ハウス反映 R 20 20 6 6 SR 18 18 7 7 UR 寅年Tシャツ 飛行リア N 22 22 72 602 193 44 ダッシュブースト消費量減少 ダッシュする際のブースト消費を減少するボディパーツ「寅年Tシャツ」装備時自動装備 R 20 - - - - SR 18 - - - - UR - - - - - タイガーボディ ボディ N 15 135 15 937 15 16 15 23 0 20 88 88 20 20 0 20 0 0 0 0 0 ア 虎の尾を踏んじゃった体力最大値アップ 攻撃力を上げ、スピード系と射程を下げる体力の最大値を上げる神姫ハウス反映ボディサイズ反映 R 44 SR UR タイガーハンド アーム N 5 119 0 619 176 7 73 23 0 10 0 44 0 0 0 0 0 0 0 -4 4 ため威力増加 ため攻撃の威力を上げる神姫ハウス反映 R SR UR タイガークロー アーム(双斬撃) N 0 119 10 619 196 -13 43 23 0 20 176 44 0 10 10 10 60 -100 -88 -62 0 攻撃力アップ 攻撃力を上げる双斬撃「タイガークロー」装備時自動装備神姫ハウス反映 R 9 18 20 20 20 SR 8 16 30 30 30 UR 7 14 40 40 40 タイガーテイル リア N 15 15 65 617 208 15 15 23 0 25 88 132 10 20 0 20 0 0 0 0 0 ブースト最大値アップ ブーストゲージの最大値を上げる神姫ハウス反映 R SR UR 2023卯年 特徴 2通りのバニースーツ。そして、15周年っぽいリア。 黒は攻撃・ブースト量。赤はブースト速度・耐久が優れている。ジェム攻防と遠近耐性が真逆。 赤が気持ち高いぐらいで防御面は両方とも最低クラス。消費もあり走って逃げよう。 武装 部位 レア度 攻 防 ス 体 ブ 展開 CHA CR C抵 回復 跳速 走速 走費 跳費 飛費 防費 近接 射撃 ♦攻 ♦防 状耐 パッシブスキル 備考 バニーイヤー Black.ver ヘッド N 25 47 5 357 120 9 104 23 0 10 0 88 -10 30 15 50 50 -50 -88 0 18 射撃弾数+ 射撃時の残り弾数を増やす神姫ハウス反映 R SR UR バニーイヤー Rad.ver ヘッド N 15 57 5 507 70 9 104 23 32 10 0 105 -10 30 15 50 -50 50 0 -88 0 射程増加 射程距離が伸びる神姫ハウス反映 R SR UR バニースーツ Black.ver ボディ(アーム レッグ) N 25 95 5 922 50 7 184 66 0 30 0 88 -30 90 45 150 150 -150 -263 0 52 体力最大値アップ 体力の最大値を上げるアーム、レッグ一体型神姫ハウス反映ボディサイズ反映 R SR UR バニーアーム Silver.ver アーム N 25 94 5 619 196 88 攻撃力アップ 攻撃力を上げるボディパーツ「バニースーツ Black.ver」装備時自動装備 R SR UR バニースーツ Black.ver レッグ N 25 16 216 619 117 88 スピードアップ 移動する時のスピードアップボディパーツ「バニースーツ Black.ver」装備時自動装備 R SR UR バニースーツ Red.ver ボディ(アーム レッグ) N 15 105 5 1072 0 7 184 66 96 30 0 105 -30 90 45 150 -150 150 0 -263 0 ため威力増加 ため攻撃の威力を上げるアーム、レッグ一体型神姫ハウス反映ボディサイズ反映 R SR UR バニーアーム Gold.ver アーム N 15 104 5 769 146 105 体力最大値アップ 体力の最大値を上げるボディパーツ「バニースーツ Red.ver」装備時自動装備 R SR UR バニースーツ Red.ver レッグ N 15 26 216 769 67 105 ブーストアップ ブースト時の移動スピードアップボディパーツ「バニースーツ Red.ver」装備時自動装備 R SR UR バニーテール リア N 15 15 65 617 208 15 15 23 0 10 88 132 -5 30 15 15 15 15 -88 -44 9 ダッシュブースト消費量減少 ダッシュする際のブースト消費を減少させる神姫ハウス反映 R 140 SR 149 UR 158 2024辰年 特徴:大まかな特徴は卯年と大きな変化は無い。 赤は耐久・ダッシュ速度が良く、白は攻撃力・ブースト量が良い。やはり防御力は最低クラス。 一体型装備が無いので組み合わせやすい。 武装 部位 レア度 攻 防 ス 体 ブ 展開 CHA CR C抵 回復 跳速 走速 走費 跳費 飛費 防費 近接 射撃 ♦攻 ♦防 状耐 パッシブスキル 備考 ドラゴンテール Red ver. ヘッド N 15 57 5 557 70 9 104 23 32 10 0 105 -10 30 15 50 -50 50 0 -106 0 射程増加 射程距離が伸びる神姫ハウス反映 R SR UR ドラゴンテール White ver. ヘッド N 30 47 5 357 120 9 104 23 0 10 0 88 -10 30 15 50 50 -50 -106 0 18 射撃弾数+ 射撃時の残り弾数を増やす神姫ハウス反映 R SR UR ドラゴンドレス Red ver. ボディ N 15 105 5 1122 0 0 51 23 32 10 0 105 -10 30 15 50 -50 50 0 -106 0 ブーストアップ ブースト時の移動スピードアップ神姫ハウス反映ボディサイズ反映 R SR UR ドラゴンドレス White ver. ボディ N 30 95 5 922 50 0 51 23 0 10 0 88 -10 30 15 50 50 -50 -106 0 18 攻撃力アップ 攻撃力を上げる神姫ハウス反映ボディサイズ反映 R SR UR ドラゴンシューズ Red ver. レッグ N 15 26 216 819 67 0 71 23 32 10 0 105 -10 30 15 50 -50 50 0 -106 0 体力最大値アップ 体力の最大値を上げる神姫ハウス反映 R SR UR ドラゴンシューズ White ver. レッグ N スピードアップ 移動する時のスピードアップ神姫ハウス反映 R 30 23 240 740 169 0 94 23 0 10 0 88 -10 30 15 50 50 -50 -106 0 18 SR UR + バレンタイン 2021バレンタインスーツ 特徴 バレンタイン。そして、3色装備第一号。 ピンクはスキル。ブルーはDEXと防御、クリ抵抗。グリーンは攻撃、クリ、ブースト量。と優れている。 ほぼ最初期だからか、後発の装備より性能はささやか。難点が無いとも。 武装 部位 レア度 攻 防 ス 体 ブ 展開 CHA CR C抵 回復 跳速 走速 走費 跳費 飛費 防費 近接 射撃 ♦攻 ♦防 状耐 パッシブスキル 備考 バレンタインツインドリル ヘッド N 0 72 0 437 70 25 85 0 0 0 0 44 0 0 0 0 0 0 0 0 0 射程増加 攻撃距離が伸びる神姫ハウス反映 R 0 86 0 619 122 SR 0 90 0 785 171 UR 0 110 0 954 230 バレンタインツインドリルBlue リペイントver. ヘッド N 0 97 0 457 70 80 55 0 32 10 0 44 0 0 0 0 0 0 0 0 9 遠距離攻撃最終ダメージアップ コンボの最終ダメージ増加神姫ハウス反映 R 0 107 0 639 122 SR 0 115 0 805 171 UR 0 135 0 974 230 バレンタインツインドリルGreen リペイントver. ヘッド N 25 72 0 357 170 9 65 46 0 0 0 44 0 0 0 0 0 0 0 -44 0 ため時間減少 ため時間を減少する神姫ハウス反映 R 25 86 0 539 222 SR 25 90 0 705 271 UR 25 110 0 874 330 バレンタインスーツ ボディ N 0 120 0 1002 0 16 31 0 0 0 0 44 0 0 0 0 0 0 -4 0 0 ジェムの出す量軽減 敵に攻撃された際にジェムの出す量を少なくする神姫ハウス反映ボディサイズ反映 R 0 136 0 1166 0 SR 0 139 0 1320 0 UR 0 162 0 1653 0 バレンタインスーツBlue リペイントver. ボディ N 0 145 0 1022 0 71 0 0 32 10 0 44 0 0 0 0 0 0 0 0 9 体力最大値アップ 体力の最大値を上げる神姫ハウス反映ボディサイズ反映 R 0 161 0 1186 0 SR 0 164 0 1340 0 UR 0 187 0 1673 0 バレンタインスーツGreen リペイントver. ボディ N 25 120 0 922 100 0 11 46 0 0 0 44 0 0 0 0 0 0 0 -44 0 防御力アップ 防御力を上げる神姫ハウス反映ボディサイズ反映 R 25 136 0 1086 100 SR 25 139 0 1240 100 UR 25 162 0 1573 100 バレンタインパフスリーブ アーム N 0 119 0 699 146 22 43 0 0 0 0 44 0 0 0 0 0 0 0 0 0 攻撃スピードアップ 攻撃時のスピードが上がる神姫ハウス反映 R 0 135 0 820 203 SR 0 139 0 992 252 UR 0 165 0 1257 325 バレンタインパフスリーブBlue リペイントver. アーム N 0 144 0 719 146 78 13 0 37 10 0 44 0 0 0 0 0 0 0 0 8 攻撃スピードアップ 攻撃時のスピードが上がる神姫ハウス反映 R 0 160 0 840 203 SR 0 164 0 1012 252 UR 0 190 0 1277 325 バレンタインパフスリーブGreen リペイントver. アーム N 25 119 0 619 246 7 23 46 0 0 0 44 0 0 0 0 0 0 0 -44 0 ホーミング性能アップ 射撃時の弾のホーミング性能が上がる神姫ハウス反映 R 25 135 0 740 303 SR 25 139 0 912 352 UR 25 165 0 1177 425 バレンタインシューズ レッグ N 0 41 211 699 67 15 52 0 0 0 0 44 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ダッシュブースト消費量減少 ダッシュする際のブースト消費を減少する神姫ハウス反映 R 0 48 235 820 119 SR 0 53 253 992 169 UR 0 65 298 1257 225 バレンタインシューズBlue リペイントver. レッグ N 0 66 211 719 67 71 22 0 32 10 0 44 0 0 0 0 0 0 0 0 9 ブースト最大値アップ ブーストゲージの最大値を上げる神姫ハウス反映 R 0 73 235 840 119 SR 0 78 253 1012 169 UR 0 90 298 1277 225 バレンタインシューズGreen リペイントver. レッグ N 25 41 211 619 167 0 32 46 0 0 0 44 0 0 0 0 0 0 0 -44 0 スピードアップ 移動する際のスピードアップ神姫ハウス反映 R 25 48 235 740 219 SR 25 53 253 912 269 UR 25 65 298 1177 325 バレンタインスカート リア N 0 0 50 682 193 15 31 0 0 5 0 132 -10 0 0 0 0 0 0 0 0 ブースト最大値アップ ブーストゲージの最大値を上げる神姫ハウス反映 R 0 0 60 935 245 SR 0 0 70 1059 294 UR 0 0 80 1384 362 バレンタインスカートBlue リペイントver. リア N 0 25 50 703 193 70 11 0 32 15 0 132 -10 0 0 0 0 0 0 0 9 ブーストアップ ブースト時の移動スピードアップ神姫ハウス反映 R 0 25 60 955 245 SR 0 25 70 1079 294 UR 0 25 80 1404 362 バレンタインスカートGreen リペイントver. リア N 25 0 50 602 293 10 11 46 0 5 0 132 -10 0 0 0 0 0 0 -44 0 ダッシュブースト消費量減少 ダッシュする際のブースト消費を減少する神姫ハウス反映 R 25 0 60 855 345 SR 25 0 70 1079 394 UR 25 0 80 1304 462 2022クラシックバレンタイン 特徴 3色装備で茶色メイド服はピンクに該当する。 ピンクはジェム攻、ダッシュ速度が上がり。ブルーはジェム防、スピードが。 グリーンは防御、ジェム防が下がった。共通して近接耐性アリ。 武装 部位 レア度 攻 防 ス 体 ブ 展開 CHA CR C抵 回復 跳速 走速 走費 跳費 飛費 防費 近接 射撃 ♦攻 ♦防 状耐 パッシブスキル 備考 バレンタインキャンディツイン ヘッド N 0 72 0 357 150 30 95 0 0 0 0 52 0 10 10 0 50 0 44 0 9 ため時間減少 ため時間を減少する神姫ハウス反映 R SR UR ホワイトデードーナツツイン ヘッド N 0 72 0 357 150 30 95 0 0 0 0 52 0 0 10 0 50 0 44 0 9 ため時間減少 ため時間を減少する神姫ハウス反映 R SR UR ホワイトデードーナツツインBlue リペイントver. ヘッド N 0 97 0 457 70 80 55 0 32 5 0 44 0 0 10 0 50 0 0 -44 9 ため威力増加 ため攻撃の威力を上げる神姫ハウス反映 R SR UR ホワイトデードーナツツインGreen リペイントver. ヘッド N 30 62 0 357 170 9 55 23 0 0 0 44 0 10 20 0 50 0 0 -88 9 射程増加 射程距離が伸びる神姫ハウス反映 R SR UR バレンタインクラシックスーツ ボディ N 0 120 0 922 80 21 41 0 0 0 0 52 0 10 10 0 50 0 44 0 9 体力最大値アップ 体力の最大値を上げる神姫ハウス反映ボディサイズ反映 R SR UR バレンタインクラシックスーツBlue リペイントver. ボディ N 0 145 0 1022 0 71 0 0 32 5 0 44 0 0 10 0 50 0 0 -44 9 防御力アップ 防御力を上げる神姫ハウス反映ボディサイズ反映 R SR UR バレンタインクラシックスーツGreen リペイントver. ボディ N 30 110 0 922 100 0 0 23 0 0 0 44 0 10 24 0 50 0 -4 -88 9 ジェムの出す量軽減 敵に攻撃された際のジェムの出す量を少なくする神姫ハウス反映ボディサイズ反映 R SR UR バレンタインクラシックパフスリーブ アーム N 0 119 0 619 226 27 53 0 0 0 0 52 0 10 10 0 50 0 44 0 8 攻撃力アップ 攻撃力を上げる神姫ハウス反映 R SR UR バレンタインクラシックパフスリーブBlue リペイントver. アーム N 0 144 0 719 146 78 13 0 37 5 0 44 0 0 10 0 50 0 0 -44 8 攻撃力アップ 攻撃力を上げる神姫ハウス反映 R SR UR バレンタインクラシックパフスリーブGreen リペイントver. アーム N 30 109 0 619 246 7 13 23 0 0 0 44 0 10 28 0 50 0 0 -88 8 攻撃スピードアップ 攻撃時のスピードが上がる神姫ハウス反映 R SR UR バレンタインクラシックシューズ レッグ N 0 41 211 619 147 20 62 0 0 0 0 140 0 10 10 0 50 0 44 0 9 ア 私のチョコだけ受け取って!ダッシュブースト消費量減少 敵全員のダッシュスピード・ジャンプスピードダウンダッシュする際のブースト消費を減少させる神姫ハウス反映 R SR UR バレンタインクラシックシューズBlue リペイントver. レッグ N 0 66 211 719 67 71 22 0 32 5 0 105 0 0 10 0 50 0 0 -44 9 ア お返しは私だけ!ダッシュブースト消費量減少 対象のダッシュスピード・ジャンプスピードダウンダッシュする際のブースト消費を減少させる神姫ハウス反映 R SR UR バレンタインクラシックシューズGreen リペイントver. レッグ N 30 31 211 619 167 0 22 23 0 0 0 105 0 10 36 0 50 0 0 -88 9 ア お返しは私だけ!ダッシュブースト消費量減少 対象のダッシュスピード・ジャンプスピードダウンダッシュする際のブースト消費を減少させる神姫ハウス反映 R SR UR バレンタインクラシックスカート+バレンタインクラシックシューズ リア(レッグ) N 0 0 50 602 273 50 110 0 0 0 0 140 -5 20 20 0 100 0 88 0 18 ア 私のチョコだけ受け取って!ため時間減少 敵全員のダッシュスピード・ジャンプスピードダウンため時間を減少する神姫ハウス反映 R SR UR バレンタインクラシックスカート+バレンタインクラシックシューズ レッグ N 0 41 211 619 147 52 ダッシュブースト消費量減少 ダッシュする際のブースト消費を減少させるリアパーツ「バレンタインクラシックスカート+バレンタインクラシックシューズ」装備時自動装備 R SR UR バレンタインクラシックスカート+バレンタインクラシックシューズBlue リペイントver. リア(レッグ) N 0 25 50 702 193 140 30 0 59 10 0 132 -5 0 20 0 100 0 0 -88 18 ア お返しは私だけ!!ブーストアップ 対象のダッシュスピード・ジャンプスピードダウンブースト時の移動スピードアップ神姫ハウス反映 R SR UR バレンタインクラシックスカート+バレンタインクラシックシューズBlue リペイントver. レッグ N 0 66 211 719 67 44 スピードアップ 移動する時のスピードアップリアパーツ「バレンタインクラシックスカート+バレンタインクラシックシューズBlue リペイントver.」装備時自動装備 R SR UR バレンタインクラシックスカート+バレンタインクラシックシューズGreen リペイントver. リア(レッグ) N 30 -10 50 602 293 11 31 46 0 0 0 132 -5 20 42 0 100 0 0 -176 18 ア お返しは私だけ!全能力アップ 対象のダッシュスピード・ジャンプスピードダウン全ステータスがアップする神姫ハウス反映 R SR UR バレンタインクラシックスカート+バレンタインクラシックシューズGreen リペイントver. レッグ N 30 31 211 619 167 44 ブースト最大値アップ ブーストゲージの最大値を上げるリアパーツ「バレンタインクラシックスカート+バレンタインクラシックシューズGreen リペイントver.」装備時自動装備 R SR UR 2023ビター、スイートパンク 特徴:これまでにない要素としてビターは撃破時に、スイートは攻撃時にジェムが自動で回収される。 そのため、これまでの3色装備と比較すると各々の長所がやや控えめになっている。 ピンク相当のビターでもジェム攻防が下がるので、神姫や武器のジェム攻防を意識した方が良い。 武装 部位 レア度 攻 防 ス 体 ブ 展開 CHA CR C抵 回復 跳速 走速 走費 跳費 飛費 防費 近接 射撃 ♦攻 ♦防 状耐 パッシブスキル 備考 ビターパンクハートヘア(オリジナル) ヘッド N 0 72 0 357 70 9 55 0 0 0 0 52 0 0 10 -1 50 0 -11 -11 9 ため時間減少 ため時間を減少する神姫ハウス反映撃破♦自動回収40 R SR UR スイートパンクハートヘアBlue ver. ヘッド N 0 97 -12 457 70 60 43 0 0 0 0 52 2 2 2 2 0 0 -11 -11 0 ため威力増加 ため攻撃の威力を上げる神姫ハウス反映攻撃♦自動回収20 R SR UR スイートパンクハートヘアGreen ver. ヘッド N 25 60 0 357 170 9 65 0 0 0 0 52 2 2 2 2 0 0 -11 -11 0 ため威力増加 ため攻撃の威力を上げる神姫ハウス反映攻撃♦自動回収20 R SR UR ビターパンクスーツ ボディ N 0 120 0 922 0 0 0 0 0 0 0 52 0 0 10 -1 50 0 -11 -11 9 体力最大値アップ 体力の最大値を上げる神姫ハウス反映ボディサイズ反映神姫の名前反映撃破♦自動回収40 R SR UR スイートパンクスーツBlue ver. ボディ N 0 145 -12 1022 0 71 -11 0 0 0 0 52 2 2 2 2 0 0 -11 -11 0 ブースト最大値アップ ブーストゲージの最大値を上げる神姫ハウス反映ボディサイズ反映神姫の名前反映攻撃♦自動回収20 R SR UR スイートパンクスーツGreen ver. ボディ N 25 105 0 922 100 0 11 0 0 0 0 52 2 2 2 2 0 0 -11 -11 0 防御力アップ 防御力を上げる神姫ハウス反映ボディサイズ反映神姫の名前反映攻撃♦自動回収20 R SR UR ビターパンクアーム アーム N 0 119 0 619 146 7 13 0 0 0 0 52 0 0 10 -1 50 0 -11 -11 8 攻撃力アップ 攻撃力を上げる神姫ハウス反映撃破♦自動回収40 R SR UR スイートパンクアームBlue ver. アーム N 0 144 -12 719 146 78 0 0 0 0 0 52 2 2 2 2 0 0 -11 -11 0 クリティカル発生アップ クリティカルが出る確率が上がる神姫ハウス反映攻撃♦自動回収20 R SR UR スイートパンクアームGreen ver. アーム N 25 107 0 619 246 7 23 0 0 0 0 52 2 2 2 2 0 0 -11 -11 0 攻撃スピードアップ 攻撃時のスピードが上がる神姫ハウス反映攻撃♦自動回収20 R SR UR ビターパンクレッグ レッグ N 0 41 211 619 67 0 22 0 0 0 0 140 0 0 10 -1 50 0 -11 -11 9 ア 私のチョコだけ受け取って!ダッシュブースト消費量減少 敵全員のダッシュスピード・ジャンプスピードダウンダッシュする際のブースト消費を減少させる神姫ハウス反映撃破♦自動回収40 R SR UR スイートパンクレッグBlue ver. レッグ N 0 66 199 719 67 71 10 0 0 0 0 140 2 2 2 2 0 0 -11 -11 0 ア お返しは私だけ!ブーストアップ 対象のダッシュスピード・ジャンプスピードダウンブースト時の移動スピードアップ神姫ハウス反映攻撃♦自動回収20 R SR UR スイートパンクレッグGreen ver. レッグ N 25 29 211 619 167 0 32 0 0 0 0 140 2 2 2 2 0 0 -11 -11 0 ア お返しは私だけ!ダッシュブースト消費量減少 対象のダッシュスピード・ジャンプスピードダウンダッシュする際のブースト消費を減少させる神姫ハウス反映攻撃♦自動回収20 R SR UR ビターパンクスカート リア N 0 0 50 602 193 0 0 0 0 0 0 140 5 0 10 -1 50 0 -11 -11 9 ア 私のチョコだけ受け取って!ため時間減少 敵全員のダッシュスピード・ジャンプスピードダウンため時間を減少する神姫ハウス反映撃破♦自動回収40 R SR UR スイートパンクスカートBlue ver. リア N 0 25 38 702 193 70 -11 0 0 0 0 140 7 2 2 2 0 0 -11 -11 0 ア お返しは私だけ!ジャンプスピードアップ 対象のダッシュスピード・ジャンプスピードダウンジャンプするスピードを上げる神姫ハウス反映攻撃♦自動回収20 R SR UR スイートパンクスカートGreen ver. リア N 25 -12 50 602 293 0 11 0 0 0 0 140 7 2 2 2 0 0 -11 -11 0 ア お返しは私だけ!ため時間減少 対象のダッシュスピード・ジャンプスピードダウンため時間を減少する神姫ハウス反映攻撃♦自動回収20 R SR UR + 桜 特徴 表面的にはブースト量が多く防御力が低いといった所。 だが、この装備の強みは恵まれたマスクステータス達。類を見ないジェム防御が最大の長所。 単純な戦闘力は低いので何かしらの構成のフォローか、固めてしまって立ち回りで勝負する装備。 武装 部位 レア度 攻 防 ス 体 ブ 展開 CHA CR C抵 回復 跳速 走速 走費 跳費 飛費 防費 近接 射撃 ♦攻 ♦防 状耐 パッシブスキル 備考 桜ブルームリボン ヘッド N 0 72 5 362 170 33 76 46 32 0 88 61 0 0 5 0 0 0 40 176 9 全能力アップ 全ステータスがアップする神姫ハウス反映 R SR UR 10 10 桜ブルームドレス ボディ N 0 120 5 927 100 21 20 46 32 10 88 61 10 0 5 0 0 0 40 176 9 体力最大値アップ 体力の最大値を上げる神姫ハウス反映ボディサイズ反映 R SR UR 桜ブルームスリーブ アーム N 0 119 5 624 246 27 33 46 37 10 88 61 10 0 5 0 0 0 40 176 8 ため威力増加 ため攻撃の威力を上げる神姫ハウス反映 R SR UR 桜ブルームシューズ レッグ N 0 41 216 624 167 20 40 46 32 10 88 61 10 0 5 0 0 0 40 176 9 ブースト最大値アップ ブーストゲージの最大値を上げる神姫ハウス反映 R SR UR 105 桜ブルームスカート リア N 0 0 55 607 293 30 30 46 32 10 88 149 15 0 5 0 0 0 40 176 9 防御力アップ 防御力を上げる神姫ハウス反映 R SR UR + イースター 特徴 どれもDEX,CHHA,ダッシュ速度に優れている。ピンク、ブルーは三色装備の認識でOK。 通常スーツのセットである耳と靴はダッシュ、飛行消費が下がるので逃げるのに優秀 ピンク、ブルーに高い近接耐性があるので、復活祭もありガンガン殴りに行ける。 武装 部位 レア度 攻 防 ス 体 ブ 展開 CHA CR C抵 回復 跳速 走速 走費 跳費 飛費 防費 近接 射撃 ♦攻 ♦防 状耐 パッシブスキル 備考 うさみみ ヘッド N 5 74 2 357 70 50 93 0 0 0 264 88 -5 0 -25 60 -50 0 40 0 -4 ア ホーミングエッグ射程増加 追尾性能、射撃弾速を上げる攻撃距離が伸びる神姫ハウス反映 R 4 SR 3 UR イースタースーツ ボディ(アーム リア) N 5 122 2 922 0 127 132 0 0 10 792 88 -20 0 -75 180 -150 0 121 0 0 体力最大値アップ 体力の最大値を上げるアーム・リア一体型神姫ハウス反映 R 4 528 70 -60 150 SR 3 616 52 -45 120 UR 2 352 44 -30 90 イースタースーツ アーム N 5 121 2 619 146 88 ため威力増加 タメ攻撃の威力を上げるボディパーツ「イースタースーツ」装備時自動装備神姫ハウス反映 R 4 70 SR 3 52 UR 2 44 イースタースーツ リア N 5 2 52 602 193 158 ジャンプスピードアップ ジャンプするスピードを上げるボディパーツ「イースタースーツ」装備時自動装備神姫ハウス反映 R 4 3 149 SR 3 4 140 UR 2 5 132 イースタースーツ Pink.ver ボディ(アーム リア) N 0 120 0 922 80 28 94 0 0 0 0 52 2 30 30 0 150 0 -136 77 27 ア 復活祭☆ジェムの出す量軽減 攻撃・撃破時にジェムを自動回収敵に攻撃された際にジェムの出す量を少なくするアーム・リア一体型神姫ハウス反映 R SR UR イースタースーツ Pink.ver アーム N 0 119 0 619 186 140 ため威力増加 タメ攻撃の威力を上げるボディパーツ「イースタースーツ Pink.ver」装備時自動装備神姫ハウス反映 R SR UR イースタースーツ Pink.ver リア N 0 0 50 602 238 140 全能力アップ 全ステータスがアップするボディパーツ「イースタースーツ Pink.ver」装備時自動装備神姫ハウス反映 R SR UR イースタースーツ Blue.ver ボディ(アーム リア) N 0 145 0 1022 0 220 13 0 0 15 0 52 2 0 30 30 150 0 -263 -132 27 ア 復活祭☆追加ダメージ軽減 攻撃・撃破時にジェムを自動回収敵からの追加ダメージを軽減するアーム・リア一体型神姫ハウス反映 R SR UR イースタースーツ Blue.ver アーム N 0 144 0 719 146 140 ホーミング性能アップ 射撃時の弾のホーミング性能が上がるボディパーツ「イースタースーツ Blue.ver」装備時自動装備神姫ハウス反映 R SR UR イースタースーツ Blue.ver リア N 0 25 50 702 193 140 全能力アップ 全ステータスがアップするボディパーツ「イースタースーツ Blue.ver」装備時自動装備神姫ハウス反映 R SR UR イースターブーツ レッグ N 5 43 213 619 67 41 60 0 0 0 176 88 -5 60 -25 0 -50 0 40 0 -4 ダッシュブースト消費量減少 ダッシュする際のブースト消費を減少する神姫ハウス反映 R SR UR イースターブーツ Pink.ver レッグ N 0 41 211 619 107 0 40 0 0 0 0 52 -1 10 10 0 50 0 70 44 9 ダッシュブースト消費量減少 ダッシュする際のブースト消費を減少する神姫ハウス反映 R SR UR イースターブーツ Blue.ver レッグ N 52 ブーストアップ ブースト時の移動スピードアップ神姫ハウス反映 R 0 73 235 840 119 71 43 0 0 5 0 -1 0 10 10 40 0 0 -44 9 SR UR + 水着 特徴 水着第1弾。CHAが多く貰え攻撃力もクリティカルも高い。 しかし、後の6水着も含め眩しい柔肌を晒すからか防御消費がとにかく悪い。 白黒ビキニは遠近耐性が互い違いだがジェム防御がかなり悪いので被弾に要注意。 武装 部位 レア度 攻 防 ス 体 ブ 展開 CHA CR C抵 回復 跳速 走速 走費 跳費 飛費 防費 近接 射撃 ♦攻 ♦防 状耐 パッシブスキル 備考 グリム・アロエの水着(オリジナル) ボディ(リア) N 15 105 5 1072 0 11 100 46 49 35 0 88 -20 0 0 100 100 0 0 -176 0 攻撃力アップ 攻撃力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映ボディサイズ反映(オリジナルは固定) R SR UR グリム・アロエの水着(オリジナル) リア N 15 -15 55 752 193 132 ため時間減少 ため時間を減少するボディパーツ「グリム・アロエの水着」装備時自動装備 R 15 -15 65 1005 245 SR 15 -15 75 1229 299 UR 15 -15 85 1454 362 悪魔の黒ビキニ ボディ(リア) N 25 95 5 922 50 10 100 46 0 35 0 88 -20 0 0 100 100 -100 0 -176 36 ブースト最大値アップ ブーストゲージの最大値を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映ボディサイズ反映 R 25 111 5 1086 50 SR 25 114 5 1240 50 UR 25 137 5 1573 50 0 0 悪魔の黒ビキニ リア N 25 -25 55 602 243 132 ダッシュブースト消費量減少 ダッシュする際のブースト消費を減少するボディパーツ「悪魔の黒ビキニ」装備時自動装備 R 25 -25 65 855 295 SR 25 -25 75 1079 344 UR 25 -25 85 1304 412 天使の白ビキニ ボディ(リア) N 25 95 5 922 50 10 100 46 0 35 0 88 -20 0 0 100 -100 100 0 -176 36 防御力アップ 防御力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映ボディサイズ反映 R 25 111 5 1086 50 SR 25 114 5 1240 50 UR 25 137 5 1573 50 天使の白ビキニ リア N 25 -25 55 602 243 132 体力最大値アップ 体力の最大値を上げるボディパーツ「天使の白ビキニ」装備時自動装備 R 25 -25 65 855 295 SR 25 -25 75 1079 344 UR 25 -25 85 1304 412 ネイキッドアーム[A]([B]) アーム N 10 129 10 629 146 7 12 46 37 15 0 44 0 0 0 50 0 0 0 0 0 攻撃スピードアップ 攻撃時のスピードが上がる神姫ハウス反映(Bは肌が日焼け) R 10 155 10 750 203 R 10 159 10 922 252 R 10 175 10 1187 325 ネイキッドレッグ[A]([B]) レッグ N 10 51 221 629 67 0 20 46 32 15 0 44 0 0 0 50 0 0 0 0 0 スピードアップ 移動する際のスピードアップ神姫ハウス反映(Bは肌が日焼け) R 10 58 245 750 119 R 10 63 263 922 169 R 10 75 308 1187 225 私の水着も見て! 夏の神姫水着祭 特徴 水着第2弾。個性が異なり、神姫のメインカラーや髪の色で水着の色が変化する。 攻撃寄りのスポーティ・防御寄りのキューティ・バランスの良いワンピースといった所。 ブースト回復が共通して高めで防御以外の消費はほぼ変わらないので身軽に走れる。 武装 部位 レア度 攻 防 ス 体 ブ 展開 CHA CR C抵 回復 跳速 走速 走費 跳費 飛費 防費 近接 射撃 ♦攻 ♦防 状耐 パッシブスキル 備考 スポーティビキニ ボディ(リア) N 30 85 5 922 30 -60 10 46 0 35 0 88 -10 0 0 100 200 0 0 -176 0 ア とんとんアタック攻撃力アップ 壁を突き抜けるボールで攻撃攻撃力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映ボディサイズ反映着せた神姫の純正装備のカラーに依存 R 30 101 5 1086 30 SR 30 104 5 1240 30 UR 30 127 5 1573 30 スポーティビキニ リア N 30 -35 55 602 223 132 ため時間減少 ため時間を減少するボディパーツ「スポーティビキニ」装備時自動装備 R 30 -35 65 855 275 SR 30 -35 75 1079 324 UR 30 -35 85 1304 392 キューティフリルビキニ ボディ(リア) N 0 155 5 1022 0 100 -60 46 59 35 0 88 0 0 0 100 0 200 0 -176 36 ア ラブミー!とんとんアタックブースト最大値アップ 壁を突き抜けるゆっくり追尾する攻撃ブーストゲージの最大値を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映ボディサイズ反映着せた神姫の純正装備のカラーに依存 R 0 161 5 1186 0 SR 0 164 5 1340 0 UR 0 187 5 1673 0 キューティフリルビキニ リア N 0 35 55 702 193 132 ダッシュブースト消費量減少 ダッシュする際のブースト消費を減少するボディパーツ「キューティフリルビキニ」装備時自動装備 R 0 35 65 955 245 SR 0 35 75 1179 294 UR 0 35 85 1404 362 セクシークロスワンピース ボディ(リア) N 20 140 5 1072 100 10 140 46 59 35 0 88 -10 0 0 200 0 0 0 0 53 ア パワフル!とんとんアタック攻撃力アップ 壁を突き抜けない代わりにより強い攻撃攻撃力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映ボディサイズ反映着せた神姫の純正装備のカラーに依存 R 20 146 5 1236 100 SR 20 149 5 1390 100 UR 20 172 5 1723 100 セクシークロスワンピース リア N 20 20 55 752 293 132 ため時間減少 ため時間を減少するボディパーツ「セクシークロスワンピース」装備時自動装備 R 20 20 65 1005 345 SR 20 20 75 1229 394 UR 20 20 85 1454 462 スポーティストライプビキニ ボディ(リア) N 20 85 5 922 50 -60 10 46 0 35 0 88 -10 0 0 100 200 0 0 -176 36 ア とんとんアタック防御力アップ 壁を突き抜けるボールで攻撃防御力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映ボディサイズ反映髪の色に依存 R 20 101 5 1086 50 SR 20 104 5 1240 50 UR 20 127 5 1573 50 スポーティストライプビキニ リア N 20 -35 55 602 243 132 体力最大値アップ 体力の最大値を上げるボディパーツ「スポーティストライプビキニ」装備時自動装備 R 20 -35 65 855 295 SR 20 -35 75 1079 344 UR 20 -35 85 1304 412 キューティドットフリルビキニ ボディ(リア) N 0 155 5 1002 0 100 -60 46 59 35 0 88 -10 0 0 100 0 200 0 -176 0 ア ラブミー!とんとんアタック攻撃力アップ 壁を突き抜けるゆっくり追尾する攻撃攻撃力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映ボディサイズ反映髪の色に依存 R 0 161 5 1166 0 SR 0 164 5 1320 0 UR 0 187 5 1653 0 キューティドットフリルビキニ リア N 0 35 55 682 193 132 ため時間減少 ため時間を減少するボディパーツ「キューティドットフリルビキニ」装備時自動装備 R 0 35 65 935 245 SR 0 35 75 1159 294 UR 0 35 85 1381 362 プリティフリルワンピース ボディ(リア) N 15 135 5 937 15 30 30 46 32 35 0 88 -10 0 0 100 -100 100 26 26 36 ア 3連!とんとんアタック防御力アップ 壁は突き抜けない代わりに3回連続攻撃防御力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映ボディサイズ反映髪の色に依存 R 15 141 5 1111 15 SR 15 144 5 1255 15 UR 15 167 5 1588 15 プリティフリルワンピース リア N 15 15 55 617 208 132 体力最大値アップ 体力の最大値を上げるボディパーツ「プリティフリルワンピース」装備時自動装備 R 20 15 65 870 260 SR 20 15 75 1094 309 UR 20 15 85 1319 377 渚の水着アーマー 特徴 TVアニメ版「武装神姫」の主役神姫4人の水着。 アンは少し鈍足だが最もバランスがとれている。ヒナはとことん攻撃特化な性能。 レーネ・アイネスは対象的で攻防差やDEX・CHA・ブースト消費悪化に要注意。 ※現在再入手不可能 武装 部位 レア度 攻 防 ス 体 ブ 展開 CHA CR C抵 回復 跳速 走速 走費 跳費 飛費 防費 近接 射撃 ♦攻 ♦防 状耐 パッシブスキル 備考 アンの水着 ボディ(リア) N 15 130 -15 932 65 10 140 0 81 5 0 88 -6 -6 0 16 0 0 -176 -176 0 体力最大値アップ 体力の最大値を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映 R 15 146 -15 1096 65 SR 15 149 -15 1250 65 UR 15 172 -15 1583 65 アンの水着 リア N 15 10 35 612 258 132 ため時間減少 ため時間を減少するボディパーツ「アンの水着」装備時自動装備 R 15 - - - - SR 15 - - - - UR 15 - - - - ヒナの水着 ボディ(リア) N 55 55 0 857 -20 0 88 攻撃力アップ 攻撃力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映 R 55 71 0 1021 -20 16 -100 86 0 5 6 16 16 60 -200 0 -176 -176 0 SR 55 74 0 1175 -20 UR 55 97 0 1508 -20 ヒナの水着 リア N 65 -65 50 537 173 132 ため威力増加 タメ攻撃の威力を上げるボディパーツ「ヒナの水着」装備時自動装備 R 65 -65 60 790 225 SR 65 -65 70 1014 274 UR 65 -65 80 1229 342 ○○の水着 ボディ(リア) N 55 55 0 857 -20 10 -100 122 0 5 0 88 6 16 16 60 0 -200 -176 -176 0 防御力アップ 防御力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映ボディサイズ反映神姫のニックネーム反映 R 55 71 0 1021 -20 SR 55 74 0 1175 -20 UR 55 97 0 1508 -20 ○○の水着 リア N 65 -65 50 537 173 132 ため時間減少 ため時間を減少するボディパーツ「○○の水着」装備時自動装備 R 65 -65 60 790 225 SR 65 -65 70 1014 274 UR 65 -65 80 1229 342 レーネの水着 ボディ(リア) N 30 135 0 922 30 60 140 0 0 15 0 88 -10 10 0 10 0 0 -176 -176 0 防御力アップ 防御力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映 R 25 166 0 1086 25 25 20 20 SR 20 169 0 1240 20 35 30 30 UR 15 192 0 1573 15 45 40 40 レーネの水着 リア N 30 15 50 602 223 132 ダッシュブースト消費量減少 ダッシュする際のブースト消費を減少するボディパーツ「レーネの水着」装備時自動装備 R 25 20 60 855 270 SR 20 25 70 1079 314 UR 15 30 80 1304 377 アイネスの水着 ボディ(リア) N 15 155 0 922 0 140 60 0 0 15 0 88 0 0 0 0 0 0 -176 -176 0 攻撃力アップ 攻撃力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映 R 20 155 0 1086 0 25 10 SR 25 155 0 1240 0 35 20 UR 30 155 0 1573 0 45 30 アイネスの水着 リア N 15 30 50 602 193 132 ため時間減少 ため時間を減少するボディパーツ「アイネスの水着」装備時自動装備神姫ハウス反映 R 20 25 60 855 245 SR 25 20 70 1079 294 UR 30 15 80 1304 362 サマーミラージュ 特徴 サマーミラージュの水着。コストによって性能が上下しやすい。 これまでと異なりビキニはボディ単品なのでリアの融通が利く。更にどれもジェム攻防が変化しない。 青のボディ・レッグのダッシュ速度がまさかの0。同じ感覚で持たせると鈍臭さに驚くかも。 武装 部位 レア度 攻 防 ス 体 ブ 展開 CHA CR C抵 回復 跳速 走速 走費 跳費 飛費 防費 近接 射撃 ♦攻 ♦防 状耐 パッシブスキル 備考 日焼けビキニ Pink ver. ボディ N 0 130 0 992 0 16 30 46 0 0 0 44 0 15 0 15 0 0 0 0 0 攻撃力アップ 攻撃力を上げる神姫ハウス反映ボディサイズ反映ボディ以外の肌が日焼け R 20 SR 25 UR 30 日焼けビキニ Blue ver. ボディ N 0 140 5 1022 0 71 0 0 32 0 0 0 0 15 15 0 0 0 0 0 0 攻撃スピードアップ 攻撃時のスピードが上がる神姫ハウス反映ボディサイズ反映ボディ以外の肌が日焼け R 20 SR 25 UR 30 日焼けビキニ Green ver. ボディ N 35 120 0 922 50 -30 10 0 0 0 0 44 0 0 15 15 0 0 0 0 0 ため時間減少 ため時間を減少する神姫ハウス反映ボディサイズ反映ボディ以外の肌が日焼け R 40 0 50 20 SR 45 0 50 25 UR 50 0 50 30 フィン Pink ver. レッグ N 0 51 211 689 67 15 50 46 0 5 0 44 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ブーストアップ ブースト時の移動スピードアップ神姫ハウス反映 R SR UR フィン Blue ver. レッグ N 0 61 216 719 67 71 20 0 32 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ブースト最大値アップ ブーストゲージの最大値を上げる神姫ハウス反映 R SR UR フィン Green ver. レッグ N 50 41 211 619 167 0 30 0 0 5 0 44 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ダッシュブースト消費量減少 ダッシュする際のブースト消費を減少させる神姫ハウス反映 R 45 SR 40 UR 35 浮き輪 Pink ver. リア N 0 10 50 672 193 25 40 0 0 5 0 149 5 0 0 0 0 0 0 0 0 スピードアップ 移動する時のスピードアップ神姫ハウス反映 R SR UR 浮き輪 Blue ver. リア N 0 20 55 702 193 80 10 0 0 5 0 149 5 0 0 0 0 0 0 0 0 防御力アップ 防御力を上げる神姫ハウス反映 R SR UR 浮き輪 Green ver. リア N 50 0 50 602 293 10 20 0 0 5 0 149 5 0 0 0 0 0 0 0 0 遠距離攻撃追加ダメージアップ コンボの追加ダメージ増加神姫ハウス反映 R 45 SR 40 UR 35 + クリスマス 2021赤、青サンタ 特徴 最初のイベント装備。後に青色が追加されたサンタさん 赤はDEX,CHA,クリティカルが多い。青はCHAを重視しており気持ち火力も上がる。 両色ともに防御は低いがブースト回復もついておりマスクの方向で優秀な装備。 武装 部位 レア度 攻 防 ス 体 ブ 展開 CHA CR C抵 回復 跳速 走速 走費 跳費 飛費 防費 近接 射撃 ♦攻 ♦防 状耐 パッシブスキル 備考 サンタの帽子 ヘッド N 0 72 0 387 70 63 87 46 0 10 0 44 0 0 0 0 0 0 0 0 5 全能力アップ 全ステータスがアップする神姫ハウス反映 R 0 86 0 569 122 SR 0 90 0 735 171 UR 0 110 0 904 230 サンタの青い帽子 ヘッド N 5 72 0 357 100 9 115 23 0 10 0 44 0 0 0 0 0 0 0 -4 5 ため時間減少 ため時間を減少する神姫ハウス反映 R SR UR サンタの髭 ヘッド N 10 82 0 357 100 12 118 23 0 10 0 44 0 0 0 0 0 0 -27 -26 5 全能力アップ 全ステータスがアップする神姫ハウス反映 R SR UR サンタの青い帽子+髭 ヘッド N 15 87 0 357 100 12 118 23 0 10 0 44 0 0 0 0 0 0 -27 -26 5 全能力アップ 全ステータスがアップする神姫ハウス反映 R SR UR サンタの洋服 ボディ N 0 120 0 952 0 51 31 46 0 10 0 44 0 0 0 0 0 0 -4 0 5 ジェムの出す量軽減 敵に攻撃された際にジェムの出す量を少なくする神姫ハウス反映 R 0 136 0 1116 0 SR 0 139 0 1270 0 UR 0 162 0 1603 0 サンタの青い洋服 ボディ N 5 120 0 922 30 0 61 23 0 10 0 44 0 0 0 0 0 0 0 -4 5 体力最大値アップ 体力の最大値を上げる神姫ハウス反映 R SR UR サンタの袖 アーム N 0 119 0 649 146 57 43 46 0 10 0 44 0 0 0 0 0 0 0 0 4 クリティカル発生アップ クリティカルが出る確率が上がる神姫ハウス反映 R 0 135 0 770 203 SR 0 139 0 942 252 UR 0 165 0 1207 325 サンタの青い袖 アーム N 5 119 0 619 176 7 74 23 0 10 0 44 0 0 0 0 0 0 0 -4 4 ため威力増加 ため攻撃の威力を上げる神姫ハウス反映 R SR UR サンタの靴 レッグ N 0 41 211 649 67 50 52 46 0 10 0 44 0 0 0 0 0 0 0 0 5 ブーストアップ ブースト時の移動スピードアップ神姫ハウス反映 R 0 48 235 770 119 SR 0 53 253 942 169 UR 0 65 298 1207 225 サンタの青い靴 レッグ N 5 41 211 619 97 0 82 23 0 10 0 44 0 0 0 0 0 0 0 -4 5 ダッシュブースト消費量減少 ダッシュする際のブースト消費を減少させる神姫ハウス反映 R SR UR サンタのスカート リア N 0 0 50 632 192 50 31 46 0 15 0 132 -10 0 0 0 0 0 0 0 0 ジャンプスピードアップ ジャンプするスピードを上げる神姫ハウス反映 R 0 0 60 885 245 SR 0 0 70 1109 294 UR 0 0 80 1334 362 サンタの青いスカート リア N 5 0 50 602 223 10 61 23 0 15 0 132 -10 0 0 0 0 0 0 -4 0 ブースト最大値アップ ブーストゲージの最大値を上げる神姫ハウス反映 R SR UR 2022トナカイサンタ 特徴 Greenは3色装備ではなく2通りの装備と思っておくこと。 どちらの服も飛行装備としては非常に速いブースト速度を持っているが ダッシュ、飛行消費が付くため、せっかくの速さが生かしきれないことも。 武装 部位 レア度 攻 防 ス 体 ブ 展開 CHA CR C抵 回復 跳速 走速 走費 跳費 飛費 防費 近接 射撃 ♦攻 ♦防 状耐 パッシブスキル 備考 トナカイ帽子 White.ver ヘッド N 0 112 15 357 70 4 45 23 0 20 88 44 18 0 5 30 0 0 0 -44 9 射程増加 射程距離が伸びる神姫ハウス反映 R SR UR トナカイ帽子・オリジナル White.ver ヘッド N 0 142 15 357 70 -11 34 23 0 20 88 44 18 0 5 30 0 0 0 -44 9 射程増加 射程距離が伸びる神姫ハウス反映 R SR UR トナカイ帽子 Green.ver ヘッド N 10 62 15 357 70 4 45 0 17 20 88 44 18 0 5 30 0 0 -44 0 9 射程増加 射程距離が伸びる神姫ハウス反映 R 20 SR 30 UR 40 トナカイ帽子・オリジナル Green.ver ヘッド N 40 32 15 357 70 -11 34 0 17 20 88 44 18 0 5 30 0 0 -44 0 9 射程増加 射程距離が伸びる神姫ハウス反映 R 30 SR 20 UR 10 トナカイスカート White.ver ボディ(アーム レッグ 飛行リア) N 0 110 15 922 0 -13 32 86 0 80 352 132 77 0 8 120 0 0 -176 -176 35 体力最大値アップ 体力の最大値を上げるアーム・レッグ・リアパーツ一体型ボディサイズ反映神姫ハウス反映 R 0 140 SR 0 149 UR 0 158 トナカイスカート White.ver アーム N 0 109 15 619 146 132 攻撃力アップ 攻撃力を上げるボディパーツ「トナカイスカート White.ver」装備時自動装備 R 0 140 SR 0 149 UR 0 158 トナカイスカート White.ver レッグ N 0 31 226 619 67 132 ブーストアップ ブースト時の移動スピードアップボディパーツ「トナカイスカート White.ver」装備時自動装備 R 0 140 SR 0 149 UR 0 158 トナカイスカート White.ver 飛行リア N 0 -10 65 602 193 132 ブースト最大値アップ ブーストゲージの最大値を上げるボディパーツ「トナカイスカート White.ver」装備時自動装備 R 0 140 SR 0 149 UR 0 158 トナカイスカート Green.ver ボディ(アーム レッグ 飛行リア) N -10 135 0 937 -5 -13 32 0 69 80 352 132 77 0 8 120 0 0 -176 0 35 体力最大値アップ 体力の最大値を上げるアーム・レッグ・リアパーツ一体型ボディサイズ反映神姫ハウス反映 R -15 140 SR -20 149 UR -25 158 トナカイスカート Green.ver アーム N -10 134 0 634 141 132 攻撃力アップ 攻撃力を上げるボディパーツ「トナカイスカート Green.ver」装備時自動装備 R -15 140 SR -20 149 UR -25 158 トナカイスカート Green.ver レッグ N -10 56 211 634 62 132 ブーストアップ ブースト時の移動スピードアップボディパーツ「トナカイスカート Green.ver」装備時自動装備 R -15 140 SR -20 149 UR -25 158 トナカイスカート Green.ver 飛行リア N -10 15 50 617 188 132 ブースト最大値アップ ブーストゲージの最大値を上げるボディパーツ「トナカイスカート Green.ver」装備時自動装備 R -15 140 SR -20 149 UR -25 158 2023クリスマスエンゼル 特徴 初代サンタのリスペクトか白はDEX,CHA,クリティカルが良く、黒はCHA重視。 どちらの服一式に攻撃力が少し付いている。 素敵なドレスだけど、羽単品の方が高いダッシュスピード持っておりそちらの方が優先されがち。 武装 部位 レア度 攻 防 ス 体 ブ 展開 CHA CR C抵 回復 跳速 走速 走費 跳費 飛費 防費 近接 射撃 ♦攻 ♦防 状耐 パッシブスキル 備考 エンゼルカチューシャ White ver. ヘッド N 15 72 0 387 70 63 87 46 0 5 0 44 0 0 0 0 0 0 0 0 5 全能力アップ 全ステータスがアップする神姫ハウス反映 R SR UR エンゼルカチューシャ Black ver. ヘッド N 15 72 0 357 100 12 118 23 0 10 0 44 0 0 0 0 0 0 0 -4 0 全能力アップ 全ステータスがアップする神姫ハウス反映 R SR UR エンゼルドレス White ver. ボディ(アーム 飛行リア) N 5 120 0 952 0 107 73 122 37 28 0 44 4 0 0 50 0 0 0 0 8 体力最大値アップ 体力の最大値を上げるアーム・リア一体型ボディサイズ反映神姫ハウス反映 R SR UR ネイキッドアーム[Innocent] アーム N 12 131 12 631 146 44 ダッシュブースト消費量減少 ダッシュする際のブースト消費を減少させるボディパーツ「エンゼルドレス White ver.」装備時自動装備 R SR UR エンゼルドレス White ver. 飛行リア N 5 0 50 632 193 44 ため威力増加 ため攻撃の威力を上げるボディパーツ「エンゼルドレス White ver.」装備時自動装備 R SR UR エンゼルドレス Black ver. ボディ(アーム 飛行リア) N 5 120 0 922 30 7 133 86 37 38 0 44 5 0 0 50 0 0 -4 -9 0 ジェムの出す量軽減 敵に攻撃された際のジェムの出す量を少なくするアーム・リア一体型ボディサイズ反映神姫ハウス反映 R SR UR ネイキッドアーム[Pure] アーム N 12 131 12 631 146 44 ブーストアップ ブースト時の移動スピードアップボディパーツ「エンゼルドレス Black ver.」装備時自動装備 R SR UR エンゼルドレス Black ver. 飛行リア N 5 0 50 602 223 44 クリティカル発生アップ クリティカルが出る確率が上がるボディパーツ「エンゼルドレス Black ver.」装備時自動装備 R SR UR エンゼルシューズ White ver. レッグ N 5 41 211 649 67 50 52 46 0 5 0 44 0 0 0 0 0 0 0 0 5 ダッシュブースト消費量減少 ダッシュする際のブースト消費を減少させる神姫ハウス反映 R SR UR エンゼルシューズ Black ver. レッグ N 5 41 211 619 97 0 82 23 0 10 0 44 0 0 0 0 0 0 0 -4 0 ブーストアップ ブースト時の移動スピードアップ神姫ハウス反映 R SR UR 天使の羽 White ver. 飛行リア N 5 0 50 632 193 50 31 46 0 15 0 132 -10 0 0 0 0 0 0 0 0 ブースト最大値アップ ブーストゲージの最大値を上げる神姫ハウス反映 R SR UR 天使の羽 Black ver. 飛行リア N 5 0 50 602 223 0 61 23 0 15 0 132 -10 0 0 0 0 0 0 -4 0 ジャンプスピードアップ ジャンプするスピードを上げる神姫ハウス反映 R SR UR + その他 + リーグ報酬 特徴 1stシーズンにおいて特定リーグに到達した時貰える報酬。現在は一般解禁されている。 オマケ装備だが悪魔の羽は消費がかなり悪い。一方、ヘッドはDEX・CHA両方が中々の良装備。 武装 部位 レア度 攻 防 ス 体 ブ 展開 CHA CR C抵 回復 跳速 走速 走費 跳費 飛費 防費 近接 射撃 ♦攻 ♦防 状耐 パッシブスキル 備考 サングラス ヘッド N 0 77 5 357 75 60 53 23 17 0 0 44 0 0 5 0 0 0 0 0 5 ため時間減少 ため時間を減少する神姫ハウス反映 R 0 91 5 539 127 SR 0 95 5 705 176 UR 0 115 5 874 235 天使の輪 ヘッド N 10 82 3 407 120 40 58 0 0 0 0 44 0 0 10 10 0 0 0 -18 0 ブースト最大値アップ ブーストゲージの最大値を上げる神姫ハウス反映 R 10 96 3 589 172 SR 10 100 3 755 221 UR 10 120 3 924 280 ティアラ ヘッド N 5 77 5 362 75 18 61 23 17 5 0 44 0 0 0 0 0 0 0 -9 0 全能力アップ 全ステータスがアップする神姫ハウス反映 R 5 91 5 544 127 SR 5 95 5 710 176 UR 5 115 5 879 235 悪魔の羽 飛行リア N 15 0 50 602 243 0 0 0 0 5 88 44 20 15 0 5 0 0 0 -26 0 飛行ブースト消費量減少 飛行する際のブースト消費を抑える神姫ハウス反映 R 15 0 60 855 295 6 25 20 6 SR 15 0 70 1079 344 7 30 25 7 UR 15 0 80 1304 412 10 35 30 10 フェアリークイーン 飛行リア N 0 30 50 702 193 0 0 0 0 5 0 44 5 0 0 5 0 0 0 0 -8 ブースト最大値アップ ブーストゲージの最大値を上げる神姫ハウス反映 R 0 30 60 955 245 6 6 SR 0 30 70 1179 294 7 7 UR 0 30 80 1404 362 10 10